ボクとアイツと俺
木暮香瑠:作

■ 狙われる志穂4

「あうん……、ううっ、んんん……」
 舌の動きに反応して志穂の喘ぎ声が漏れる。
「感じやすいんだな、志穂……」
 顔を上げ胸に目をやると、心なしか乳首も頭を擡げているように感じる。
「勃ってる? 寝てても反応してる?」
 乳首を摘むとコリコリと指で転がした。
「うっ、んううっ……」
 消え入りそうな喘ぎと友に、乳頭が宗佑の愛撫で硬さを増していく。
「俺に愛撫で感じてくれてるんだ、志穂の身体……」
 宗佑は再び股間の顔を埋め、志穂の股間に舌を這わせた。

「ううん、ううっ、うんっ……」
 微かな喘ぎ声と共に、ヌチャッとした液体が舌に纏わりついてきた。宗佑は頭を上げ、指を縦裂の奥に埋め確かめる。
「濡れてる……。許してくれ、どうしてもお前としたい……」
 宗佑が志穂の膝の裏に手を差し込み股を広げると、志穂の眠った顔は恥ずかしそうに横に傾き、股間の縦裂は僅かに開き湛えた愛蜜がキラキラと輝き、まるで宗佑の肉棒を誘っているようだった。宗佑は、亀裂に怒張を宛がいグイッと押す。

 ブジュッ。

 亀頭が亀裂に沈む。そして感じる抵抗……。
「狭いな……、志穂のマ○コ……」
 宗佑は一気に怒張を押し込んだ。

 ブジュッ、ジュブジュブジュブ……。

 宗佑の肉根が膣に溜まった愛液を押し出しながら縦裂に沈んでいく。肉棒が志穂の淫肉に包まれていく。
「温かいよ、志穂の膣中(なか)……」
 今まで感じたどのような女よりも、志穂から得られる感触は宗佑の気持ちを高揚させた。じっくりと暖かさを味わった後、宗佑はゆっくりと腰を動かし始めた。肉棒が抜き刺しする度、徐々に淫肉が宗佑のものに纏わり付き締め付けを増して来る。
「好きだったんだ、お前のこと、ずっと……」
 小学生の頃から好きだった少女、好きだと告白も出来ずただ悪戯を仕掛けてしまった少女に、今までのありったけの思いをぶつけて腰を動かす。宗佑が突くたび、志穂の重量感ある双乳がブルンブルンと揺れる。膣内の暖かさと締め付けに、宗佑の腰の動きはどんどんと早く強くなっていった。

 ズンッ、ズンッ、ズンッ……。

 宗佑の怒張が打ち込まれ、その動きに呼応し志穂の膣が脈動する。ねっとりと強く優しく肉棒に絡み尽きてくる。
「すげえ! ツブツブがチ○ポ、締め付けてくる……」
 宗佑は脈動し締め付けてくる膣壁の感触に驚きの声を上げた。
「こ、これがカズノコ天井……? 最高だ! 志穂のマ○コ……」
 改めて自分が小学生の頃から好きだった女を賞賛し、腰を送り込んだ。

「ううっ、ううん……、うっ、んんうう……」
 志穂は瞳の閉じた頭を揺らしながら寝言のような喘ぎ声を上げる。
(感じてるのか? 寝てても……オレのチ○ポ咥えて、志穂のマ○コか感じてる?」
 志穂が反応を示したことで宗佑は、なお一層、腰の動きに力を込め早めた。
「うおおお……、引き込まれる。マ○コが引き込むようにうねってる。俺のチ○ポ、引き込むようだ」
 宗佑はあまりの気持ちよさに背を反らせ呻き声をあげた。
「こんなマ○コ、初めてだ……。すごい!」
 宗佑は、今まで経験したどの女よりも上質の締め付けを感じていた。

 ケンカの時からの継続的な興奮状態は、宗佑を異常な速さで絶頂に導いた。
(やべえ! で、出そう……。抜かなきゃ……)
「うっ! ……」
 ドピュッ!
(抜かなきゃ……)
 宗佑は、志穂の中の気持ちよさに名残惜しさを感じながらも慌てて志穂の中から肉根を抜いた。

 ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ!

 肉根が脈動し、先端からは大量のザーメンが志穂のお腹の上に降り注がれた。しかし、第一射は、抜くのが間に合わず志穂の中に注がれていた。
(やべえ、中に出ちゃった?)
 宗佑の見つける先、縦裂からトロリと破血混じりの白濁液が流落ちた。

 !?

「圭一ともう……、やってるんじゃないのか?」
 鮮血の混じる白濁液を目にして宗佑は疑問の言葉を呟いた。

 そういえば、挿入時に感じた抵抗、入り口が狭いと感じた感触……。
「俺が始めての男なのか? 志穂の……」
(すまん、圭一……。ゴメン、志穂……)
 幼馴染と親友に対する罪悪感、その影で膨らむ優越感、宗佑は交じり合う感情に頭を垂れた。

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