ボクとアイツと俺
木暮香瑠:作

■ 夏休みの恥辱5

「う、ウソ! ひゃっ、うううっ、あんっ、うっ、ヒャッ……」
 ローターの与える刺激に志穂は、声を裏返らせ喘ぎ声を上げる。
「かわいい声あげるね」
 観衆の声が耳に届く。
「イクちゃん、気に入った? どれどれ、俺も試してみよ」
 棚田ももう一方の胸にローターを当てた。
「アンッ、ヒャッ、だ、だめっ! うううっ、うっ、だめえ!!」
 両胸に当てられたローターに志穂は身を悶えさせる。
(い、いや。み、見られてる……)
 ローターと中年男たちの視線に責められ、志穂の胸の鼓動は大きく波打った。
(だめっ、見られてる。見られてるのに感じてる……)
 今まで佐々木たちに何度も逝かされ、感じるということを身に染みて憶え込まされた。
(この感じ、感じてる、ボク……。逝っちゃう、このまま責められたら……)
 尖った乳首の先に当てられたローターは、ブーーンという振動音を響かせ澱みなく刺激を与え続けてくる。柔乳に広がる刺激に志穂は不安を感じ行きつく先を怖れいた。

「こっちはどうかな?」
 佐々木の手が志穂のミニスカートを捲り、少女には似つかわしくないセクシーなレースの紐パンが晒される。
「おっ、もう濡れてるじゃん……」
 スカートの中にローターを持った手を忍ばせた佐々木は、志穂のパンティに湿り気を感じニヤッと笑った。
「ここが感じるんだよな、イク子は……」
 佐々木の忍ばせたローターは、濡れたパンティに刻まれた縦皺をなぞるように上下する。そして縦皺の奥に隠れた淫芽を探し当てる。淫芽を震わせた振動は、一気に肢体の芯を駆け抜けた。三か所から与えられる刺激が子宮の奥で衝突し志穂の身体の力を抜いた。

「あっ、だ、ダメッ、だめええ、も、漏れちゃうっ、だめええ、ああああああ……」
 ビクビクビクンッ、志穂は身体を震わせた。乳首を責められ十分に膨らんでいた感情は、クリ○リスを責められ一気に堰を切った。
「いやああああああ……」
 大きな悲鳴を上げ志穂は、胸を突き出すように仰け反り肢体を硬直させる。

 ジョブ、ジョブジョブジョブジョブ……。

 パンティを濡らし溢れ出る水音がして、ポタポタポタポタと溢れ出た尿が床に落ちる。
「だ、だめっ、と、止まらない……。見ないで、いやっ、いやあああ……」

 ジョブジョブジョブジョブジョブジョブジョブ……。

 志穂の意思に反して漏れだした水音は止まることはなかった。床には大きな水たまりが作られた。そして、志穂は崩れ落ちるように床にできた水たまりの上にペタンと座り込んだ。
「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ……」
 そこが自分の放尿した水溜りにも気にせず、大きく胸を揺らし息を吐いている。人前で失禁するという恥辱に理性が崩れ落ちた。衆人環視の中、放心状態になった志穂の荒い吐息だけが響いていた。

「逝っちゃったね、イク子ちゃん」
「あれえ、失禁するほど感じちゃった?」
「みたいだな。でも、失神しなかっただけでも成長したな」
 恥辱を誘う言葉が、店に響き渡り、観客たちの視線が志穂に向けられている。
「パンティ、びしょびしょになっちゃったね。こりゃ、穿けないな」
「脱いじゃおか」
 スカートを捲り、サイドの紐の結び目に手をかけ引張り結び目を解いた。そしてパンティを抜き取った。
「このパンティ、欲しいか? この娘のおしっこ、臭い付パンティ……」
 まだ尿が滴る布きれを佐々木は掲げた。中年客たちは、大きく首を縦に振る。
「ほら、持ってけ!」
 床に放り投げられたパンティに中年男たちが我先にと群がった。
(だ、だめえ……)
 ローターに逝かされ朦朧とする志穂には、その言葉を声にすることはできなかった。志穂のパンティを大事に手にする男をぼんやりと視界に捕らえていた。

 水着とオモチャを買った佐々木たちは床にへたり込む志穂の手を取り立たせる。
「さあ、行くぞ」
「……、な、何か穿くものを……」
 あまりにも頼りない短いスカートの裾を抑え、志穂は佐々木たちに視線を送った。先ほど剥ぎ取られた下着の代わりになるものをと……。
「おおっ、忘れてた」
「そのままじゃオマ○コが寂しいもんな」
 そういうと佐々木は志穂のスカートの中に手を伸ばす。その手には、買ったばかりのローターが握られていた。
「これでも入れておきな」
「うううっ、そんな……」
 縦筋を割りローターが膣に押し込まれた。
「落とすんじゃないぞ。せっかくお前のために買ったんだから……。さあ、行くぞ!」
 佐々木たちは、笑い声を残し店を後にした。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊