淫辱通学
木暮香瑠:作

■ 新たなご主人様4

 椅子から立ち上がった嵯峨は、美由紀の後ろに立った。背後から手を廻し、双乳に宛がった。
「高木有紗の若々しい胸もいいが、柔らかく大きなオッパイもたまらんな。権堂にどう言われて来たんだ?」
 理事長の問いに美由紀は、俯いたままはにかみながら小さな声で答える。
「昼間は、理事長様にお仕えしろと……。学園内では、理事長様がわたくしのご主人様だと言われました」
「そうか、よしよし。私は権堂みたいに酷い男ではないぞ。私の言うことさえ聞いておれば、やさしくしてやるぞ、フフフ……」
 嵯峨は、そう言いながら美由紀の肉丘に指を食い込ませた。
「ううっ、いっ……。は、はい、やさしくしてください」
 美由紀は、力任せに揉まれる痛さに耐え頷いた。

 法子は、理事長室で行われる陵辱を窓の外から興奮しながら覗いていた。視線は、美由紀の美しい裸身に釘付けになっていた。掌は、緊張からか汗でびしょびしょになっている。憧れの美由紀が、目前で理事長に嬲られようとしているのだ。
「まだよ! まだ! 決定的シーンを写さなきゃ……」
 法子は携帯のカメラレンズを理事長室内に向け、自分に言い聞かせるように呟いた。

 覗かれているとは知らず、嵯峨は右手を美由紀の股間に忍ばせていく。左手では美由紀の乳房の肉感を楽しみながら、忍ばした指で秘裂をなぞる。
「おおっ、濡れておるぞ。待ちきれんのか? そんなに俺様の魔羅が恋しいか?」
「はいっ、り、理事長様の……、たくましいおち○ちんで、つっ、貫いてください」
 美由紀は、詰まりながら屈辱の言葉を口にした。

「机に手を着き、ケツをこちらに向けるんだ」
 理事長の言葉に、美由紀は素直に従った。両手を机につけ、脚をピンと伸ばしお尻と高く掲げる。スカートに包まれた双臀が丸みを増し、すらりと伸びた脚が肩幅に開かれ床まで伸びている。嵯峨は、舌なめずりをしスカートに手を掛けた。

 捲くられたスカートの下から、雪白の肉丘が現れる。
「このケツの張りも立派じゃのう。三年生にもなると、もう成熟したおなごじゃ。フフフ……」
 嵯峨は、細やかな肌理の肉隆を掌で味わいながら怒張を取り出した。

 美由紀は、初めて有紗に会った時のことを思い出していた。権堂康次に痴漢調教を受けていた時のことだ。衆人環視の中、辱めを受けても何も言えなかった自分を助けてくれた。
(有紗ちゃん……。あの時、有紗ちゃんは私を助けてくれた……。今度はわたしが……)
 有紗の存在が、美由紀に勇気を与えていた。有紗のことを思うと、不思議と緊張が解かれていった。

 嵯峨は、美由紀の細腰をしっかりと掴み腰を送り込んでいく。美由紀の秘裂に宛がわれた男根が、少しづつ美由紀の中に消えていく。
「あっ、う、うぐぐ・・・」
 美由紀が短い呻き声を上げ、喉を伸ばし仰け反った。

「今だ!」
 法子は、小さく呟きシャッターを押した。嵯峨は写真が撮られていることなど気付かず、腰を美由紀のお尻に打ち続けた。
「いいぞ、小林くんのオマ○コ! すごい締りだぞ。襞肉が絡み付いてくるぞ」
 嵯峨は、美由紀の柔らかく豊かな胸の隆起を味わいながら腰を振り続けた。

 法子は、理事長の卑劣な行為を次々と写真に収めていった。そして、メールに添付し送信した。

 五時間目の授業も終わりに近づいた頃、学園内にパトカーのサイレンの音が鳴り響いた。パトカーは、真っ直ぐに理事長室のある職員棟に向かっていた。

 サイレンが鳴り響く中、理事長室からは両手を手錠で拘束された嵯峨が、両脇を警官に抱えられ出てくる。突然の騒動に、授業の無かった職員たちが職員室を取り囲んでいる。
「私はやってない! あいつが誘ったんだ! レイプなんかじゃない……」
 嵯峨は警官の制止を遮り、振り返り叫んでいる。その視線の先には、警察の上着を掛けられた美由紀が、婦人警官に付き添われ佇んでいた。上着の隙間からはビリビリに破られたブラウスが覗き、太腿には乾きかけた白濁液がこびり付いている。
「ブラウスだって、ヤツが自分で破いたんだ!! 信じてくれ! 私はやってない……!」
 叫び続ける嵯峨を、警官は背中を押しパトカーに押し込んだ。嵯峨を乗せたパトカーは、静かに学園を後にし消えていった。

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