青と赤
大門:作

■ 18

そして、今度はそれぞれ別々で探し始めた。
目的も涼太ではなく、しおりを探すことになっていた。
祥子はとりあえず自分の部屋に向かい、ひとみが涼太の部屋に向かった。
そこでひとみは涼太のパソコンの画面に映し出されたしおりの姿を見た。
しおりが縛られて、さらには縄跳びがしおりの尾のようにしおりから伸びていたが、涼太の部屋にしおりの姿はなかった。
ひとみは先ほどの涼太を探すときとは違って、涼太の部屋を荒らすかのように必死で探した。
すると、クローゼットの中を確かめると、しおりが奥の方の床に転がっていた。
その姿を確認したときに、急にひとみの体が持ち上がった。声を出そうとした瞬間に口が塞がれてしまった。
ベッドに放り出されるようにされたひとみは仰向けのような感じになったが、すぐに涼太が上から乗っかってきて、
口をガムテープで塞がれた。
さらには手足をベッドのそれぞれの端に縛られてから、服をゆっくりと脱がされた。
ひとみは体を捩じらせて抵抗しようとしたが、それは返って涼太に服を脱がせやすくさせるだけだった。
下着ははさみで切られて、脱がされた。
そこにしおり同様に涼太の手で乱暴に愛撫され、バイブを差し込まれた。
それから涼太はデジカメを取り出して、ベッドの上に立ち、ひとみを何枚も撮り始めた。
ひとみは顔を隠そうと必死だったが、たまに涼太にバイブを足で押し込まれたりしていて、顔も完璧に映った写真が何枚も撮られてしまった。
涼太はひとみから離れるとパソコンへ向かい、ひとみにパソコンの画面を見せると、自分の陵辱されている姿が映し出されていた。
次に涼太が見せたのは、投稿画像板だった。
そこには何人もの女性の裸体が写っていた。
「ここに2人とも投稿してみようか?」と涼太がひとみに向かって言った。

涼太の部屋には内鍵が掛かっていた。
祥子はなんとなく怖くて、涼太の部屋を一番後回しにしたが、内鍵が掛かっているためドアが開かなかった。
外からドアを叩くようにしていたが、時折耳を澄ますと涼太の声だけが少しだけ聞こえていた。
涼太は何を言っているのかまでは分からなかったが、また必死にドアを叩いていた。
すると、ベッドの上のひとみの姿が確認できたが、しおりの姿は見当たらなかった。
祥子はひとみの姿を見て、動揺してしまった。
動揺と言うよりも混乱に近かった。
涼太は冷たい目を祥子に向けた。
余計に祥子は部屋の入り口で立ちすくんでしまった。
涼太はそれを見て、クローゼットからしおりを引きずり出すと、
「祥子の探し物はこれかな?」と言って、しおりを軽く蹴り上げた。
しおりは涎を垂らしながら、軽く悶絶した。
その姿を見て、祥子はさらに混乱してしまった。
先ほどまでの意気揚々の3人からは想像できなかった結末であった。
涼太は祥子を呼び寄せて、「咥えろ」と一言だけ言った。
祥子は2人を一度見てから、涼太の前に膝間づいて、涼太のモノを取り出してから、口に含んだ。
その目には少し涙が溢れていた。
しばらくしてから、涼太が「祥子は誰に俺のを入れて欲しい?しおりか?ひとみか?」と聞いてきた。
祥子は首を振って、小声で「自分に……」と答えた。
「いや、祥子は後だ。しおりか、ひとみか選べよ。」と冷たく言った。
祥子はまた2人を見た。ひとみは祥子に目で合図を送っているが、しおりはもう壊れていた。
涼太は祥子の頭を自分の股間に押し付けて、「そうかぁ。祥子もひとみもしおりを選んだかぁ」とにやけて言った。
そして、しおりの股間に刺さった縄跳びを引き抜くと、祥子を跳ね除けて、しおりの上に乗っかるような感じで行為を行った。
その様子を祥子もひとみも呆然と眺めていた。
涼太はしおりの耳元で「ひとみも祥子もしおりなら沢山やって良いって言ってるよ。」と言った。
祥子はその場でしゃがみこんで泣き出し、ひとみも繋がれたまま泣き出した。

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