ボクとアイツと俺
木暮香瑠:作

■ 求める肢体3

 志穂が自分から求めてきた。前回は、佐々木たちに犯された後の志穂を無理やり犯した。志穂はそのことを責めなかったが……。それどころか初めては寝ている志穂を知らないうちに犯した。今でもそのことは志穂に知られていない。しかし今回は違う。志穂本人が求めて来ているのだ。

 宗佑は志穂の肩を押し、ゆっくりとベッドに押し倒した。ベッドに横たえられた志穂の身体が震えている。
「佐々木たちとじゃなければ逝けないなんてイヤ! 圭一と逝きたい。でも圭一と逝けなかった……」
 瞳を閉じた志穂が小さな声で呟く。
「宗佑……、逝かせて! 佐々木たちとじゃなくても逝けること……教えて!!」
 志穂はゆっくりと目を開け宗佑を見つめ、懇願した。
「いいんだな、俺で……」
(俺が逝かせてやる、圭一で逝けなかったお前を……。俺はお前の初めての男なんだから……)
 宗佑は、志穂のゆっくりと捲った。服の下からは、いつものスポーツブラではなくレースに飾られたブラジャーが現れる。覚悟を決めて身に着けてきたのだろう。大きな肉球が男好みのする派手なハーフカップのブラジャーに包まれている。

「好きだ、志穂……。お前が好きだ……」
 志穂のブラジャーを剥ぎ取りながら心情を吐く。
「だめだよ、ボ、ボクが好きなのは……圭一だけだから。圭一だけなんだから……」
 セックスはしても心は許さない志穂の決意の表れなのか、宗佑の好きという言葉に反応する。
「っ……」
 宗佑は自分の思いを伝えることを止め、目の前の乳首にしゃぶりつく。そしてもう一方の乳肉、掌に収まりきらない量感のある柔肉を揉み込む。しっとりとした絹肌が掌にやさしく吸い着いて来る。その感触が宗佑の股間を熱くする。

 宗佑は手を志穂のパンティの中に伸ばした。
(……、もう濡れてる……)
 宗佑は志穂のパンティを一気に剥ぎ取り、股間でそそり立つ怒張を宛がった。
「はうっ、早い。まだ準備が……」
 目を閉じた志穂の唇が動く。
「何言ってんだ。もう十分濡れてるぜ」
 宗佑は志穂の股間から愛液を掬い取り、志穂の目の前に指をかざす。志穂は濡れた宗佑の指を見て恥ずかしそうに頬を赤く染めた。その表情が宗佑の欲情を刺激する。濡れた指はテカテカと蛍光灯の光に輝き、糸を引いて滴が志穂の唇に落ちた。宗佑は指を志穂の口に押し込む。
「舐め取れよ。お前が汚した指だぜ」
「ううっ、うう……」
 指を突っ込まれた唇から、くぐもった呻き声を漏らしながら志穂は指をなめる。涙で潤んだ瞳の志穂は、興奮しているのか紅潮した頬をさらに赤くした。

 宗佑は志穂の足首を持ち脚を大きく開く。無毛の股間を眺め言う。
「あいつ等に剃られたのか? それともお前が剃ってとお願いしたのか?」
「イヤッ、見ないで」
 志穂の手が股間を隠そうと動く。
「隠すな!!」
 宗佑の怒鳴るような大きな声に志穂の手が止まる。真っ赤な顔を背け志穂の恥かしがる表情に宗佑の股間が熱くなる。怒張は体中の血液を集めビクビクと鎌首を擡げ獲物を狙い、鈴口は透明な涎を流している。
 宗佑は、大きく開かされた志穂の脚の間でひくひくとこれから与えられる快感を待ちわびる蜜壺に怒張を一気に突き刺した。

 ジュブッ!

 志穂の蜜壺は、溜まっていた愛蜜を吹き出し肉根を飲み込んだ。
「ヒイッ……」
 喉を伸ばし志穂の唇から呻き声が漏れる。宗佑が腰を進め怒張を深く埋め込んでいく。
「ううっ、うぐぐううう……。太いっ! ううっ……」
 志穂は怒張が進と喉を伸ばし呻き声を上げる。
「硬い! 太くて長いのが奥まで届いてるっ!! ううっ、すごいぃ!!」
 怒張が奥まで届くと志穂は声を高くした。

 宗佑は腰をゆっくり動かし、分身の先端に子宮口を感じながら突いた。
「オマ○コが嬉しそうにギュッギュッと俺のを締め付けてるぞ。そんなに欲しかったのか? チ○ポが……」
「ち、違う。そんなんじゃない。宗佑のが……太過ぎるの、長すぎるのお……。あんっ、うっ、ううっ……」
 感じていることを知られるのが恥ずかしいのか、顔を横に振りながら志穂は喘ぎ声を上げる。宗佑がグイッグイッと腰を振ると、志穂の腰もビクビクッと震え膣壁が怒張を締め付ける。
「うっ、硬くて……、太くて長いオチ○ポが……、うううっ、そうさせるの……。し、子宮に届いてる……。いやあっ、ううっ、入り口を突かれてるのっ!」
 恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながらも、膣壁は宗佑の物をギュッギュッと引き込むように脈動する。
(ますます締め付けが強くなるぞ。引き込んでいくぞ)
 志穂が感じてる、そう思うと宗佑の怒張はさらに力がみなぎる。宗佑が腰をグリグリと志穂の恥丘に擦りつけるように押し当てた。

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