淫辱通学
木暮香瑠:作

■ 地下室の淫辱2

 ついに雄一は、最後の一枚のパンツを脱いだ。鍛えぬかれた身体が日焼けして、黒く鈍い光を放っている。ボコボコと割れた腹筋の下の濛々と茂った草叢の中から、子供の腕ほどもある肉棒がそそり立っている。美少女拳士と呼ばれた高木有紗をこれから嬲れることに、期待と一緒に怒張を膨らませている。それを視界に捕らえた有紗の瞳が、大きく見開かれる。始めて見る男の象徴に、驚きが隠せない。
「いやっ、見せないで、そんなもの……」
 見る見る顔が朱に染まる。有紗は、顔を背け瞳を閉じた。脳裏には、今見た雄一の男根が映し出され消えない。始めてみた大人の男根が雄一のものだったことが悲劇だった。雄一の怒張は、人並みはずれた大きさと太さを誇っていた。有紗には、まるでビール瓶が股間から生えているように思えた。
「よく見るんだ! お前をこれから女にしてくれる大切なものだからな」
 雄一は有紗の顎を掴み、顔を黒く光り輝く怒張に向けさせる。
「いやっ!見たくない……。そんなもの……」
 顔を背ける有紗の髪を、雄一が鷲掴みし引き上げる。有紗の眉が、苦痛に歪む。
「痛ッ……。い、痛い……」
 薄っすら瞼を開くと、目の前で怒張がビクッ、ビクッと鎌首を擡げている。有紗は、無理やり股間に向けられた顔を真っ赤に染め、強く瞼を閉じた。

 いつもは強気な有紗だが、二人は、有紗が人一倍の羞恥心をも合わせ持っていることを見抜いていた。電車の中での恥かしがりから、普通の少女以上に恥かしがり屋だと気付いた。

 康次は、有紗の鞄の中から生徒手帳を探し出した。三脚に固定されたビデオカメラに向かって生徒手帳を映しながらナレーションを入れ始める。
「今日の獲物は本物の女学生です。それも聖愛学園の2年生……」
 大写しになった生徒手帳を捲りながらナレーションを入れていく。
「名前は高木有紗。かつて美少女拳士と呼ばれ、雑誌でも取り上げられたあの娘ですよ」
「だめぇ、映さないで……」
 康次は、有紗の言葉を無視し手帳を調べていく。
「聖愛学園の2年D組、誕生日は12月だから、まだピチピチも16歳です……」

 有紗の身体が、背中に廻った雄一の手で起こされる。有紗の足元から顔へと、ビデオカメラが舐めるように全身を収めていく。そして雄一は、手を有紗の胸に廻した。ゴツゴツした指が、ブラウスのボタンを外していく。一つ二つとボタンが外されるたび、胸元が露出していく。三つめのボタンが外され、有紗の双乳を包む白いブラジャーが露わになった。
「いやっ、だめ、脱がさないで……」
 すべてのボタンが外され、ブラウスが左右に割られた。ブラジャーも上に押し上げられる。縄で絞り出された二つの肉球がビデオカメラの前に収められた。張りのある若々しい柔肉が絞り出されている。乳輪も小さく淡い色だ。その中央にピンクの乳頭が埋まっている。

 雄一は、その肉球に指を食い込ませた。
「そこいらの揉みつくされたあばずれと違い、この押し返すような弾力が堪らねえ」
 指に吸い付くような肌の感触と、指を押し返す双乳の張りを楽しむ。
「ううっ、ううう……。どうして? どうしてこんなことするの?」
 縛られ後ろから羽交締めされ、胸を好き放題に嬲られる恥辱に、有紗は狼狽した。

 有紗の双乳を楽しんだ雄一は、手を有紗の腰に持って行った。スカートのファスナーが降ろされ、ホックが外される。
「だめっ、やめて……。だ、だめえ……」
 有紗の意思に逆らって、スカートが足元に落ちる。股間を飾る淡い翳りが露わになる。細い縮れ毛の翳りは、肌を透かしその下の亀裂まで見せる。
「映さないで……。だめ、カメラを止めて!」
 有紗は、映されまいと太股を捩合わせた。爪先立ちに縛られている有紗は、より不安定な姿勢を余儀なくされる。腰が、クネクネと揺れる。
「有紗ちゃん、喜びに腰を振ってますね」
 康次が、茶々を入れる。
「ち、違うわ……。喜んでなんかいない! だめえ、映しちゃあ……」
 恥かしさから前屈みになる有紗を、雄一が許さない。胸を鷲掴みにし、身体を引き起こし、有紗の身体をカメラに向ける。
「ううっ、うっ、ううう……。どうして? どうして私がこんなことされなくちゃいけないの? ううう……」
「俺様に屈辱を味あわせた罰さ! それと、お前が可愛すぎたからかな?」
 康次の言葉に有紗は、悔しさと恥辱から涙が溢れてくる。大粒の涙が、頬を伝って床に落ちた。

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