母はアイドル
木暮香瑠:作

■ 奪われる初めて7

「ひぃっ!!」
 まさみは喉を伸ばし、短い悲鳴を上げた。龍一の指がアヌスを擽ったのだ。
「いやっ、やめて……。そんなこと、人間のすることじゃない……」
 龍一のまさみの太腿を伝う愛液を指で掬い取り、菊座に塗り込む。
「嘘ッ!! お尻でセックスするなんて……うそでしょ?」
「今更何言ってんだ、嘘じゃない。浣腸する時、言っただろ? お前のバージンは全て奪うって言っただろ」
「うわっ、ううう……」
 龍一の指が差し込まれ、まさみは呻き声を上げた。肛門の中に差し込まれた指がグリグリと廻され、内側に愛液を万遍に塗り着ける。恥ずかしいところを、決して人には見せることの無いところを指で嬲られる恥辱に、まさみは思わず力が込もる。
「今から締め付けてどうするんだ。締め付けるなら俺のチ○ポにしてくれ。ハハハ……」
 龍一はまさみを揶揄いながら指を抜き差しし、アヌスを解していった。

「や、やめて……」
 まさみの顔が引き攣る。アナルに龍一の亀頭が宛がわれたのだ。楔のように打ち込まれた亀頭が、お尻の穴を押し広げようとする。
「いやっ!!」
 まさみは、龍一の手によって支えられた腰をイヤイヤと揺する。しかし、差し込まれた亀頭は、しっかりと標的を定め外れてくれない。
「いよいよ、最後の処女喪失だ」
「いや、イヤッ!! う、嘘よ、こんなこと……。人間のすることじゃない……。獣だって、こんなことしない……」
「バカか、奈緒は……。人間だからするんだろ」
 龍一はゆっくりと、しかし力強く腰を繰り出す。
(うそよ、こんなの嘘よ……)
 じわじわと入ってくる亀頭、広げられる括約筋、ヒリヒリと痛みを感じるお尻……。その現実が未だに信じられない。
「浣腸のお陰で、通りがよくなってるぜ。どんどん入っていくぜ」
「い、痛い……、ぬ、抜いて!!」
「力を抜け。力むと痛い思いをするのは奈緒の方だぜ。ケツが裂けてクソも出来なくなるぞ。俺はチ○ポを締め付けられて、気持ちいいけどな」

 ズルッ!!

 肛門が拡力から逃れようと、肉棒の括れまで飲み込む。
「ほら、カリ首まで入ったぜ」
 龍一はさらに腰を進めた。節くれだった棹が、ギシギシと肛門を巻き込みながらまさみの中に埋もれていく。
「太い、太すぎる……。裂けちゃう、お尻裂けちゃう。やめて! やめてぇ!!」
「カリ首が通ったんだ、そう簡単に裂けやしねえ」
 龍一の腰が押し進められ、幹の半分ほどが埋もれる。
「うわっ、うっ、ううっ、ひぃっ!!」
 龍一の腰骨がまさみの尻肉を叩き、怒張が全て尻穴に没した。

 ズルズルズルッ……。

「ああっ、あああああ……」
 肛門を押し広げている肉根がゆっくりと引き抜かれる。カリが腸壁をこそげ落とすように擦り上げ、菊座の皮が肉根に纏わりつき皺を伸ばすように引っ張られる。まさみは、排泄感を遙かに越えた刺激に声を漏らしてしまう。

 グリグリグリ……。

 カリ首のみをお尻の中に残していた怒張が、再び押し込まれる。
「ううっ、ううううう……」
 通常とは逆の物の流れに、苦しげな声を上げる。
「どうだ? 感じてるんだろ? 淫乱な奈緒のことだから……」
「ううっ、か、感じるわけ無いわ、こんな酷いことされて。つ、辛い……だけ、うううっ」
「本当かな?」
 龍一はまさみを拘束している縄尻を掴み、上半身を起こした。そして腕を前に廻し胸に掌を被せる。掌には、柔肉の中心で押し返してくる突起が感じられる。
「この勃起はどう言う事だ?」
 掌で突起をグリグリと押し潰す。
「うううっ……」
 痛いほどの痺れが、ビリビリと胸に広がり呻き声を上げるまさみ。
「こっちはどうなってる?」
 もう一方の手を、まさみの股間に廻し指を這わせる。そして、亀裂の中の尖りを探し上げ擦りあげる。
「ひぃっ! だめえっ……」
 お尻と乳頭、クリ○リスの三箇所を責められ、まさみは龍一に背中を預けビクビクと肢体を震わせた。
「どうしてここがこんなに勃起してんだ?」
「そ、それは……、さっきまで入ってた……バ、バイブのせい……、ううっ……」
 お尻で感じてると信じたくない、その思いがまさみにバイブで感じたと答えさせる。
「ふーーん、それだけかな? 俺は十分気持ちいいぜ。奈緒の身体はどこを嬲っても俺を気持ちよくさせるぜ。ははは……」
 龍一はグイグイを腰を動かし、アヌスを嬲る。
「ううっ、だ、だめっ! 動かさないで……、変になっちゃう……」
「何が変なんだ? どうなってるか、奈緒、口に出して言うんだ。自分で説明しろ。さあ、言え!」
 龍一は、強く胸の隆起に指を食い込ませ命令する。
「ううっ、龍一さんのおチン○ンがお尻の中に……。あん、胸を揉まれ……、クリ○リスを弄られてます。ううう……」
「それでどうなってるんだ、奈緒は……」
「あうっ、へ、変です。変な気持ちです……。ううっ、あうん……」
「気持ちいいんだろ? マ○コはどうなってるんだ。言え!!」
 龍一が指をV字に開き縦裂を広げると、秘孔に湛えられていた愛液が太腿を伝って滴り落ちた。
「ああん、オマ○コ、奈緒のオマ○コ……、ぬ、濡れてます……。い、いやっ、う、動かさないで……」
 後から後から溢れ出る愛液は、会陰を伝い龍一の怒張に纏わり着き滑りをよくする。龍一は、ここぞとばかりに腰を大きく上下に揺すりまさみを責め立てた。
「口が疎かになってるぞ。続きを言え」
「はうっ、あん、ああん……。だ、だめえ……、龍一さんのおチン○ンが、お、お腹の中を、あん……、グリグリと、う、動いてます。オマ○コ、濡らしてます。あっ、ああん……」
 まさみは、龍一の突き上げに胸の隆起をブルンブルンと波打たせ汗が迸る。官能の渦に飲み込まれたまさみは、龍一の言うがままに卑猥な言葉を口走った。

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