人妻と少女の淫獄
木暮香瑠:作

■ 心の隙に忍び寄る魔手3

 瞳を閉じ睫毛を震わし、不安に耐える沙希。そんな沙希を見下ろし、篠原はほくそ笑んだ。
(覚悟を決めたみたいだな。ふふふ、初物か? かなり緊張してるみたいだな……。今日のところは優しくしてやるか)
 シャツを捲り上げると、引き締まった腹部に続きブラに包まれた双乳が現れる。
(結構あるじゃないか、C……、いやっ、Dってところか……)
 ブラのホックを外すと、ブルッと揺れ、仰向けでも形の崩れることのない張りのある乳肉が現れた。
「あっ!! ……」
 僅かに声を上げた沙希だが、お椀型に盛り上がった肉球を震わせ、唇を堅く閉じ恥辱に耐えた。膨らみの頂で、淡いピンクの乳頭が恥辱に揺れている。
「綺麗だよ、沙希ちゃんの胸……。乳首も小さく可愛くて、綺麗なピンクで……」
 篠原は胸を褒めると、再び沙希の唇に唇を重ねた。そして、沙希の唇を割り舌を忍び込ませる。
「うむっ! うむむうう……」
 びっくりした沙希が声を上げようとするが、篠原は唇を放そうとはしない。そればかりか、忍び込ませた舌で歯茎を味わうように擦る。そして、歯の合わせ目を突き、口を開けるように促した。
 沙希が僅かに口を開けると、篠原の舌は歯の間をすり抜け沙希の舌に絡み付いてきた。
(これが……大人のキス? 初めてのキスなのに……)
 沙希には、初めてのキスを味わう余裕すら与えられない。篠原の舌は、沙希の舌を絡め獲るように侵入してくる。酔いも手伝って、沙希も少し舌を突き出した。その舌に巻き付くように篠原の舌が弄ってくる。

 篠原は、沙希のパンティに指を掛けながら唾液を流し込んだ。
「ううっ!?」
(えっ!? 唾……、篠原さんの唾がわたしの口の中に……)
 戸惑う沙希の口の中を、篠原の舌が弄る。
(さあ、飲み込め! その内、ザーメンも飲ませてやるから……。その練習だ)
 篠原は、口の中の唾液を全て沙希の口に注ぐ。そして吐き出せないように唇を強く押し当て沙希の口を塞ぐ。唇を強く押し当てられた沙希は、唾を吐き出すことも出来ない。

 ゴクッ……

 沙希は喉を鳴らし唾を飲み込んだ。唾を飲まされることの衝撃が大きかったのか沙希は、パンティを脱がされることに抵抗をほとんど示さなかった。篠原が拍子抜けするくらい簡単に脱がすことが出来た。
 初めての経験に戸惑う沙希に篠原は優しく声を掛ける。
「沙希ちゃんの唇……甘いよ」
 褒め言葉に、沙希の苦しげに歪めた眉がすっと緩む。
(単純だな、世間知らずのお子様は……)
 篠原は、恥ずかしそうに顔を横に背けた沙希の頬にチュッとキスをした。

 ベッドの上で胸を両手で隠し身体を捩り、恥ずかしさに少しでも身体を隠す沙希。その沙希の両腕を剥がす篠原。
「恥ずかしいのかい? こんなに綺麗な身体してるのに……。全然恥ずかしがることなんてないよ」
 初めての経験に、裸体を小さく振るわせる眼の前の少女を見下ろし、篠原は心の奥で笑った。
(美香との約束を破ったわけじゃないぜ。この娘が望んでることだからな。じゃあ、遠慮無く頂くぜ、ふふふ……)
 股間に目をやると、縦裂がはっきりと見える。そしてそれを飾るように、水に漂う藻のような淡い繊毛がそれを際立たせるように生えている。
(無防備なオマ○コだな……。まるで割れ目を見てくださいってばかりしか、毛が生えてないぜ)
 篠原は、割れ目をそっと指でなぞった。
「ひゃっ! ……」
 沙希の声が部屋に響く。自分でも何故こんな声が出たのか判らないかのように驚いている。
(ふふふ、薬が効いてるのに気付いてないな……。もっと驚かせてやるぜ)
 篠原は指を亀裂の中に埋め、淫芽を探った。指の腹にコリコリとした突起が当たる。
(すっかり興奮状態だな。もう湿ってるし、それにクリ○リスが勃ってるぜ)
 篠原は、クリクリッとクリ○リスを弄った。
「はうっ、はっ、ううっ……」
 沙希の口から漏れる吐息を楽しみながら、被った皮を捲る。敏感な突起を直接、指の腹で転がす。
「ううっ、うぐぐううう……」
 沙希が声を殺し、肢体をビクビクと震わせる。篠原はクリ○リスを弄りながら、もう一方の手で沙希の身体を隅々まで軽いタッチで撫ぜていく。
「はっ、はんッ! ううっ、ううん……」
(ここが弱いのか? じゃあ、ここはどうかな?)
 沙希のうなじ、脇腹、バストの裾野……、性感帯を確かめるように指を這わせて、沙希に喘ぎ声を上げさせていく。
(すっかり濡れたな……。これならもう大丈夫だな)
 クリ○リスを嬲る指に愛液が纏わり付くのを感じ、篠原は沙希の身体から指を離した。
「沙希ちゃん……、いくよ……」
 篠原の掛ける言葉に沙希は、否定も肯定もしない。
(昇だって美香さんと……。昇にとって、私なんかどうでもいい存在なんだ。……わたしだって……)
 沙希はただ、縮こまり身を堅くした。

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