俺だけの肉奴隷
木暮香瑠:作

■ 露出衣装で女を引き出せ4

 強い日差しを浴び、汗が絵理香の脇をツーッと流れる。
(……暑いわ……)
 絵理香には、日差しの強さなのか、視線の熱さなのか分からなかったが、汗は次から次ぎへと出てくる。
「あの人、乳首、見えてなかった?」
「見えてた、見えてた。乳輪も見えてたわよ」
 すれ違ったコギャルの会話が耳に入った。
 絵理香は自分の胸に視線を落とした。汗を吸ったブラジャーとブラウスが透けている。もとから生地の薄い白のブラジャーとブラウスは、汗を吸って胸に張り付いていた。乳首の形はおろか乳輪の色まではっきりと分かった。
「キャーーー」
 思わず絵理香はその場にしゃがみ込んでしまう。その声に驚き、すれ違ったコギャルが振り返った。
「すごォーい。お尻丸出し」
「オマXコ、透けてみえてる。かわいい顔してヤルじゃん?」
 しゃがんだ表紙にお尻が丸出しになってしまったのだ。太腿の間から透けたパンティまで見えてしまった。
 絵理香は、コギャルの会話に驚いたように胸を両手で覆いながら立ち上がった。周りにいた人たちの視線が、いっせいに絵理香に注がれる。絵理香は自分のからだが熱くなるのを感じた。
「親の顔が見たいわね。どんなしつけ、してるのかしら」
「スタイルがいいから、ちょっといい気になってるんじゃない」
「若く見えるけど、夜の仕事でもしてるんじゃない」
 おばさんの声、OLの声、サラリーマンの声、いろんな声が、立ち上がった絵理香を突き刺すように聞こえてくる。
 耕市がカバンの中から封筒を取り出し落とした。
「絵理香、拾えよ」
(封筒の中身は、きっと写真だわ)
 絵理香の痴態が写っている写真が入っているに違いない封筒を置き去りにして行くわけにはいかない。絵理香には拾わざるおえなかった。胸が、股間が熱くなった。勃起してきた乳首がブラジャーに擦れた。パンティーが股間に食い込んでくる。媚肉を割って食い込んでくる。耕市は、少し離れたところからこちらを見ている。まっすぐに腰を落として拾えば、前から見えてしまうだろう。前かがみになって拾えば、後ろから見えてしまう。絵理香は、意を決して前かがみに封筒を拾った。
「キャー、パンティ、食い込んでる。
 ……濡れてる。太腿にたれてる……」
 女性の声が聞こえた。ツーッと淫蜜が流れるのを絵理香自身、感じた。封筒を拾い上げ、立ち上がった絵理香を目眩がおそう。その場に倒れそうになる絵理香を耕市が支えて、手を引っ張り、小走りにその場を後にした。絵理香の相乳がプルンプルンと揺れ、ヒップの相肉がミニスカートを捲り上げ、クリクリと揺れる。
(見られてる。見られてるんだわ……絵理香……
 ……みんなが絵理香を見てるわ……)
 熱く注がれる視線が、絵理香の股間を熱くした。

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