人妻の事情
非現実:作

■ その時は妻であらず9

女子トイレの一室、震える手には鮮度のよさそうなキュウリ1本。
(…… …… ……)
鍵を閉めてある扉の向こうが気になってしょうがない。
(駄目……誰も来ないうちに……しないと……)
田崎さんは言った。

「煙草2本吸ううちに入れてきてください、そうだなぁ〜大体5分以内かなぁ。
時間内に戻ってこなかったら…… ……次はミニトマトでも買いましょうかねぇ。」

ミニトマトを何に使うのか、それはさっぱり解らなかったが羞恥調教には違いないだろう。
これ以上の追加調教は、まだ私には無理だと思う。
(あ、あぁぁ…… ……や、やらないとっ!?)
足を肩幅まで開き、股下10センチ以下の白いフレアスカートを片手で捲る。
愛している夫と同じ趣向で相成った田崎さん、たった2人にしか見せた事のない秘所が露出した。
ここを守ってくれる筈の下着は田崎さんのポケットの中だ。

「い、ぃやだ……」

躊躇いとは裏腹に秘所はジットリと濡れかけ、確かに疼いていたのだ。
これを入れたらどうなるのだろう……期待と不安の中、恐る恐るキュウリを持つ手を秘所へと近づけてゆく。

「はっぁはぁはぁはぁはぁぁ〜〜〜〜……」

甘美な吐息が漏れてしまう。
扉の外は気にもならない、私はもうキュウリに夢中。
遂に先端がオ○ンコに触れた。

「ぁっぁっ!?」

思わず声が出そうになったのを、咄嗟にスカートの裾を持ち上げていた手で口を塞ぐ。
……実に危なかった。
(はぁぁぁぁぁ…ぁっぁあぁぁ〜〜〜っ!)
甘美な吐息を抑えつつ、もう手が止まらない。
(はぃっ……入っていくぅっ!?)
トロトロに濡れたオ○ンコに何の抵抗もなくキュウリが入ってゆくのだ。

「ふっぅふぅ……ふっぅふっぁぁ…ぁ!」

ただ入れているだけで気持ち良すぎてイッてしまいそうになる。
(……あぁ〜〜〜このっぉ、イボイボがっぁぁ〜〜っ!!)
あの店員さんが選んだ極太キュウリのイボがオ○ンコの中をゴツゴツと刺激するのだ。
もうこの気を満たしたい、高潮した気分を抑えるのがやっとである。
(こ、コレ……上下にしたら…… ……)
私は確実にイッてしまうだろう。
(駄目よ駄目、早く帰らないと……)
辛うじて抑えが効いた理性で、私はキュウリを持つ手を上へと動かし続けたのだった……。
   ・
   ・
   ・
「お、お待たせしました」
「んん〜〜、随分と長かったネェ?」
「す、すいませんっ」
「5分で出来るとは思ってなかったけどさぁ〜10分過ぎは遅すぎだよ?。

田崎さんは腕時計を見せながら言った。
恐縮すると共に、思いもよらないほどに時間を掛けてしまった事に恥じる。

「最早躊躇とかってさぁ〜理沙ちゃんにはないでしょ〜?。
キュウリで感じちゃってさぁ〜出し入れとかしてたのぉ、ネェネェ?。」
「そっ、そんな……事」
「んっふっふっふ〜〜〜感じちゃってたんでしょぉ?」
「…… …… ……」

間違いなく顔が真っ赤になっているだろう、私は顔を上げる事が出来ずにただ黙っていた。
だが、私の無言の意味は、その事を肯定してしまっているのだ。
満足そうに頷いて田崎さんが再び云う。

「どらどら、見せてごらん?」
「こっこ、こ…こんな、所でっ?」

人通りは無いがトイレの目の前、いつ人が来るか解ったものではない。

「羞恥プレイって、そういうものでしょ理沙ちゃ〜ん?」
「……ぅう…う」
「さぁさぁ〜どうしたのどうしたのぉ〜プレイを楽しもうよ理沙ちゃん〜」
「…… ……」

トイレの壁際、暫くの間で私は「プレイ」というものを理解した。
そして俯いたまま、ゆっくりと両手でフレアスカートの裾を摘んで秘所を晒したのだった。
田崎さんは目の前で立っててくれて、壁となってくれている。

「ほぅほぅ、これはこれは……ズッポシと埋まっちゃってるねぇ〜奥さん〜」
「はぁ……はぁはぁっはぁ……」
「んふっふっふ、これはいい痴態だねぇ〜そそるそそる」
「た、田崎……さ、さぁん〜ンンぅぅ〜」
「興奮してるねぇ〜すっごいイヤラシイねぇ奥さぁん?」
「恥ずかしいぃわ」

田崎さんの言葉……これもプレイの一環だと思うと、何もしていないのに股間は疼く。
堪らずモジモジと私は股間を摺り合わせると、オ○ンコ一杯に埋まったキュウリのゴツゴツ感が心地よかった。

「フフン、じゃあ〜〜このまま少し散歩して帰ろうかねぇ〜理沙ちゃん?。
今日の露出プレイの最後は、うちのお店だよ?。」
「はぁはぁはぁ、はぁはぁぁぁはぁっぁっ!」

楽しそうに喋る田崎さんの言葉など、耳には通らなかった。

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