人妻と少女の淫獄
木暮香瑠:作

■ 崩れていく関係3

「綺麗だよ、姉さんのオッパイ。柔らかくて張りがあって……、それにこんなに気持ち良いなんて……」
「ああ、だ、だめッ……。いやあ……」
 昇は、優しく強く指を柔肉に食い込ます。
「あんなに男達に揉まれてたのに全然崩れてないし……。それとも……揉まれて大きくなった?」
 DVDの映像を思い出しながら、指に力を込めていく。仰向けでも型崩れすることなく盛り上がった柔肉は指が埋まるほど柔らかく、そして込めた力に比例した弾力で指を押し戻してくる。
「すごいよ。柔らかいのに弾力があって……」
「ううっ! だ、だめっ!! い、痛い……。そんなに強くされたら……」
 美香は顔を顰めて抵抗するが、痛みに紛れて広がる痺れがバストを侵食していく。開発された肢体、昨日、篠原のよって呼び起こされた肢体は、美香の意思とは関係なく刺激を甘媚な官能として味わっていく。
「いやっ、やめて! あんっ、昇さん。だめ、だめなの、うっ、こんなこと……。あうっ、あん……」
 美香が拒めば拒むほど、昇の興奮も美香の感覚も高まっていく。指に力が入り、指先の感覚は研ぎ澄まされていく。美香の肌の感触を、昇の脳にダイレクトに伝えていく。美香の柔肌は、昇の指先の感触を肢体の奥に染み込ませていく。柔肉に食い込む指の形、掌の肌感、込められた力までも甘美な刺激として受け入れてしまう。
「すごいよ。柔らかくて……、張りがあって、こんなに気持ち良いおっぱいを隠してたなんて……」
 昇が感じるのと同じように、美香にも好む好ばざるとは無関係に刺激は柔肉の奥深くに侵食していった。
「ううっ、だめっ! うううっ……」
 美香が呻き声を上げるたび、乳輪がムクムクと迫り出し、乳首が頭を擡げてくる。

 昇は義姉の胸を搾り出すように握ると、ぷっくりと迫り出された乳頭にむしゃぶりついた。
「甘いよ、姉さんのオッパイ……」
「いやっ、だめえ!」
 チュパチュパ、ベロベロ……。
「うっ、アン……。うううっ、あうっ……、あんっ、ああん……」
 バストを吸う音、舌を這わせる音の響き渡る中、その音に感応するように、美香の上げる喘ぎ声は甘く切なさを帯びていった。
「コリコリしてるよ、姉さんのビーチク。ほら、こんなに……」
「あん、だめえ……。うっ、あうっ、ああん……」
 昇が舌で乳頭を転がすと、美香の口から甘い悲鳴が零れた。頭の上で束ねられた手を振り逃れようとするが、その力は弱いものだ。美香の抵抗が弱まった見た昇は、頭の上で固定していた手を離した。そして、両手で手で両胸を攻める。
「姉さん、感じるんでしょ? 淫乱だものね、姉さんは……」
「イヤッ! ち、違う……」
 否定しても、胸の隆起に広がる痺れに身を捩ってしまう。手を開放されてるのも気付かず、頭の上に掲げたままの手を揺らす。
(だ、だめっ……。耐えなきゃ……、ここで感じたら……)
 淫乱だと思われたくない気持ちが背徳心を擽り、ますます刺激に敏感な身体になってしまう。

「あうっ、ひいっ……。だ、だめっ……」
 昇の這わす舌に感じるコリコリ感が、美香の声に呼応して増していく。
「勃って来たんじゃない? 乳首……」
 舐める舌を押し返してくる乳頭に、昇は更に舌に力を込め転がした。
「ううっ、だ、だめえ……、そんなにしたら……」
 肌を這う舌が、皮膚の奥深くの官能を掘り起こしてゆく。ヌラヌラと唾液を塗られたバストは、ローションを塗られたように敏感になり刺激を求めるように疼く。美香はまぶたを強く閉じ、押し寄せる官能と戦った。
「だめっ、だめえ……。も、もう……やめてえ……」
 抵抗することを諦めたように、美香は魘されるような喘ぎ声を上げ続ける。

 昇はゆっくりと双乳に埋もれていた顔を上げる。舌と乳頭の間を唾液が糸を引き橋渡しされ、美香の荒い吐息にルブルと震えている。

「はあ、はあ、はあ……」
 カチャカチャ……。ズルズル……。
 荒い吐息の中、美香は金属音と布ずれの音と共に昇の責めがないことに気付いた。

 美香が目をうっすらと開け、昇を見る。美香の目に映ったのは、昇が下半身を晒し、ズボンを脱ぎすてている姿だった。

 !?

 美香が状況を理解すると同時に、昇の手をスカートの中に忍び込んで来た。そしてパンティーにその手が掛かる。
「ダメッ!! ダメよ、昇君。こ、これ以上は……」
 美香は股間に手を感じ、我に返ってその手から逃れようと昇の胸を押し返した。突然の抵抗にバランスを失い、よろける昇。しかし昇は、パンティーに掛けた手を離そうとはしない。
「だめえ! これ以上は、だめえっ!!」
 美香は渾身の力で昇を跳ね除けた。ソファーから転げ落ちた昇は、それでもパンティーから手を離さない。

 ビリビリビリ……。

 二人の力が重なって、パンティーはいとも簡単に裂けた。
「ああっ、だめよ、だめ! こ、これ以上は……」
 美香はソファーから素早く立ち上がり、逃れようとする。
「姉さん、逃げてもダメだよ。姉さんと犯るって決めたんだから……」
 昇は、逃がすまいと美香のスカートに手を掛けた。
「いやっ! 放して、これ以上は……」
 スカートを引っ張られ、美香はよろけながら崩れ落ちた。縋るように伸ばした手をテーブルに掛け身体を支える。
「いやあ!」
 昇の手に引っ張られたスカートは、ホックを飛ばし、ホックの外れたスカートはずり落ち美香の膝に絡み着く。テーブルに手を掛け、スカートの絡まった脚でもどかしそうに立ち上がる美香のお尻が昇の目に晒される。すでに股間を守る薄布は千切れ去っている。不自由な足で、必死に逃れようとする美香のお尻は、クネクネを揺らぎ昇の性欲を刺激した。
「おっきいね、姉さんの尻。そんなに揺らして、俺を誘ってんの?」
 足に絡まったスカートが逃げようとする美香を妨げる。逃げようとすれば、自らスカートを脱ぐような仕草となりお尻を燻らせた。昇は、目の前で蠢く柔肉に両手を伸ばす。
「ち、違う! だめっ、ひいっ!!」
 美香は、掲げた尻肉を掴まれ悲鳴を上げた。
「姉さんのお尻の肉、指に張り付いてくるよ。餅肌って、良く言ったもんだね」
「だめっ! だめえっ!!」
 美香が触られる手から逃れるようにお尻を引く。昇は逃げられてはまずいと、美香の腰を両手で掴んだ。昇は、尻肉の感触も名残惜しいが、一刻も早く媚肉の感触を味わいたかった。逃げるお尻が昇の気を更に急かし、曝け出している怒張を美香の膣中に挿入すべく腰を掴み固定した。

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