ボクとアイツと俺
木暮香瑠:作

■ 週末の憂鬱7

「あんっ、ううう……、あんううう……。あうっ、んんん、んううう……」

「俺もう我慢できねえ。棚田、早く変わってくれよ。次、俺でいいよな、佐々木……」
 大下が志穂のお尻に腰を打ち付けている棚田と佐々木に頼み込む。しかし、佐々木も棚田も大下には気もくれない。
「もう少し楽しませてくれよ。こんなに良い女、初めてだぜ」
 棚田は志穂が纏っているキャミの肩紐をずり下げ双乳を晒した。そして、身に着けていたレースのブラジャーも、毟り取った。
「こっちも楽しまなきゃね。へへへ……」
 後ろから双乳に手を回し、柔肉を握りしめる。
「うひょー、すげえ重量感。こんな乳隠してるなんてもったいねえなあ。今度、露出プレイでもすっか?」
 腰を振りながら双乳をギュッギュッと握り柔肉の感触を楽しむ。そのたび志穂は頭を仰け反らし息を詰まらせる。
「ひいっ、だ、だめえ! うううっ、おかしくなっちゃう!!」
 志穂は残った意識で必死に顔を横に振る。額に噴き出た汗が飛び散り、ロングヘアのウィッグの髪が額に頬に貼り付く。
「うっ、ううっ、うっ、うぐぐぐ……」
 志穂の喘ぎ声に合わせ子宮が怒張を引き込むように収縮する。
「チ○ポが引き込まれるぜ。ううっ、すげえ!! うおおお……」
 棚田は快感にものを言わせ腰を激しく志穂の尻肉に打ち続けた。

「うおおお……」
「ああああああああ……」
 棚田の雄叫びと志穂の喘ぎが同調し、二人はお互いに仰け反り果てた。志穂が崩れ落ちるように床に突き伏した。だらしなく掲げられたお尻をピクピクと痙攣させながら。そして、残された棚田の怒張が抜けた。怒張に被さっていたコンドームのザーメン溜りをパンパンに膨らませて。
「ふう、すげえ締め付けだったぜ。ちぎり取られるかと思ったぜ」
 棚田がふうっと大きく息を吐く。
「こんなに溜まってるぜ。女が良いと、出るもんも多いいぜ」
 棚田は、抜き取ったコンドームをブラブラと揺らして見せる。満面の笑顔の棚田をよそに佐々木たちは志穂の顔を覗き込んでいた。
「今回は気絶してねえみたいだな」
「はあ、はあ、はあ……」
 佐々木の視線の先では、床に突き伏し荒く息を吐く志穂がいた。
「でも意識飛んでんじゃねえ? おい、判るか?」
 佐々木がピシピシと頬を手で張る。
「ううん、はあ、はあ、はあ……」
 志穂は、飛んだ意識が戻らないまま寝言のような言葉と荒い息を返すのがやっとの状態だった。

「じゃあ俺、生でやらせてもらいます」
 大下はふざけるように丁寧な言葉を志穂にかける。
 しかし志穂は未だ夢の中を泳いでいるようで、「はあ、はあ、はあ……」と返事も出来ず虚ろな目を泳がせ荒い息を返すだけだった。

 志穂の身体に手を掛けようとする大下を佐々木が制した。
「ナマでの最初は俺だ。大下、お前は次だ」
「ええーー、まだ待たされるの?」
 苦虫を潰したような表情の大下をよそに、佐々木は志穂の細い腰を両手で支え一気に貫いた。志穂の秘孔はブシュッと音を立て、内に溜まった愛蜜を迸らせ飲み込んだ。
「ひいっ! ……」
 志穂は背中を仰け反らせ口をパクパクさせる。
「どうだ? 気持ちいいんだろ?」
「ひいっ、……お、大きい……、は、はうっ……」
 怒張の一撃を受け戻った意識で口を開くが、それをも飲み込む衝撃に志穂の唇が震える。一度エクスタシーを迎え敏感になっている膣壁は、すぐに脈動の反応を返し侵入物を締め付ける。
「すっかり出来上がちゃってるぜ。すぐにウネウネと絡みついてくるぜ」
 佐々木は上機嫌で腰を振り始めた。
「ここが気持ちいいんだろ?」
 佐々木はその太い一物で膣壁を抉った。
「はうっ、あん、あうううっ、あっ、あっ、はっ、あんんん……」
 秘孔を押し広げてくる肉根に、志穂の口からは甘媚な苦悩の吐息が漏れる。そして、ビクッ、ビクッと背筋を細かく痙攣させながら、膣の締め付けを増す。佐々木は、締め付けに負けじと腰の振りを強くした。
「だっ、だめえ! な、なんか来ちゃう、ううっ、はうっ!!」
 佐々木の激しい突きに志穂の意識は乱される。怒張が膣壁を擦りあげながら侵入し、佐々木の腰が志穂の臀部に強く打ち付けられる。ピリビリと痺れるような刺激と臀部に与えられる衝撃に意識は掻き乱される。すでに一度燃え上がった身体は、さらに激しく燃え上がろうと反応した。
「うぐっ! うううぐっ!!」
 我慢しようと耐えるほど、下腹に力が入る。そして、中の肉根を締め付けてしまう。
「もっと気持ちよくなりたいのか? そんなに締め付けて……、へへへ」
 佐々木は腰の動きに力を込めた。

 ジュブッ、ドンッ、ジュブッ、ドンッ、ジュブッ、ドンッ、……。
 佐々木はリズムよく腰を振り、志穂の尻肉に打ち付けた。愛液が迸る音と肉と肉がぶつかる音を、結合部が小気味よく奏でる。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、……」
 志穂の口からも繰り返し喘ぎ声が漏れる。声に合わせ肉壁は収縮を繰り返し、怒張を子宮に導くかのように蠢いた。
「やっぱりナマは違うぜ。膣の粒々がウネウネと絡みついて来て最高に気持ちいいぜ」
 佐々木は頭を仰け反らし恍惚の表情を晒す。
「お前も気持ちいいんだろ。こんなに蜜垂らして……」
 結合部からは怒張が出入りするたび志穂は喘ぎ声をあげ、ジュブジュブと愛液が滴り出て床に大きな染みを作っていた。

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