ボヘミアの深い森
横尾茂明:作

■ ミュンヘン9

ベットで少女の唇を吸う、少女は興奮のせいか大きく吐息を洩らし龍太を強く抱きしめてきた。
半開きの唇をついばむようにキスをし口腔に舌を差し入れ少女の舌に触れさせる。
少女は一瞬ビクと震え…すぐに震える舌を絡ませてきた。

バスローブの前がはだけ初々しい乳房がこぼれた。
手は自然と柔らかなものを求めて乳房の下辺に移動する。
そして下から包むように掌で乳房全体を握ってみた。

その柔らかさと滑るような手触りに龍太の陰茎は再び反り上がり始める。

龍太は少女の上に覆い被さるように躰を起こしてバスローブの前をはだけ、乳首を口に含む…手は乳房から次第に恥丘に滑っていく。

少女の体全体は青みがかった白色に輝いていた。
指先は、大きく盛り上がる恥丘から滑るように潤んだ谷間に落ち込む。
そこは…お湯のような暖かな液体で満たされていた。

指をお湯に浸けてみた…ヌルんだ粘膜は指にまとわりつき龍太をさらに蕩かしていく。

「いいの…?」
龍太は少女に問いかける、少女は目を微かに開けて恥ずかしげに頷いた。

少女の脚を軽く持ち上げ、大きく開いていく、塞がれた陰唇も少し割れ可憐な小陰唇を覗かせる。

そのくすみのない生殖器は青白いほどの透明感で佇んでいる。

指先で亀裂を開いてみた、少女がシーツを掴んで可愛く呻く…。
「あっ、痛かった?」

「う…ううん…恥ずかしいの…こんな事って…こんな恥ずかしいなんて」

「お兄ちゃん…私…初めてじゃないの」
「こういうことするの…初めてじゃないの」

「…ごめんなさい…」
「でもキスは初めて…」

ボヘミアの森を離れ異国の地でロマと蔑まれ生き抜いてきた少女。
この美しい少女の上を…幾人の男達が通りすぎて行ったんだろう…。

龍太は胸を締め付けられる想いに耐えられずその濡れた少女の性器に口を付けた。

「あっ…お兄ちゃんそんなこと…そんなことしては…」
「私…汚れているの…」

「いいんだ…過ぎたことなんか」

「お兄ちゃん…」

(サーモンピンク…)
(これがサーモンピンクなんだ。。)
(何処を見ても真っ白な少女…でも性器の中はこんなに綺麗な赤…)

可愛くとがるクリトリス、プックリ膨らんだ粘膜に尿口が見え、その下に膣口がある。
割れ目全体に対比しクリトリスから膣口までの造りは小さく、まるで幼児のような佇まいと龍太には感じられた。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊