淫辱通学
木暮香瑠:作
■ 謂れなきお仕置き9
二人の浮浪者が、有紗を立たせようとしている。有紗が意識を失っている間に、秘孔を塞いでいたバイブは抜かれていた。
「もう……、ゆ、許して……。これ以上されたら、わ、わたし、狂っちゃう……」
有紗は、弱々しく頭を振った。官能の渦に呑み込まれた身体は、力が抜けたままだ。
「何言ってやがる。もっと気持ち良くなりたいだろ? 生で気持ち良くしてやる!」
「そうだそうだ。玩具は嫌やんだろ? これからがお仕置きの本番だぜ」
いくら起き上がらせても崩れ落ちる有紗を、浮浪者達は二人掛りで立たせた。
「隆ちゃん、後ろで支えておいてくれ」
「よっしゃ。任せときな」
隆志が、後ろから有紗を抱えるように立たせた。両方の掌は、しっかりと有紗の胸を揉みしだく様に宛がう。
「い、いやっ、も、もう……許してください」
有紗の願いは無視され、清はズボンを脱ぎ薄汚れた怒張を取り出した。
「これからこれで気持ち良くさせてやる。しっかり拝みな」
半立ちになった怒張をぶらぶらと揺すりながら、有紗に見せ付ける。
「だめっ、しまって……。見せないで……」
目を瞑り俯く有紗の脚の間に、清は膝を入れ割り開いた。そして、有紗の濡れそぼった縦裂に狙いを定めた。
「いやあああぁぁぁ……」
有紗の悲鳴が、公園中に響いた。
「た、助けて……、ゆ、雄一様……」
有紗の唇から、助けを求める呟きが漏れた。
その時、大きな影が清の後ろに現れた。
「何してやがる! 俺のスケに……」
突然のドスの効いた声に、清は振り返った。
「お、俺たちが見つけた獲物だぞ。邪魔するのか?」
現れた男の大きさに、清の声が驚きうわずっている。
「そうだ、そうだ! あっちに行ってろ。邪魔するな……」
隆志は後ずさりし、離れたところから文句を言う。明らかに、男の巨体に怯えていた。
俯いていた有紗が顔を上げると、そこには雄一が立っていた。
「雄一様……、助けて……ください、もう……お許しください……」
陵辱に疲れきり官能に苛まれていた有紗は、最後に雄一に助けを求めた。
四人の周りには、先ほど有紗が上げた悲鳴を聞きつけたホームレスたちが集まっていた。二十人はいるだろうか。
「清さん、やっちまえ!! そんな男……」
無責任に浮浪者たちは言うが、誰一人、雄一に向かって行く者など居ない。あくまで興味本位なのだ。怪我をすれば明日から生きていくのさえ儘ならぬ浮浪者たちは、遠くから事の成り行きを眺めているだけである。
「ちっ、ちきしょう……」
清は、雄一に突っ掛かっていった。しかし、清の手が雄一に届く前に、雄一の手が浮浪者の喉に宛がわれた。
清の身体が宙に浮く。プロレスラー崩れの雄一には敵う筈はなかった。雄一は、片手で清の顎を掴み持ち上げる。
「ううっ、く、苦しい……、助けてくれ……」
「苦しいか? 助けてほしいか?」
雄一は不敵な笑みを浮かべ、苦しむ浮浪者を眺めた。
「ほら、放してやる」
雄一は、清の身体を片手で三メートルほど先に放り投げた。
「うわわああぁぁぁ……」
清は、命からがらの体で地面を這うように逃げていった。
しかし、他の浮浪者たちはその場に佇んでいた。雄一のあまりの強さに唖然とし逃げることさえ忘れている。また、下半身を露わにした美少女の姿から目が放せないでいた。
「お前ら! 命が惜しいなら歯向かうんじゃないぞ。見てるだけなら許してやる」
浮浪者たちは、ウンウンと首を縦に振った。浮浪者たちに歯向かう意思の無いことを確認した雄一は、おもむろに自らの怒張を取り出した。
「うおぉぉ……、でけえ……」
「あんなに太てえチ○ポ、見たことねえ……。あの女に、入るのか?」
誰からとなく浮浪者の中から、驚愕の声が上がった。
雄一は、有紗の腰に手を添え軽々と宙に浮かせた。
「いやっ、こんな所で……、だめえ、見られてる……」
四十個ほどの目が有紗を見つめている。刺すような視線が注がれている中、有紗の身体がゆっくりと降ろされていく。その先には、有紗の秘裂に狙いを定めた雄一の怒張が天を向いていた。
「見られると感じるんだろ? 恥かしければ恥かしいほど感じるんだろ?」
すでに濡れそぼった淫唇に、カマ首の先端が触れる。
「こんなに濡れてるじゃないか……。待ってたんだろ? 俺のチ○ポを……」
「そんなこと……ない……。恥かしいの……。雄一様、ゆ、許して……」
雄一は、有紗の身体を一気に落とした。
「あうっ、ひいぃ・・・、うっ、ううっ、ううう・・・」
グチュッという音と共に、有紗の口からくぐもった悲鳴が洩れる。
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