ボクらの秘密
木暮香瑠:作
■ 姉ちゃんの恋愛実習8
姉ちゃんが、シャワーを浴びている。ザーメンがかかったところは、念入りに洗っている。シャワーの雫が胸の頂点にある蕾から、股間の茂みから滴り落ちる。
「健! 何してんの? あなたもきれいに洗いなさい」
そう言って、石鹸の泡をボクのチン○ンに塗った。
「うっ!!」
ボクは、思わず声を漏らしてしまう。ボクの前に跪き、両手一杯の泡をチン○ンに塗っていく。泡で滑る姉ちゃんの指は、さっきとは違った感触で、脳天まで刺激する。気持ちいい……。
「なにポーっとしてんの」
ボクは、半開きに口を開けだらしない顔をしてたみたいだ。きれいに洗い終わったボクのチン○ンの前で、姉ちゃんが放心状態のボクを見上げる。上目遣いの目が、妙に色っぽい。その下には、砲弾型に突き出した姉ちゃんの胸も見える。ボクのチン○ンは、すっかり元気を取り戻していた。
「今度は我慢するのよ。出す前にちゃんと言ってね」
言い終わると、姉ちゃんはいきなりボクのチン○ンを咥えようとする。完全に姉ちゃんのペースに嵌っていたボクは、反撃にでた。
「姉ちゃん、フェラのやり方、知らないんだろ!」
「しっ、知ってるわよ、フェラチオぐらい……。咥えればいいんでしょ?」
図星だったみたいだ。姉ちゃんは、顔を真っ赤にして頬を膨らませた。大体のことは知っていても、テクニックまでは知らないみたいだ。ボクは、美紀のお母さんにしてもらった時のことを思い出していた。
「最初は、舌を出して舐めるんだよ。ソフトクリームを舐めるみたいに……」
「えっ、そうなの? こ、こう?」
姉ちゃんは、両手をボクのチン○ンに添え舌を出した。姉ちゃんの舌が、ボクの敏感な肌に触れる。そして、ゆっくりと舐め始めた。
「うん……、気持ちいい……。全体を舐めて……」
姉ちゃんの舌が、ボクのチン○ンの上を這っている。姉ちゃんの唾液が、ボクのチン○ンに塗られていく。そしてバスルームの照明が、チン○ンをテカテカと光らせる。ボクのチン○ンは、姉ちゃんの柔らかい掌の中でピクピクと蠢いていた。
「ねえ、姉ちゃん……。咥えて……」
「うん、いよいよ咥えるのね……」
姉ちゃんの唇が真丸く開かれ、チン○ンの先端に宛がわれる。亀頭に唇の柔肌が擦れながら、口の中に消えていく。
「そこを唇で締めて……」
姉ちゃんは上目使いにボクを見上げ、『こう?』って瞳で合図した。カマ首のくびれが、キュッと締め付けられる。姉ちゃんは、唇で砲身を締め付けたまま顔を前後に揺すった。
「し、舌も動かして……」
ううっ、この感触だ。美紀のお母さんにしてもらった時の感触を思い出す。記憶をたどりながら、姉ちゃんに指示を出した。いつもは、命令されたり怒られたりするボクが逆の立場になっている。極上の優越感だ。おばさんのねっとりした舌の動きには及ばないけれど、姉ちゃんの初々しい舌使いも捨てたもんじゃない。唇でチン○ンの根元を締め付けながら、舌が砲身を這いまわる。
気持ちいい……。なんて気持ちいいんだ……。口の中でこんなに気持ちいいのなら、オマ○コの中はどんなに気持ちいいんだろう? ボクは、いずれ経験するだろうセックスの瞬間に思いを馳せていた。女性のお腹の上に覆い被さり、チン○ンを温かい肉が包み込んでいる。目の前には、二つの柔らかそうな膨らみがあり、その頂点にはつつましくピンクの乳首がある。顔を上に移すと、そこには……。でも、ボクとセックスしているはずの女性の顔が思い浮かばない。でも、温かい柔肉がチン○ンを締め付けている。
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