ボクとアイツと俺
木暮香瑠:作

■ 罠に囚われた志穂5

 カラオケボックスに戻った志穂達。男達はさっそく服を脱ぎ全裸になった。志穂は襟元を飾るリボンに手を掛けた。どうせ脱がされるなら、自分から脱いだ方が少しは気が楽かもと……。
「服、脱がなくていいぞ。そっちの方が、頭の良い東高のお嬢さんを犯してる雰囲気が出てそそるから……」
 リボンを外そうとする志穂を佐々木が制する。そしてスカートの中に手を忍ばしてきた。志穂はびっくりして足を閉じるが、太腿に挟まれた手はお構いなしに目標に伸びてくる。そして指で縦スジをなぞる。
「濡れてるじゃねえか。コンドームを買いに行っただけで、セックスを想像して欲情しちゃった?」
 佐々木の指がヌチャヌチャと縦裂に溜まった愛液を掻き混ぜる。そして、「スカート、捲くりな」と志穂に、濡れた縦裂を見せるように命令した。

 志穂が震える手でスカートを捲くると、キラキラと蛍光灯の光を反射する愛蜜に濡れた縦裂が棚田達の目に晒される。
「スケベだねーーー、志穂ちゃんは。俺たちのチ○ポ、待ちきれなくてオマ○コ濡れ濡れにしちゃうなんて、ヘヘへ……」
 棚田達がニタニタと卑猥な笑い顔を作り視線を志穂の股間に這わせる。志穂は棚田達のからかいに、瞳を硬く閉じ唇を震わせた。

「さあ、始めるぞ」
 佐々木は志穂の肩に手を掛け、ソファーに押し倒そうとする。
「コ、コンドームを……」
「そうだったな。じゃあ着けてくれ」
 押し倒そうとする佐々木を制止する志穂に、佐々木はコンドームの箱を志穂に手渡した。
(!? ボクが着けるの?)
 戸惑う志穂は、手渡された箱と佐々木の顔を交互に見る。
「しっかり見て着けろよ。これからお前のマ○コに入るチ○ポだからな。ゴムが破けたらマズイだろ?」
 佐々木はそう言うとニヤッと笑った。

 コンドームを着けようと、佐々木の股間に跪く。目の前には佐々木のペニスがある。着ける為には見ないわけにはいかない。圭一との時には、圭一が自分からコンドーム着けてくれたから、じっと見ることはなかった。
「!?」
 初めて注視するそれは、志穂の想像よりおどろおどろしいものだった。まるで大きな毒蛇の頭のようにエラが張って、志穂に飛びかかろうと鎌首を擡げているようだった。
(こ、こんなものが……、ボクの中に入るの?)
 そのおぞましい形状と太さに、自分の中に入るとはとても思えない。それだけではない、鼻を擽る雄の臭いに志穂は顔を背けた。
「これが、ボクの中に? ……は、入らない。こんなに大きいの……」
「なに言ってんだ? 女の身体は入るように出来てんだぜ。その穴から子供が生まれるんだから……。まあ、俺のは大きさには自信があるがな……」
 佐々木は、コンドームを着けようと跪く志穂の目の前で自慢の分身を降ってみせる。
「彼氏のはもっと小さいのかな? 彼氏のと比べてどうだ?」
 棚田がからかった。
 志穂は、「見たことないから……判らない」と首を横に振る。
「へえ、見たことないの? チ○ポ見たこともなくてバージンじゃないってお笑いものだね」
 何を言っても男達のからかいの対象にされる。
「そろそろ着けてくれねえかな。俺は無しでもいいんだが?」
「うっ!」
 悔しさに唇を噛む志穂を佐々木は急かした。

「もっとしっかり見て着けねえと、破けたら赤ちゃんできちゃうぜ」
「うっ、……」
 志穂は目のまでそそり立つ怒張を見詰めながら、先端を摘み空気が入らないように慎重にコンドームを被せていく。
「ちゃんと着け方、知ってるじゃねえか」
「保健の授業で……習いましたから」
 答える志穂に男達が面白がって声を被せる。
「へえ、さすが進学校の東高の生徒さんだ。進学校はこんなことまで教えてんだ」
「お前はサボってるから知らねえだけだろ。まあ、俺たちも一緒だがな。へへへ……」
 志穂は棚田達の冷やかしに耐え、コンドームの装着を終えた。

 コンドームを被し終えた志穂を佐々木はソファーに押し倒し、足の間に身を置いた。そしてゆっくりし穂の足を開いていく。
「み、見ないで……」
 棚田達の視線が、ビデオカメラのレンズが志穂を苦しめる。その中、これから佐々木に犯されると思うと羞恥心が志穂を苛む。
「見ないわけにはいかないでしょ。一ヶ月は俺たちみんなの志穂ちゃんなんだから……、へへへ……」
 棚田達はニヤニヤと笑いながら、これから行なわれることを注視する。
(いやっ、み、見ないで……。お願い、見ないでえ……)
 志穂は恥辱に染まった顔を両手で覆い、心の奥で男達に懇願した。

 開かれた足にスカートが捲くられ、股間の縦裂とその周りを飾る翳りが現れる。佐々木は濡れた縦裂に亀頭を宛がい狙いをつける。

 ググッ、グググッ……

 縦裂を押し広げて入ってくる肉根……。
「ううっ、うん……痛っ!」
 志穂は瞳を丸くし驚愕の声を上げた。そして苦痛に端正な少年のような顔が歪む。
「痛い訳ねえだろ。貫通済みのマ○コが……」
「うっ、で、でも……」
 佐々木に言われて志穂は気付く。確かに痛いとは違う感覚、身体の中から押し広げられる圧迫感に似た初めての感触に志穂は呻く。
「うぐっ、うううっ……」
(む、無理……、苦しい、避けちゃう……。む、無理、絶対無理……)
 股に杭を打ち込まれるような感覚に、志穂はダメダメと顔を激しく横に振った。

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