千佳
木漏れ日:作

■ 3

私達は2着ずつ服を買った。
その後食事をして買い物の残りを終えた。

   翌年四月。

私は小学校に入学。
新しい生活が始まった。
学校にはスカートかズボンで通った。
体育の授業のない日はズボンと決めた。
着替えが無いからだ。
勿論ノーパンだ。

学校生活に慣れた2年生。
私は大胆にも時々スカートにノーパンで登校した。
私の露出への目覚めはそんな時起きた。
ある日。
もうすぐ下校時間と言う時忘れ物に気がついた私は図書室に行った。

図書室は2階の突き当たりにある。
私がそこに行くと女の教師が呼び止めた。
「あら? どうしたの?」
「図書室に忘れ物しちゃって…。」
「そう…じゃ鍵預けるから掛けて帰って…。」
「はい…。」

教師は私に鍵を預けると立ち去った。
私は図書室で忘れ物をみつけランドセルにしまった。
なぜそんな気持ちになったのか自分でも理解できない
(裸になっちゃおうかな?)
なんの前ぶれもなくそう思った。
私はドアを開け、廊下を見た。

誰も居ない。
私はドアの鍵を掛けた。
(早くしないと誰か来ちゃう!)
急かされるように真っ裸になった。
どの位の時間そうして居たのか…。
私は急に怖くなって服を着た。

鍵を職員室に返しに行った。
「どうした? 顔赤いぞ?」
男の教師が怪訝な表情で私に言った。
「そうですか? あの帰ります…。」
「ああ、気をつけてな…。」
私は校舎を出た。

この日、私はピンクのシャツと紺のスカートだった。
パンティーは穿いてない。
何だか下腹が熱かった。
私は木陰でスカートの中に手を入れる。
あそこが少し濡れている。
気持ち良かった。


その夜。
私は布団の中に居た。
先月の初め。
祖母と話し私は部屋を与えられた。
一番奥の部屋だ。
理由は祖母と私の時間の違いだ。

私は浴衣一枚で寝ている。
これは変わらない。
変わったのは私。
今までは習慣で何となく下着を着けなかった。
しかし今は自分から望んでいる。
私は祖母に頼み自分の洋服を部屋に運んだ。

これからは自分で服を選ぶ。
寝る時も気分次第で裸で寝る。
部屋の中で裸で過ごす事が増えた。
祖母は何も言わない。
もう一つ。
秘め事がある。

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