ボクらの秘密
木暮香瑠:作

■ 水着とお尻と……8

 姉ちゃんがコンニャクでボクのチン○ンをなぞる。
「ヒイァ! フヒャー!!」
 ボクは女の子みたいな、なんとも変な悲鳴を上げた。何だ! この感触……。初めて味わう感触、なんと悲鳴を上げていいのか判らない。
「いいみたいね」
 姉ちゃんはそう言うと、コンニャクをボクのチン○ンに被せた。コンニャクには貫通する孔が明けられていて、チン○ンがコンニャクの中に姿を消していく。
「ウホホオオオ……」
 ボクは背筋が伸び、ゾクゾクと何かがその背中を走った。何なんだ? 未知の感触。今まで感じたことのあるどんな感触とも違っている。未知の刺激に僕の頭はパニックだ。こそばゆいとも痒いとも違う、気持ちいいとも……、気持ちいいとはきっと違う。いろんな感触が混じったような、とにかく初めての感触なんだ。

 姉ちゃんがコンニャクを動かし始めた。ぎょっと握ったり、ズボズボと動かしたり……。
「ヒャンっ! ハウッ! ウハヒャヒャヒャ……」
 姉ちゃんがコンニャクを動かすたび、ボクは変てこな悲鳴を上げ身体をピクピクと震わせた。
「キャアッ! 面白い!!」
 姉ちゃんは、ボクが背中をピクピクとさせ身体全体を震わせるのが気に入ったみたいだ。
「面白いよ、美紀ちゃん。ほら、こんなにピクピクしてる」
 コンニャクを貫通し頭を出してるチン○ンがピクピクとしてるのを指差し、美紀に見せようとする。
「や、やめて!! 変っ、変になるう!!」
 逃げようとするが、身体の力が抜けてしまっている。全身の神経が全て、チン○ンに乗っ取られてる感じだ。それでもボクは必死で後退る。
「美紀ちゃん、健を押さえて!」
 背後に廻った美紀に両手を掴まれ、背中に廻された。女の子の美紀の力でも、簡単に押さえ込まれるほどボクは力は奪われていた。コンニャクに……。

「だめえ! やめろ!!」
 コンニャクに感じるなんて……絶対にヤダ! たかが、おでんの具だぞ。
「あっ、やだっ! やめて! やめてください!! 姉ちゃん、あうっ、あんっ、ううっ……」
 足を踏ん張ろうとするが、姉ちゃんがコンニャクを動かすたびボクの足は余計な力が入ってしまう。ガクンと腰が落ちてしまい、ピクピクと足の甲が裏返ってしまう。うまく畳を蹴れない。逃げられないよう……。
「み、美紀! はっ、放せ! はうっ! うひひっ……」
 必死で暴れてるつもりが、うまく力が入らない。一瞬は入った力が、コンニャクがボクのチン○ンを擦るたびスコンと抜けてしまう。
「お願いします、うウッ! お姉さま!! うあっ、ああああ……」
 コンニャクの穴から顔を出したチン○ンの先から白いものが飛び出した。白いものは……、ボクの股の間でコンニャクを握り締めていた姉ちゃんの顔に真っ直ぐに飛んでいく。そして姉ちゃんは避ける間もなくそれを浴びる羽目になった。

「もう、汚いんだから……。言ってよね、出るなら出るって……」
 やっと姉ちゃんの手が止まった。 言わせる暇も与えなかったのは、姉ちゃんじゃないか! ボクの所為にするな!!
 はうう……、何でこんなに疲れてんだろ。ボクは大の字に床に倒れこんだ。さっきまであんなに強張っていた身体から力が全部抜けていく。でもボクの股間では、コンニャクを纏ったチン○ンが、未だピクピクと身震いしていた。

「美紀ちゃんもやってごらん? 面白いでしょ?」
 姉ちゃんはティッシュで顔を拭きながら言う。
「はいっ!」
 興味を持った美紀が元気に返事する。やめろ! 美紀! 姉ちゃんみたいな意地悪女になってしまうぞ。でも美紀は、ボクの大きく開いて投げ出されたボクの両足の間に座り、股間でぷらぷらと揺れるコンニャクに手を伸ばそうとしている。
 やめるんだ! 姉ちゃんみたいな意地悪で変態女にならないでくれ! ボクからの切実なお願い!? 幼馴染だろ、ねっ、お願い!!
 ボクの願いは、儚くも破られた。遂に美紀の手が、コンニャクを握り締めた。
「はうっ!!」
 声を上げるボクは、気が付けば姉ちゃんに肩を押さえ込まれてる。

「あうっ、あっ、だ、ダメ!! やめろ、美紀! あんっ、あうっ……」
「やっぱり健って、変態よね。コンニャクでも感じるんだ……」
 美紀はニヤッとボクを見て、コンニャクをいっそう早く動かした。
「はうっ、ひっ、はひうっ!! ダメだ! 姉ちゃんに、あうっ、そそのかされるな、美紀! あううっ、うひひっ……」
「確かに変態! 我が弟ながら相当なHね」
 悲鳴? 喘ぎ声!? とにかく切れ切れに声を上げるボクを面白がってる。
「これがセックスよ。セックスってこんな感じらしいよ。どう? 気持ち良い?」
「嘘だ!! こ、こんなの、セックスじゃない!! うひゃっ!!」
 このまま姉ちゃんに……、小さな姉ちゃんと化した美紀に虐められてると、ボクはきっとセックスが嫌いになってしまう。絶対、嫌いになってしまう。
「いやだ! うひっ! こんなのイヤだ!! あうううっ……」
 コンニャクで逝くなんて、気持ち良いわけない。ただ変な気持ちになるだけだよ。こそばゆくて、ぬるぬるしてて……、死にそうで、逝きそうで……、うっ? これって気持ち良いってこと? もう訳判んない。
「やめてくれ! 美紀! やめろおおお!!」
 でもボクの目は美紀の無防備なスカートの中を覗いていた。コンニャクでボクのチン○ンを扱くことに夢中になってる美紀は、スカートが捲れていることに気付いていない。
 パンティーに染みが出来てる。濡れてる、パンティーが……。美紀の股間が……、美紀のおマ○コが……。

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