人妻と少女の淫獄
木暮香瑠:作

■ 嵌っていく女4

 リモコンを手にした佐々木が、ボタンを押す。
 ウィーーーンとモーター音と共に、美香の片足が吊り上げられていく。鎖は、美香の膝が150度ほど開かれたところで止まる。
「もう濡らしてますね。縄にも染み込んでますよ。これだけ開くと、良く観察できますね」
「ううっ……。ひ、ひどい。こんな格好させるなんて……」
 美香は恥辱に染まった顔を背ける。
「濡れたパンティが、恥毛を透かせてますよ。ふふふっ、可愛いデルタですね」
 水分を含み色を濃くした縄を眺め、佐々木は目を細くしてニヤッと笑った。

「この縄は邪魔ですね。終わったら、また締め直してあげますから……」
 そう言って佐々木は、美香の股間からお尻の谷間を通る縄を解く。股間から縄を剥がすと、パンティと縄の間に愛液が糸を引く。
「美香さんはマゾの素質があるようですね。股間は縄がお気に入りのようですよ。こんなに濃い愛液を滴らせてますから……」
 佐々木は、股間から剥がした縄を美香の目の前に晒して言う。
「そ、そんなこと……、わたし、マゾなんかじゃ……ない」
 美香は目の前の縄を一瞬見たが、すぐに目を逸らし否定の言葉を吐く。
「ふふふ、まあいいでしょう。少しづつあなたの仮面を剥がしてあげますよ」
 佐々木はパンティのクロッチ部に鋏みを入れ、ジョッキッと布地を切り股間から剥がし獲った。

「まるで処女のようなオマ○コだ。旦那にしてもらってないんでしょ? 残業残業で……。溜まってるんでしょ、だから義弟さんに突っ込んでもらったんですか? チ○ポを……」
 佐々木は美香の前に屈み、縦裂を目の前で眺めながら指を這わせている。
「ち、違います!!」
「じゃあ、レイプされたんですか。それは大問題だ。犯罪ですね。弟さんが犯罪者になったりしたら、旦那さんも、家族も、ご近所中、大問題ですね」
 美香の言葉尻を突いて、逃げ道を奪っていく。言葉で嬲りながら、指を亀裂の中に埋めていく。
「レイプだったんですか? 弟さんとのセックスは……」
 膣の中に入れた指で、天井をコリコリと刺激しながら訊ねる。美香の感じるところを知っているかのように、的確に指が責める場所を探し当てる。
「それとも淫乱なあなたが誘ったんですか? こんなにすぐ濡れるオま○こを持ったあなたが……」
「ううっ、ひ、ひどい、そんな言い方……。ひいっ、ううっ、うううっ……」
 美香は、頭を退け反らしながら呻き声を上げた。
「ここが弱いところですね? あとで私の自慢のチ○ポでたっぷりと突いてあげますよ」
(知っている、この人……、私の何もかも。篠原から……全部聞いてるんだわ。私の家庭のことも、秘密も……、身体の弱いところも……)
「あうっ、ああん……、だっ、だめっ! あうううっ……」
 美香は、佐々木の指に吊らされた身体を揺らした。

 指だけで軽く逝かされぐったりした美香の股間に、佐々木は顔を埋めた。
「ひいっ! いやっ!」
 美香はビクンッと肢体を跳ねさせ我に返る。
「美味しいですよ、美香さんの愛液は……。それもこんなに濃い愛液を滴らせてるとは、そろそろ私のモノが欲しくなりましたかね。下の口は……」
 佐々木の言葉に美香は、視線を佐々木の股間に向けた。そこには、シリコンを埋め込んだ太い肉棒が鎌首を擡げ、今にも襲い掛かる体制を整えていた。

 佐々木は、リモコンを操作し美香も姿勢を変更した。吊り上げられていた手は後ろ手に縛られ、腰縄に結ばれた鎖でつま先がやっと着く程度で吊り下げられた。前屈みになった体制の美香、丸く突き出された尻肉とそれから続く程よい肉好きの太腿に囲まれた隙間から、縦筋を濡らした恥丘がプックリと顔を覗かせている。亀裂は今にも雫を滴らせそうに愛蜜を湛えている。
「それでは行きますよ。ここはすっかり準備が出来てるようですので……」
 佐々木は肉根で筋をなぞり、蜜を棹に塗りこんで行く。そして、棹から愛液が滴るほど濡らした後、佐々木は一気に肉棒を突っ込んだ。
「あうっ、ううう……」
 秘孔に溜まっていた愛液を迸せ、美香は背筋を仰け反らせる。強い突きに、爪先立ちの不安定な身体は押し出され、振り子のように戻る。まるで自ら深く繋がろうとするように。
「あううっ、あうっ……」
「ふふふ、一突きで二度美味しいでしょ?」

 バコン、バコン、バコン、バコン、バコン、バコン……。
 グチュ、グチュ、グチュ、グチュ、グチュ、グチュ……。

「この体勢だと手も自由に使えますからね」
 篠原の手は美香の双乳を捕らえ、背後から指を食い込ませる。そして、シリコンを埋め込んだ怒張は、美香の膣壁を抉り恥肉を痺れさせる。

 バコン、バコン、バコン、バコン、バコン、バコン……。
 グチュ、グチュ、グチュ、グチュ、グチュ、グチュ……。

「聞こえますか? オマ○コが掻き回されてる卑猥な水音が……」
「アウッ、アン、アアウッ、アン、アアン、ウウッ……」
 佐々木の言葉に、美香は顔を苦しげに横に振る
「気持ち良過ぎて、周りの音も耳に入ってきませんか?」
 佐々木は美香の腰に手を添え固定し、更に強く腰を撃ち付けた。

 窓際でバックで突かれる美香。爪先立ちの不安定な美香の肢体は、まるで荒波に浮かぶ小船のように揺れる。迸る愛液は、美香の恥丘と佐々木の身体に挟まれ飛び散り、床を広範囲にヌラヌラと濡らせている。

「アウッ、アン、アアン、アウッ、アアン……」
 美香の喘ぎ声が甘く切なくなると同時に、膣壁は咥え込んだ怒張を締め付ける。
「逝きそうですか? まだですよ。勝手に逝ったら許しませんからね」
 一度、腰の動きを緩めた佐々木は、美香の耳元で甘く囁いた。

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