人妻と少女の淫獄
木暮香瑠：作
■ 導かれる性技と身体3
「さあ、キスして、亀頭の先に……」
諭すように優しく語り掛ける言葉とは裏腹に、沙希に向けられた肉棒は今にも襲い掛かりそうなコブラのように沙希を睨みつけている。
「沙希を女にしたチ○ポに……、愛しいだろ？ 沙希の処女膜を破ったチ○ポだよ。キスぐらい簡単だろ？」
目の前に突き出された怒張を見詰め、戸惑う沙希に篠原は言葉を続ける。
篠原の言葉に促され顔を近づけると、雄の匂いが鼻を突く。
（ここにキスするの？ おしっこするところに……、精子が出てくるところに……）
フェラチオを容認した沙希だが、それでもいざ目の前にすると、そのドクドクしさに躊躇する。
「さっさとキスしろ！！」
沙希の躊躇を察した篠原の大きな声に、沙希はビクンッと背筋を伸ばした。
「ほらっ、キスだ！ お前を女にした愛しいチ○ポに口付けするくらい容易い事だろ？」
「は、はい……」
（キスしなきゃ……、早くキスしなきゃ……）
キレそうな篠原の声が、恐怖感が沙希を急かした。
チュッ……。
沙希は少女の初キスのようなたどたどしい口付け、軽く唇が触れるだけのキスを亀頭の先端に交わす。
（こんなもんか？ 何も知らない処女でもあるまいし……。そのうちにしっかりと仕込んでやる）
「次は舌を出して……、舐めて」
篠原は、沙希にフェラチオの手ほどきを開始する。
「まず、ソフトクリームを舐めるみたいに、棹全体に唾液を塗るんだ」
沙希は、恐る恐る舌を目の前の亀頭に向けて差し出した。しかし、出した舌がちょっと戻り、また出してはと振るえる。
「舐めろと言っただろ！？」
篠原の低い声が威圧的に沙希に降りかかる。低い声で言われると、沙希は調教された犬のように従順に従うことが身に付いていた。子供が親に怒られないように、自然と愛嬌を身に付けていくように……。
「は、はい……」
沙希は怒張に手を沿え、舌を亀頭に押し当てた。
得体の知れない感覚が舌に広がる。
（これが男の人の味？）
亀頭に着けた舌を、動かせない沙希。
（どうしよう？ この後、どうすればいいの？）
「ソフトクリームを舐めるみたいに、先端に向かって亀頭を舐め上げるんだ！」
震える舌を動かせない沙希に、篠原は指示を出し次の所作に導いた。
「棹を扱きながら舐めてごらん。女の子の手で扱かれるのって、男は気持ちいいんだよ」
篠原の強い口調と優しい物言いの繰り返しに、沙希は篠原の言うとおりに従う。優しさを求め、怒鳴るような言葉に怯えながら……。
「棹をハーモニカを吹く時みたいに咥えて舌で唾液を濡れ！」
……。
「睾丸も刺激してごらん、僕のチ○ポが喜ぶよ。ほら、やって……」
……。
「カリの裏がまだだぞ。チ○ポ全体に十分に唾を塗るんだよ！」
……。
（わ、わたし……、いま、男の人を咥ええてるんだ。男の人のオチン○ンを……）
篠原の指示に従い、怒張に舌を絡めていく沙希。篠原は怒張をピクピクさせながら従順な沙希を見下ろしている。
「じゃあ、そろそろ咥えようか。さあ、咥えて……」
沙希は指示されるまま、自分の唾液に濡れた亀頭を口に咥えた。
「唇で棹を締め付けるんだ！ 歯を当てるんじゃないぞ！！」
強い口調に沙希は背筋をピクンッとさせるが、優しいままでいてくれるように願いカリ首を唇で締め付ける。
「舌を絡めろ！ ほら、舌でカリの所を抉るみたいに……」
言われるままに舌を絡めていく沙希。
「ほれれいいれふか？……」（これでいいですか？……）
沙希は口に怒張を咥えたまま、篠原を見上げた。
指示に従い、次々にフェラチオの所作を教え込まれる。
「こっちを見て。チ○ポに集中しながらも、ちゃんと顔はこっちに向けて……」
「ふぁい」
潤った瞳が篠原を見上げる。その下には、赤黒く太い肉棒が、大きく開かれた唇を割っている。
「沙希の顔、Ｈな表情してるよ。舌使いも、とっても卑猥で素敵だよ……」
沙希は自分の今の姿を想像し、恥辱に頬を赤らめる。
（もっと感じろ！ お前は今、淫らなことをしてるんだぞ。スケベな淫乱女のように……）
制服姿のまま、男のまたの間に座り込み怒張に奉仕する少女を篠原は冷酷な目で見下ろしていた。
（さすがに覚えがいいな。……言うことを良く聞く娘だ。学校でも優等生なんだろうな）
見るからに活発で優等生な制服姿の少女の、淫らな痴態が篠原を興奮させる。生温かい口内で蠢く舌の感触を怒張全体で感じながら、棹に血流が集まるのを感じていた。
（しっかり男を喜ばせるテクニックを覚えてくれよ、ふふふ……）
■つづき
■目次
■メニュー
■作者別
