俺だけの肉奴隷
木暮香瑠:作

■ 級友の前での調教3

 電車は、目的の隣町に付いた。絵理香が連れて行かれたのは、ビルの地下にあるフォトスタジオである。スタジオに入ると、10人くらいの男がいた。みんな、きちんとした身なりだ。年は、下は30代から、上は50歳代くらだろうか。背広を着ている者もいる。
「耕市君、遅かったね」
 昨日のアダルトショップの店長が声を掛ける。
「あっ、いや。こわい……」
 店長を見つけた絵理香は、耕市の後ろに隠れた。
「大丈夫だよ、絵理香。店長は知ってるね。
 こちらの人は、○○商事の常務さん、こちらは、○○○プロダクションのスカウトマン……」
 耕市が、みんなを絵理香に紹介した。聞いたことのある名前の会社ばかりだった。高校生の絵理香が知っているほどであるから、一流企業ばかりだ。
「ここに来てる人は、口の固い人ばかりだよ。一流企業の地位のある人ばかりだから、秘密は守ってくれるよ」
「なっ、何をするの……」
 絵理香の胸の中には、不安が募るばかりだ。耕市と店長が一緒にいる。この二日間、二人に嬲り続けられている。バイブでイかされ、鞭の味を憶えさせられた。今日も、朝から下着を着けずに試験を受けさせられている。きっと、あそこは濡れているに違いない。制服に擦れる乳首の尖りで、身体はもう準備ができているのが察しられる。
「絵理香の写真を撮るだけさ」
「えっ、この娘がモデルかい?」
 みんなが驚きの声を上げた。
「こんなにかわいい娘は初めてだね。腕が鳴るよ」
「いい娘を見つけたね。でも、もったいないな。この娘なら、うちのプロダクションからアイドルで売り出せるよ」
 タレントプロダクションのスカウトだという男がいう。有名アイドルを抱えるプロダクションだ。
「絵理香はその気はないよ。今までも、何回もスカウトされてるけど、
 断ってるくらいだから……なぁ、絵理香」
 耕市が男にそう言うと、
「う、うん」
と、絵理香がうなずく。でも、もったいないとはどういうことなのだろうかと、疑問に思う。
「おしいなぁ、きっと売れるよ。その気になったら、ここに電話して……」
 そういって、プロダクション名が書かれた名刺を絵理香に差し出した。
 田崎が耕市に言う。
「絵理香ちゃんがモデルなんて嘘だろ」
「嘘じゃないよ。絵理香も承知済みさ」
 耕市はそう嘘を言って田崎を黙らせた。田崎自身、憧れの絵理香がモデルになってこれから起こることを期待した。

 撮影が始まった。スタジオの中は、南国のリゾート風のセットが組まれている。バックには、青空のプリントされた幕が垂れ下がっていて、その前に、木でできた椅子、脇には観葉植物が置かれている。
「さぁ、椅子の背に手を突いて、こちらに向いて……
 にこっと笑って……、手はここ……そう……」
 みんなから、ポーズの注文が飛ぶ。さながら、アイドルの写真集の撮影のようだ。椅子に座って振り返るポーズや、いろいろとポーズを付けられる。その注文に答えながら、撮影が続いていく。ノーマルな撮影会に、絵理香も安心した。

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