人妻と少女の淫獄
木暮香瑠:作

■ 従わされる女達3

「それにしてもお前を見てるとムラムラして来るな。あの親父の気持ち、よく判るよ。ああ、お前に逢いたいって言う親父のことだけどね……」
 篠原の視線が美香の胸に向けられる。壁に凭れた美香の双乳が、荒くなった息に合わせ上下に揺れている。その揺れを止めるかのように篠原の手が添えられる。
「ッ!!」
 美香は小さく声を上げると、鋭い視線を篠原に向ける。しかし、篠原の掌には更に力が込められ、膨らみに指を食い込ませていく。
「やめて、こんなところで……」
 美香は、胸に宛がわれた腕の手首を押さえ振り払おうとする。
「お前が言えた義理か? 旦那の弟のチ○ポを咥えてよがってる人妻が……」
「ううっ、ち、違う……。違うの……」
 篠原は、昇との関係を盾に美香の拒む気持ちを揺さ振る。
「もうお前は俺に逆らえないんだよ。それとも、写真を亭主に送ってやろうか? 親に送るのもいいかな? 町中にばら撒くことだって出来るんだぜ」
 空いた手で携帯を取り出し、操作する振りをする。
「酷い、そんな……」
 美香の抵抗は、どんどん弱くなっていく。
「お前の身体が悪いんだぜ。どこでも男をムラムラさせる、ふふっ」
 篠原は、卑猥に唇を歪ませ美香の胸に当てた手に力を込め、柔乳を握り潰した。

「パイズリフェラで一発抜いてもらおうか。さあ、オッパイを出してそこに跪きな!」
 人前で話す時の爽やかさを演じた喋り方とは違い、ドスの利いた威圧的な声で命令する。
 ……!?
 躊躇する美香に篠原は声を荒らげた。
「さっさとしないか! 今すぐ写真を送信しても良いんだぜ」
 携帯をちらつかせながら、美香のブラウスに手を掛ける。
「ここで服を引き裂いても良いんだぜ」
「イヤッ!」
(どうしてもしなくちゃ許してくれないのね。ううっ……)
 美香は震える顔を背け、ブラウスのボタンに手を掛けた。

 美香は、篠原の前に跪きブラウスの前をはだけブラのフロントホックを外す。押し込められていた豊満な双乳が、ブルンと震えて篠原の目に晒された。美香が荒い息を吐くたび、二つの肉球がトイレの灯りに照らされ艶やかに揺れている。
「さあ、咥えて貰おうか」
 篠原は、ズボンのベルトだけを外し跪いた美香に向かって腰を突き出す。

 美香が篠原の一物を取り出そうとズボンに手を伸ばすと、篠原はその手を静止した。
「口でやりな。その色っぽい唇で……」
「ッ!! ……」
 娼婦のような扱いに、美香は悔しさに唇を噛み篠原の顔を見上げる。しかし篠原は、ニヤニヤと口元を歪めるだけで美香の暗黙の拒否も無視する。
「口でだ!」
 篠原の強い口調に、美香は仕方なく唇を開き舌を出した。

 突き出した舌でファスナーの引き手を立て、歯で咥える。そして、ジリジリと引き下げた。美香の脳裏に、六年前の嫌な記憶が蘇る。AVに無理やり出演され教え込まれた男を喜ばせる艶技、それを披露している自分が息苦しいほどの嫌悪を湧き上がらせる。
 パンツも同様に口で下げると、だらりと飛び出した肉根が美香の目前に晒された。美香は、肉の塊を双乳で挟み、掬い上げるように上向かせた。

 美香のボリュームある柔肌に包まれた肉棒が、熱を帯びどんどん硬くなって行く。この怒張に何度嬲られたことか。これを考えると怒りさえ湧いてくる。
「こんなことさせて、何が楽しいの?」
 美香はムクムクと盛り上がる肉根を胸の谷間に感じ、嫌悪を皮肉に込めて放った。
「お前の身体は、どこをとっても男を楽しませるんだぜ。イヤらしい身体をしてること、気付いていないのか?」
 美香が、乳房を両側から押し肉棹を挟み込む。挟み込まれた肉根は血流を集め、柔温かい圧力を押し返すように更に硬度と太さを増していく。
 肉に挟まれた肉根に、血液が流れ込みムクムクと大きくなっていく様は、何か得たいの知れない生き物が、胸の谷間で蠢いている様な感触である。その気持ち悪さに、美香の眉が歪む。六年前、無理やり覚えさせられた性技、その時のレイプされAV出演させられた恐怖感が蘇り、美香の嫌悪感を増幅させる。

 柔肉に埋もれていた肉棒は長さと硬さを増し反り返り、美香の顎を突こうとする凶器のように亀頭を乳肉の谷間から覗かせている。
「さっさとしないか。ゆっくりしてたら、いつまで経っても終わらないぜ。男の喜ばせ方は、よく知ってるだろ?」
「うっ……!!」
 美香は、篠原の容赦ない言葉に言葉と詰まらせた。
(イヤっ! こんなこと……、早く終わらせなくちゃ……)
 一刻も早く開放されたい美香は、舌を伝わせ唾液を胸の谷間とそこから顔を出す亀頭に滴らせた。

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