千佳
木漏れ日:作

■ 5

もう一つ。
あそこに毛が生えた。
細く頼りない毛がチョロチョロと。

私は何だかイヤだと思った。
汚らしく感じた。
祖母の毛抜きで皆抜いた。

かなり痛かったが我慢した。
見ていると伸びて来るのに10日掛った。
その度に抜いた。
だから私のあそこは何時もつるつるだ。
触っていると気持ちいい。

胸も少しずつ成長している。
2年後。
私は中学生になった。
制服は紺のブレザーとスカート。
胸があまりないのでブラジャーはたまにしかしない。
ショーツも生理の時だけだ。

この頃祖母とあまり話さない。
煩わしいからだ。
友達と居る時の方が楽しい。
ある日。
奈美とプールに行った。
私はわざと水着を着て行った。

下着も持たなかった。
泳ぎ終わって着替える。
私はノーパンのままスカートを穿いた。
「千佳…そこどうしたの?」
「ん? 何が?」
奈美は顔を赤くして、

「毛…。」
「ああそのこと? はみ出るとヤだから処理したの」
「大胆ね…。」
そのあと二人で買い物に行った。
内心私は興奮していた。
つるつるのあそこを見せたからだ。

奈美も露出の気がある。
ある日。
「ねぇ、千佳、寝る時何着るの?」
そう聞かれた私はこう答えた。
「あたし? 裸だよ!」
「え? あたしも!」

今日私は奈美に聞いた。
「ねぇ奈美、あなたさっきショーツ穿いた?」
「エヘ…ないよ!」
「そうなんだ…。」
「だって汚れたの穿くのヤダもん…。」
「そうだよね…。」


次の日。
奈美から電話が掛ってきた。
「ねぇ、今、暇?」
「うん…暇だよ?」
「逢わない?」
「いいよ! どこで待ち合わせする?」

「駅前の本屋はどう?」
「OK!」
私は祖母に断って家を出る。
今日も暑い。
紺のタンクトップと同じ色のミニスカ。
もちろんノーパン。

私が本屋に行くと奈美はもう来ていた。
「どうしたぁ?」
「あ、千佳、早いじゃない…。」
「うん道空いてたしバスのタイミング良かったから」
「そうなんだ…。」
「んで? 何処行く?」

私達は取りあえず本屋を出る。
奈美が小声で、
「あのさあ…やっちゃった…。」
「ん? やったって? 何?」
奈美は黙って私を公園に連れて行く。
一番奥の木陰に来ると、

「スカートに手をいれてみて…。」
と囁いた。
「ん?」
私は奈美のスカートの中に手を入れる。
スベスベの太腿に指が触れた。
「もっと奥!」

私の指は上に進んだ。
ワレメに触れる。
少し湿っていた。
ワレメの上を触る。
スベスベした肌だ。
毛がない。

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