ボクらの秘密
木暮香瑠:作

■ 同じ屋根の下の少女8

 まだ僕は、モヤモヤしている。十時には寝ろと言われてるが、今の時代、そんなに早く寝れるわけない。そのお陰で、朝はいつも寝ぼけ眼だけれど。今日は、いつもに増して目が冴えている。チ○ポは、頭を擡げたくてヒクヒクしている。昨日見た美紀の裸、今日見た彩ちゃんの裸が頭の中に浮かんでは消える……。姉ちゃんの裸まで浮かんで来ちゃった。今まで見たことのある裸の女性が、次々と現われてくる。でも、なぜか母ちゃんの裸だけは現われない。
「えいっ、もう我慢できない」
 僕はズボンからチ○チンを取り出した。やっぱり、先っぽからは透明な液が出ている。何とかしなければ……。子供の僕がいうのも変だけど、この息子を落ち着けなければ寝れそうにもない。僕は、透明な汁をチ○ポに塗しながら握った手を動かし始めた。

 その時、急に部屋のドアが開かれた。
「健、何してんの?」
 やべえ、姉ちゃんだ。どうしてこんな時、入って来るんだよ。ノックぐらいしろよ。僕と姉ちゃんは、視線を合わせたまま、しばらく動けないでいた。多分僕の顔は、相当アホ面をしてると思う。本当に驚いた時は声も出ないし、動くことも忘れてしまう。表情すら作れない。
 姉ちゃんも、目を見開いて僕の顔と僕の息子を交互に見ている。バカにされる、きっと父ちゃんに母ちゃんに言い付けに奔るだろう。面白おかしく言いふらすだろう。姉ちゃんは、そんなヤツだ。

 しかし姉ちゃんは、ニコッと笑った。
「あらまあ、わたしが慰めてあげるわ」
「えっ!?」
 驚きのあまりキョトンとした僕に、姉ちゃんは近づいてきて言った。
「せっかく覚えたフェラテクニック、忘れちゃうと損だからね。いつか使う彼のために……」
 そう言うと、僕の手からチ○ポを奪い取った。両手で優しく包み、突き出した唇でそっと先端にキスをする。
「うっ!! ……」
 ビリビリと刺激が奔る。気持ち良い……。でも、ここは我慢だ、まだ咥えてもらってない。口に出す快感を知ってしまっている僕には、ここでイく訳にいかない。

 必死で我慢している僕の股間で、姉ちゃんの頭が上下に揺れている。気持ち良い……。そろそろかな? あんまり我慢するのも身体に悪いし……。僕がそう思ったとき、姉ちゃんは口に咥えていた僕のチ○ポを吐き出した。ええっ? それは無いよ! これからって時に……。

 姉ちゃんは振り返り僕に言う。
「健、私も気持ちよくして……」
 姉ちゃんは、僕のチ○ポを咥えたまま僕の頭を跨いだ。姉ちゃんも、モヤモヤした気分になっていたらしい。美紀の初潮を迎えたことを知って、初々しいオマ○コを見てHな気分になったらしい。僕の部屋を訪れた目的は、自分のHな気分を収めるためだったんだ。

 やっぱりそうだ。姉ちゃんはパンツを履いていなかった。スカートが僕の頭を跨いだ途端、モジャモジャとした茂みが目の前に現われた。最初からそのつもりだったんだ。自分が気持ちよくなるために、僕を使う目的でここに来たんだ。僕をオナニーの道具に使おうと僕の部屋に来たんだ。やってやる、そうと判れば僕だって男だ。クンニくらい、知識として知っている。漫画で読んだことあるんだ。

 僕はドキドキしながら、秘密の割れ目をそっと開く。一滴の液体が僕の顔に落ちた。やっぱりオナニーの途中で僕の部屋に来たんだ。すでに濡れている。赤貝みたいなピンクの肉が艶々と濡れ輝いている。女の子ってこうなってんだ。絵でしか見たこと無い女の秘密の場所を見てしまった。正直言って気持ち良いものじゃない。

 美紀もこうなの? 彩ちゃんもこんなになってるの? いやっ、そんなはずはない! これは淫乱な姉ちゃんだからこんなんだ。そう思い込もうとすればするほど、美紀や彩ちゃんのオマ○コを想像してしまう。興味が募ってしまいHな気分になってしまう。子供のボクの息子は、さらに元気になっていく。
「健のチ○ポ、また大きくなった。Hね、わたしのオマ○コ見て大きくするなんて……」
 姉ちゃん、少しは言葉を選べよ。チ○ポとかマ○コとか、姉ちゃんのファンが聞いたら卒倒しちゃうぞ。外では大人しい少女を気取ってるくせに……。それに、姉ちゃんのを見て興奮してんじゃねえ……。美紀……、彩ちゃん……、明日も学校で顔合わすのにどうしよう? まともに顔を見れないかもしれない。

 ヌメヌメと輝くオマ○コの中は、まるで食虫花のようにも見える。ここを舐めるの? 舌を出した途端、その食虫花はぱくっと花弁を閉じ食べられてしまいそうだ。なんか怖い、本当に大丈夫? 僕の舌を食べてしまわない? 僕は恐る恐る舌を伸ばした。割れ目の中で、ひときわ輝く小さな膨らみ、これがクリ○リスって言うんだ。ここが感じるって書いてあったな、一樹が持ってきた漫画に……。僕は狙いを定め、その突起を舌の先で突いた。

「あん、いい……。そこ……、舐めて……」
 言われなくても舐めるよ。それより、フェラも再開してくれよ。なあ息子よ、そう思うだろ? ほったらかしにされた僕のチ○ポに突っ込みを入れながら、僕はクリ○リスに舌を這わせた。
「ああん、うっ、ううっ、ヒイッ……」
 姉ちゃんは首を退け反らし、腰をガクガクと震わせた。姉ちゃんも初めてだったのだろう、クンニは……。フェラだって覚えたばかりだし……。初めてクンニは、思ったより刺激が強かったみたいだ。そして、腰が抜けたようにガクンと腰を落とした。姉ちゃんの腰の下には僕の顔がある。
「うっ、ううん、うん、ウン……」
 姉ちゃんの腰に顔を強打され、僕は呻き声を上げようとするが、姉ちゃんの恥丘に阻まれ、くぐもった呻き声が漏れるだけだ。くっ、苦しい……。僕の鼻は恥丘の割れ目に埋もれてしまっている。口はモジャモジャの陰毛に押さえ込まれている。いっ、息が出来ない。これがプロレスなら、マ○コ固めで僕のギブアップだ。これだから困る、処女の淫乱は!

 僕は手をバタバタともがくが、姉ちゃんの腰はびくともしない。むむんっ、なんてデカ尻なんだ。本当に殺される。
「ううん……、はあ……」
 意識を取り戻した姉ちゃんが、腰を捩った。
「ぷはあ……、はあ、はあ、はあ……、死ぬかと思った」
 やっと吸い込めた空気は、とてもおいしく感じた。

「ありがとね、健……」
 姉ちゃんは、自分だけすっきりするとさっさと自分の部屋に戻っていった。あっ、忘れてた! オレ、まだ出してねえよ。ひどいよ、自分だけ気持ちよくなって……。我慢もほどほどにしとけってことか? ひどい姉ちゃんのお陰で、僕の興奮なんか吹き飛んでしまった。窒息の危機に晒された僕のチ○ポは、その元気を失い萎れていた。

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