俺だけの肉奴隷
木暮香瑠:作

■ 級友の前での調教1

 絵理香が、校門の前で一人待っている。試験が終わったら、一緒に帰ることになっている。一緒に帰るよう、命令されたといった方がいいかも知れない。
 この日の試験は、散々だった。パンティーを履いていないことが気になって仕方がなかった。風が、スカートの中には行ってくると、スカートが捲れて、見えてしまうのではないか、仕草が不自然でパンティーを履いてないことがばれてしまうのではないかと気になってしょうがない。気にすればするほど、なぜか乳首が立ってくる。乳首が制服と擦れ、ますます感じてしまうのだ。乳首が尖り、制服の胸をツンと尖らせる。

 校門の前を、学生達が帰っていく。そのみんなが絵理香を見ているように思えてくる。学生カバンで、スカートを押さえ、風で捲れるのを防いでいるが、みんなの視線がそこを見ているように感じてしまう。
「絵理香、まだ帰らないの?」
「うん、人を待ってるから……」
 友人達の挨拶にも笑顔を作って見送った。制服の胸の尖りで、下着を着けていないことに気づかれないかと気にしながら耕市を待った。

 耕市が、写真部の友人の田崎とやって来た。田崎と耕市は、写真部の中でも一番親しい仲である。大人しく真面目な田崎が、唯一、仲良く会話を交わせるのが耕市だった。
「おまたせ、絵理香。さあ、帰ろう」
「うん、田崎君も一緒なの?」
 絵理香は、同級生が一緒に帰ることが気になった。下着を着けていないのだ。何が起こって気づかれるか分からない。出来れば、一人で帰りたかった。耕市と帰るのが、命令でなければ……。
「そうだよ。3人で寄りたいところがあるんだ。お母さんが韓国から帰ってくるのは、6時だろ?」
「う、うん……」
 絵理香は、不安になる。また、6時まで嬲られるのだろうかと……。
「絵理香ちゃんも連れてくの、だいじょうぶ?」
 田崎が疑問げに言う。
「ああ、そうだよ。ばれやしないよ」
 耕市が何も気にしてないようにいう。
「そうじゃなくて、絵理香ちゃんが心配なんだ。刺激が強すぎない?」
 田崎が、絵理香のことを心配するのを遮り、3人は電車に乗った。
(なに? 刺激の強いことって……)
 田崎の言った言葉が気になったが、絵理香には、付いていくしかなかった。

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