ボクとアイツと俺
木暮香瑠:作

■ 最後の一週間の始まり5

 大下の身体の上で小舟のように志穂の身体が揺れている。
「気持ち良いんだろ? 逝きそうなんだろ、志穂ちゃん。俺の突きに合わせ、子宮がキュッキュと締め付けてるぜ」
「ううっ、うううっ……」
 志穂は大下の身体に突き伏し、大きな胸を大下の胸板で潰し喘ぎ声を必死で我慢していた。

 棚田は背を向け股間で何かもぞもぞとしていた。
「何してんだ? コンドームなんか着けて……」
 佐々木は怪訝そうに尋ねる。志穂はピルを服用しているので、妊娠の心配などする必要ないと言いたげに……。
「へへへ、オレ、ケツ穴を使ってみたくてさ……。やっぱ、生は不潔だろ。ウンチ付くと嫌だし……」
 棚田は、亀頭に載せたコンドームをスルスルと伸ばし棹に被せていった。
「いいだろ?」
 同意を求めるように、佐々木に向かってニヤリと笑った。

 棚田が志穂の尻肉をつかみ左右に広げる。
「こっちはどうかな?」
「!?」
 大下に責められている志穂には、棚田の言う意味を理解する余裕などない。
「ほんとお前は変態だな、二穴サンドウィッチで逝かせる気かあ?」
 佐々木の嘲笑と共に、棚田の亀頭がアナルに宛がわれた。
「!? そこは! うっ!!」
 宛がわれた怒張に志穂はやっと事態を理解した。朦朧とした意識が一瞬にして覚める。志穂の言葉を遮るように亀頭がアナルを押し広げる。
「イヤッ、だ、ダメッ、そこは違う……。そ、そこは……するとこじゃないっ……」
「いいの、いいの。俺はここでしたいんだから!」
「で、でもイヤッ……ひいっ!」
 志穂の頭が仰け反る。亀頭はアナルの穴を広げ皺を伸ばし飲み込まれる。
「へへへ、先っぽが入っちゃった」
「だっ、だめっ! そんなとこで……」
 棚田の肉棒がギリギリと押し込まれていく。
「いやあっ、だめ、ダメなのに……、いやああ……」
 志穂は悲鳴を上げながら身体を硬直させた。
「おおっ、キツッ……。力抜けよ、ケツの穴、切れちゃうぞ!」
 アヌスの締め付けに棚田の腰が止まる。
「こっちはいつも以上に絞まって最高だぜ。へへへ……」
 下から子宮を貫いている大下は気持ちよさそうに口元を緩めた。
「ほら、力抜いて……。ケツの穴裂けちゃあ、ウンコするのも大変だぜ、ほらっ……」
 棚田は志穂を諭しながら、再び腰を進めた。
「ううっ、うぐううう……」
 くぐもった悲鳴を発しながら志穂のアナルは、棚田の棹を飲み込んでいく。
「あうっ、あうっ、あうっ……」
 怒張が穴の奥に進むたび、志穂のだらしなく開いた唇から吐息のような呻き声が漏れる。
「うぐぐ、ううう……、ぐっ……」
 志穂の呻き声が短く途切れるとともに、棚田の腰が志穂のお尻と密着する。
「うふうう、やっと入った。どうだ? ケツで味わうチ○ポの味は?」
「ひいっ、うううっ……」
「へへへ、嬉しくて声も出せないってか?」
 そういうと棚田は、ゆっくりと腰を前後に揺すりだした。
「あうっ、あっ、ああっ、うああっ、あっ……」
 半開きの志穂の唇から甘さを増した吐息が漏れ始める。
「へへへ、気に入ったみたいだな」
 志穂の声が甘くなったのを確認した棚田は、さらに体重をかけ怒張を打ち込む。前の穴に怒張を打ち込んでいる大下も腰を使いだす。
「へへへ、棚田、お前のチ○ポ感じるぜ。志穂ちゃんも判るだろ? 棚田のチ○ポと俺のチ○ポが中で擦れてるの……」
 大下の問いかけに志穂はイヤイヤと顔を振る。
「俺は感じてるぜ、大下のチ○ポ……」
 棚田は大下と呼応するように腰の振りを合わせ志穂を追い込んでいく。

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