千佳
木漏れ日:作

■ 27

3人でまた川に入った。
股間を洗い岸に上がる。
この時3人共小学4年だった。
「ねぇ私の家に行かない?」
泰子ちゃんが言った。
「いいの?」

美弥ちゃんが聞いた。
「いいよ…。」
3人は泰子ちゃんの家に行く事にした。
下半身が乾いていないので浴衣を着ず裸で行く事にした。
幸い泰子ちゃんの家はそう遠くない。

話しは戻るがなぜ3人が仲良くなったか、それには訳がある。
先程小学生になるまで着物の生活だったと言った。
しかしそれは学校に入学してからも同じだった。
家に帰れば着物一枚。

祖母はスカートや下着を買ってくれた。
しかしノーパンに慣れた私は穿くのが嫌だった。
そこで最初はズボンで登校した。
勿論ノーパンでだ。
しかし梅雨時を迎え蒸暑くなるとスカートにした。
初めは用心してスカートの下にショーツを穿いた。

しかしすぐに汗をかいた。
汗をかくと何だか気持ちが悪い。
一週間もするとショーツを穿かなくなった。
そしてノーパンのまま登校した。
スカートに風が入ると涼しかった。
ある日校庭の鉄棒で遊んでいる二人の女の子にあった。

その子達は私と同じクラスだった。
風が吹いた。
私と二人の子のスカートが捲くれた。
幼いワレメが剥きだしになる。
二人の子は驚いた顔をした。
「しのぶちゃん…。」

「美弥ちゃん…。」
3人は体育館の裏に移動した。
「私達仲間だね!」
泰子ちゃんが言った。
「3人だけの秘密だよ!」
私が言うと二人共頷いた。

「ねぇ、いつからなの?」
美弥ちゃんが私に聞いた。
「パンツを穿かない事?」
「うん!」
「小さな頃からずっとだよ…。」
「私達と同じ!」

泰子ちゃんが叫んだ。
「ねぇ?」
「ん?」
「ここじゃ話せないから私のとこに来ない?」
私が誘うと二人は頷いた。
午後の授業を終えて3人で帰った。

祖母は帰っていた。
私は二人を自分の部屋に案内した。
祖母がとうもろこしと麦茶を出してくれた。
「ちょっと出かけるから…。」
そう言って祖母は出かけた。
仲良しのお祖母さんと話しがあるんだろう。

窓は開いていたが暑かった。
私は二人に聞いた。
「家に居る時どんな格好してる?」
「着物かな…。」
泰子ちゃんが答えた。
「美弥ちゃんは?」

「私も!」
「パンツは?」
「穿いた事ない…。」
「何で?」
「もぞもぞするから…。」
「私もキライ!」

「しのぶちゃんはどんな格好?」
泰子ちゃんが聞く。
「着物だよ…。」
「じゃあ今日みたいに暑い時は?」
「ハダカ…。」
「なあんだ私もだよ!」

美弥ちゃんが言った。
「泰子ちゃんだってそうだよね?」
「うん…。」
「やっぱり仲間だね♪」
泰子ちゃんが嬉しそうに弾んだ声を出した。
「じゃあハダカになっちゃえば?」

美弥ちゃんが言う。
「うん…。」
私達は服を脱いだ。
3人とも程よく日焼けしていた。
体つきはまだ子供のままだ。
胸は平だしアソコも縦筋だけだ。

勿論毛もない。
私達は寝そべって話しをした。
好きな男の子の話しなど。
夕方。
二人は帰って行った。
「またね…明日もこれね!」

私が言うと二人はスカートを捲くってワレメをちょっと見せた。
その夜。
私は食事を終えて自分の布団に寝そべっていた。
祖母は寝たのか物音一つしない。
今夜も蒸暑い。

食事の時は寝巻きを着ていた。
しかし今は着ていない。
何だか目が冴えて眠れない。
私は嬉しかった。
美弥ちゃんと泰子ちゃんとが私と同じ性癖を持つ女の子だったからだ。

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