俺だけの肉奴隷
木暮香瑠:作

■ 縄衣装で従順を誓わせろ1

 絶頂の余韻の中、絵理香は耕市と店長に両脇を抱えられ、店の奥の部屋に連れて行かれた。
「ど、どこへ連れて行くんですか? 何をするんですか?」
 耕市も店長も答えてはくれない。ドタンと鉄製の扉が閉まり、カギが掛けられる。窓もない真っ暗な部屋だ。店長が電灯のスイッチを入れ、部屋の中が見渡せた。コンクリート打ちっぱなしの部屋には、隅にパイプ製の簡易ベッド、黒いレザー貼りのソファー、大画面のテレビとビデオデッキ、ビデオカメラが設置されている。中央には、天井からロープが吊るされていた。
 絵理香の、ほとんどはだけられ、肌に貼り付いていた服が耕市の手で脱がされていく。
「もう、やめて。これ以上、何をするの?
 何をさせようっていうの?」
 潤んだ瞳で見つめられると、耕市の胸もキュンとする。
「絵理香は、俺だけのものになるんだ。
 他の誰にも渡さない。そのためにも、調教しておかなくちゃね」
「調教? なぜ? 何をするの?」
 調教という言葉が、絵理香には何を意味するかが、まだ、分かっていない。動物でもない私が、何の調教をされるのだろうと不思議に思っている。絵理香の後ろから、店長が声を掛ける。
「君は、今日から耕市様の奴隷になるんだ。
牝奴隷として、耕市様に尽くすんだ」
「牝奴隷? 何のことなの?」
 店長の手には、麻の黒い縄が握られていた。女達の汗と愛蜜を吸って変色したのだろう、黒光りする縄が絵理香には気味悪く思われた。店長が縄を絵理香の胸に廻す。
「きゃー、やめてください。縛らないで」
 縄から逃れようとする絵理香の頬を、耕市が平手で張る。パチンと音が、締め切ったコンクリート打ちっぱなしの部屋に響く。
「おとなしくするんだ。痛い目に逢いたくないだろ」
 絵理香が怯んだ隙に、店長が手際よく、絵理香の胸の上下に縄を廻し、腕を後ろ手に縛り上げる。胸の上下の縄を、胸の間で締め上げると、絵理香の胸は砲弾型に飛び出した。相乳の各々の中央にはピンク色の可憐な乳輪に囲まれた乳首が天を向く。
「ううっ、やめて……」
 胸の間を通した縄は、股間を通して、後ろ手に縛った縄と結ばれる。亀裂に当たる部分には、大きな結び目が作られている。二重になった縄を、臍のところで、後ろから廻された縄で開いていく。俗に言う亀甲縛りだ。開かれていく縄は、容赦なく絵理香の股間の縄を引き締めていく。縄に作られた結び目が、絵理香の亀裂を押し広げ食い込んでいく。処女のようなサーモンピンクの媚肉が見えてくる。昨日の夕方までは、本当の処女だったのだ。耕市に侵され、バイブでイってしまった自分が、そして、今縛られている自分がいる、この現実が絵理香には信じられないようだ。
「うっ、うそ……。縛らないで……」
 瞳から大粒の涙を流し、床を濡らしていく絵理香を、店長が手際よく縛り上げる。それを、耕市が眺めている。

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