人妻と少女の淫獄
木暮香瑠:作

■ 崩れていく関係4

 腰を押さえられた美香が、逃れようともがけばもがくほど足に絡ませスカートが自由を奪っていく。もがく太腿の間で媚肉が捩れ、まるで誘っているように昇の目には映る。曝け出した怒張の先端を、昇は割れ目に宛がった。
「いっ、いやっ! だめっ! だめえっ!!」
 先端が媚肉に触れるのを感じた美香が悲鳴を上げる。しかし昇には、美香の悲鳴さえ興奮を煽るBGMとなる。昇は、憧れの義姉の秘孔を目掛け分身を一気に押し進めた。
「ううっ、ああっ……」
 諦めにも似た絶望の呻き声が、美香の唇から漏れる。
「一気に入ったね。しっかり濡れてたんだ、姉さんのオマ○コ……。オッパイを揉まれ感じてたんだね」
 後から突き上げられる身体を美香は、テーブルに着いた手で支える。
「ヌルヌルだ、姉さんのオマ○コ。DVDで見てた通り、本当の淫乱だったんだね」
「ち、違う……。うっ、ううっ……」
 否定の言葉が、昇が腰を撃ちつける度、途切れてしまう。美香は俯いた頬に涙を伝わせた。



 その頃、家の外では二つの影がそれぞれの思いで近づいていた。一人は昇の幼馴染・秋山沙希、もう一人は篠原だ。

「昇、何してんだろ? 休みだって言うのに何処にも行かないだなんて……」
 昨夜、電話で買い物に付き合ってと誘った沙希だったが、昇に断られていた。特別買わなくてはいけないものがあるわけではない。昇と一緒にいたいと言う思いで誘っただけなのだ。
「美香さんいるかな? リビングの方かな?」
 昨日、デートを断られてる沙希は、直に昇を訪ねることを躊躇した。まずは美香さんを訪ねよう、そう思い美香の姿を求め、沙希は玄関横を通り過ぎリビングに面した庭の方に向かった。

 一方、篠原は先客がいることに身を隠した。
「!? あの娘は確か……沙希って言ったっけ……」
 沙希の後姿に、若々しい色香を感じながら後を追う。白の色気のないブラジャーの線が浮かぶTシャツ姿の小さな背中、、ティーンらしいミニスカートから伸びるすらりと伸びた長い脚。バスケットで鍛えた贅肉のない足を運ぶたび、ミニスカートに包まれたお尻がクリッ、クリッと揺れる。
「脚、長げえなあ。そのままモデルになれぜ。それに、いいケツしてるな……。きっとマ○コの締まりもいいぜ、あのケツなら……」
 引き締まりキュンッと吊り上ったお尻を揺らしながら歩く沙希、その若々しい後姿を見詰めながらニヤリとした。

「美香さん……、いる?」
 美香の姿を探すように、辺りを窺いながら庭に入った沙希が驚いたように立ち止まる。声にならない感嘆の悲鳴を押さえる様に口を両手で覆い、目が見開かれ一点に吸い寄せられる。

「おや!?」
 篠原は沙希の態度に疑問を抱き、沙希の後から肩越しに見詰める先を見た。
「あちゃあ……、やってるね」
 二人の視線の先には、服装を乱しテーブルに手を着く美香の姿。そして、その美香に背後から覆い被さり腰を撃ちつける昇の姿がある。恍惚の顔を退け反らし、汗を飛沫を飛ばしながら腰を振る昇。手は前に廻し、美香の胸に宛がい柔乳の感触を味わい揉んでいる。篠原は携帯を取り出し、目の前の光景に向けた。

「何? ど、どうして? ……、なぜ?」
 携帯のシャッター音にも気付かず、じっとリビングを見詰めたままの沙希が悪い夢に魘されるように呟く。何が起こっているのか、目の前の光景が信じられないでいる。
「しーーー、驚かしたらマズイでしょ。愛し合ってる最中を邪魔したら野暮だよ」
 篠原は、あえて『愛し合ってる』と言う言葉を沙希にぶつけてみた。突然掛けられた声に振り返った沙希の目は、大きく見開かれ絶望に濡れていた。そして、唇が何か言いたげに震えている。
「ほらっ、見てごらん。美香さんの顔、嬉しそうにふやけてるだろ……」
「うっ、嘘……。昇と美香さんに限って……」
 そんなことないと否定したいが、目に映る美香の顔は今までみたことのない表情だった。それが、嫌がってる顔なのかアクメの顔なのかは判らないが……。
「しーーー!」
 篠原は、声を出さないように沙希の口に手を当てた。
「さあ、行こう。こんな光景、見ていたくないでしょ?」
 篠原は、沙希の肩を優しく抱き耳元で囁く。篠原に促され、沙希は昇の家を後にした。



 その間もリビングでは昇が歓喜の呻き声を上げていた。
「ううっ、凄い締め付けだよ。俺のチ○ポを待っていたんだね、姉さんのマ○コ。吸い込むように締め付けてくるよ、俺のチ○ポを……」
「イヤッ! だめえ、そんなに突かれたら……、ううっ、あうっ……や、やめて……」
「俺に突かれたらどうなるの? 気持ちいいんでしょ? 逝きそうなんでしょ?」
「違うっ、違うの……。だ、だめえ!!」
「逝っていいよ、俺のチ○ポで。逝きたいんだろ? 淫乱な姉さんだもの。ほら、ほら、ほら……」
 昇は、込み上げる射精感を我慢して美香の蜜壷に杭を打ち込み続ける。
「最高だよ、姉さんの膣中……」
「ううっ、ああ……、こんなこと、ダメなのに……、あうっ! だめえ……!!」
 リビングには、昇の悦楽の呻き声と美香の背徳の喘ぎ声が木霊し続けた。

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