ボヘミアの深い森
横尾茂明:作

■ 玩具2

「オイ! そのパンティーをこちらによこせ」

「い…いやです…」

「このやろう…」
男は起きあがりベットから降りて少女のおでこを強く押した。

少女は無様に仰向けに転がり、股に挟まれたパンティーがベット横の床に落ちた。

男はすかさずそれを取り広げる。

「なんてみすぼらしい下着なんだ…」
「おい…貧乏はつらいだろう、なー…」

男は少女の顔を見つめる、少女は仰向けに天井を見つめて悲しそうに泣き始めた。

柔らかに盛り上がる無毛の股間は少し開いて…可愛げな桜貝を想像させるピンクの小陰唇がはみ出していた。

「これが破瓜の印か…記念にとっておかないとな」
男はパンティーからナプキンむしり取るとシミの部分を鼻に持っていく。

「ケッ、クセー…まだガキの臭いだな」
「しかし、これからじっくりと女に仕上げてやんぜクククッ」

「おっと、湯も綺麗になったようだな」
「おい。いつまでもメソメソしていねーで体を洗えや」
男はいうと自分も裸になっていく。

男は全裸になると少女の隅により、横たわる少女の頭を持ち上げる。
「ほら! シャワーを浴びるぜ、さー立てや」

少女は涙を拭いながら物憂げに顔を起こし…男に引っ張り上げられて立ち上がった。

二の腕を捕まれ少女はシャワーバスをまたがされる。
湯の矢は少女の頭皮に注がれた…そして暖かな湯の流れは背中に注ぎ…股間に伝う。

その暖かさは悲しみの涙を洗い…凍結した少女の心をもとかしていく。
いつしか震えもおさまり少女の口から自然とため息が漏れた。

「どうだ、気持ちいいだろう」
男は言いながら少女の肩から腕へと手のひらを滑らす、そして背中、乳房とせわしなく手を動かし始めた。

男の股間には節くれたペニスが屹立し、時折亀頭が少女の腰…腹に触れる。

(こんなに太かったんだ…)
少女は一瞬ブルっと震えた。

「自分でやりますから…」
少女はボソっとつぶやき男から体をそらそうとする。

「いいから、やってやるよ」
男は意に介さず再び少女を引き寄せると尻の割れ目に手をかけた、そして確認するように指先が淫らに動き始める。

「あぁぁ…おじさん…そんなとこ…恥ずかしいですー…」

指先は執拗に肛門をまさぐり次に性器にかかっていく。
陰唇をくつろげ…細かな襞をあらわにされ隅々をこすられていく…。

「痛い…」

お湯が膣の入り口にしみて飛び上がるほど痛かった。

「まだ痛いのか…」

「今夜は突っ込むのは無理かもしれんな…」

男は独り言の様に言うと…
「今度は俺の番だ」
「ほら、こうやって洗ってくれ」

男は少女の手を取ると、ペニスを強引に握らせらた。

「うっ、…」

少女はそのなまめかしい手触りに一瞬腰が退けた。
が、すぐに男に手を捕まれ再び深く握らされる。

「さー、前後に動かして」
「そう、先もな」

上から眺める少女のたどたどしい手の動きに男は痺れた。

路傍の少女を捕まえ、暴力で処女を奪い…それでも満足せずに拉致。
巣窟に引きずり込んで無垢な子供の心を叩く、屈服させて己のペニスの悦楽にと…淫らな玩具に仕上げていく無慈悲な蛮行。
男はそのプロセスを想う…ペニスがドクっと淫らに脈を打った。

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