ボクらの秘密
木暮香瑠:作

■ Hなマンガ9

 どこが感じるかは知っている。姉ちゃんので学習済みだ。ボクは亀裂の中をなぞる舌を、ちょこんと鎮座している淫芯に移動した。そして、陰核を転がすように舌を動かした。
「イヤッ! イヤッ……」
 小さな声を吐きながら、美紀は激しく顔を横に振る。美紀の亀裂からネバネバした液体が溢れ出す。今まで感じたことのない刺激に襲われているに違いない。でも苦しい刺激じゃあない筈だ。ボクは激しく舌を動かした。
「ウンッ!! ……!」
 小さな呻き声を上げ、美紀の小さな肢体がビクンッと跳ねた。きっと初めてのエクスタシーに違いない。オマ○コをボクに、胸をオナニー熟練者の姉ちゃんに弄られてはたまったものではないだろう。それが始めてのオナニーなら……。

「美紀ちゃん、健に気持ちよくしてもらったお礼に、今日のこと秘密にしてあげてね」
 美紀は、姉ちゃんの言葉に小さく頷いた。でも、美紀が秘密にする約束をしたのは気持ち良かったからだけじゃない。確かに気持ち良かったかもしれないけど、それ以上に恥ずかしかったからだろう。ボクにオマ○コを見られたことが、毛が生えかけていることを気付かれたことが……、ボクの舌で気持ち良くなったことが……。

 そのあと、結局姉ちゃんのも舐めさせられることになった。二人を気持ちよくさせることが、今日の悪戯を秘密にする交換条件として成立した。二回づつ、二人の肢体がビクンと震えるまで舐めさせられた。美紀は嫌がったが、後ろ手に縛られたままでは姉ちゃんの言うことに抵抗できなかった。武彦たちは、自分の唾液で口の周りをべとべとにしてたけど、ボクは姉ちゃんと美紀のH汁で口の周りをべとべとにした。



 翌日、みんなの不安を他所に、美紀は先生には何も告げ口しなかった。

 美紀の机のところでは、彩ちゃんが美紀に手を合わせお願いしていた。美紀は何も言わず、ウンウンと首を縦に振っている。秘密にしてくれるんだ。昨日の約束を守ってくれるんだ。しかし、美紀はボクと顔を合わそうとしない。一瞬、目が合ったが顔を真っ赤にしすぐに背けた。

 学校からの帰り道、ボクらは昨日の秘密基地での話をしている。
「おい、昨日、みんなパンツの中が濡れてただろ?」
「ああ、白いべとべとの液が出てた。俺たち病気なのかな?」
 気の弱い亮太が、心配そうに言う。
「あれ、射精って言うんだぜ。精子が出たんだよ。俺たち、大人になったんだよ」
 なんでも知ったかぶりの武彦が、胸を張って自慢げに言う。心配は要らないと亮太に教えていた。こんなに自慢げに亮太が言うってことは、亮太も初めての射精だったんだ。亮太は、初めて知ったことはなんでも、みんなに自慢げに披露する癖があるから……。
「健、知ってたか」
 僕にも聞いてきた。さも知らなかっただろうと言いたげに。
「し、知ってるよ」
 ボクは、亮太のプライドを傷つけないよう、戸惑いを装った。
「嘘付け、お前も初めてだったんだろ? 射精……。大人ぶるんじゃないよ」
 亮太は判ってるよって、余裕の表情で僕の背中を叩いた。

 ボクは、昨日からの疑問をみんなにぶつけてみた。
「彩ちゃんのオッパイ、どんな味がした?」
「ううーーん、体操服の臭い」
 実が答える。みんな、同意見のようで首を縦に振っている。でも、これが知りたいことではない。次の質問が本題だ。
「股も舐めたのか?」
 次の質問をぶつけてみた。
「舐めないよ、なあ!」
「だっておしっこする所だぜ。ズボンの上からだって、ちょっとな……」
「彩ちゃんだから、汚いなんては思わないけど、やっぱりね……」
 誰一人舐めたやつはいなかった。

 彩ちゃんの股間の染みはなんだったんだろう……。薄々、ボクは気付いているけれど……。

Hなマンガ・おわり


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