人妻と少女の淫獄
木暮香瑠:作

■ 沙希、集団調教3

 沙希はリビングから隣の部屋に移され、部屋の真ん中で立たされてる。部屋の壁には、ムチや縄などのSMグッズが、棚にはバイブやローターなどの大人の玩具が、天井には滑車が備え付けられている。部屋の独特の雰囲気と、どうしたらいいのか判らない昇が困ったような表情で、ブーメランパンツだけの裸の男達に取り囲まれた少女を正面から見詰めている。男達と同様に、昇も服を脱ぎボクサーパンツだけになっている。周りには、撮影スタッフがカメラを沙希に向けていた。

 四人の男が手を伸ばしている。男の手が、服の上から胸を鷲掴みにする。
「ううっ、うっ……」
 沙希は、両手で胸と股間をガードし身を固くした。
「そんなにガードされちゃ、面白く無いじゃん」
「こっちはガラ空きだよ」
 お尻に男の手が伸びる。
「ひっ! ううん……」
 男達に手を伸ばされながらも沙希は、マスクの奥から視線を一点に向けていた。沙希の視線の沙希には、男達の手に弄ばれる少女を見詰め股間を膨らませる昇がいた。
(昇も興奮してる? 私が虐められるのを見て……)
 沙希の羞恥心に一抹の寂しさと悲しみが入り混じる。その間にも男達の手が沙希の身体を弄ってくる。
「ううんっ! ううっ……」
 沙希は、胸を揉む手を太腿に這わされる手の手首を掴み払い除けようと試みる。
「面倒くさいから吊っちゃうか。ほら、革手錠まで用意されてるぜ」
 沙希の拒む態度を見て男が革手錠を手に取った。
「いいねえ。そういう遊びも面白そうだな」
 篠原が意地悪そうな笑みを浮かべ、周りの男に合図を送った。

「ううっ、うううっ……」
 沙希の抵抗など四人の男にとっては造作の無いことだった。あっという間に両手を革手錠で拘束され、天井から降ろされたチェーンに吊り下げられた。爪先だけがやっと着く姿勢で沙希の身体が伸びる。

 抵抗できない沙希に男達の手が伸びる。
「いいね。大きさはさほどでもないけど、この弾力と張り、若い娘のオッパイ、いいね」
 胸を服の上からギュッと容赦なく掴んだ男がニタッと微笑む。
「太腿も肌が指に吸い付いてくるようだ。若い肌って最高だね。へへへ……」
 男達は沙希を取り囲み、服の上から身体中を手で弄ってくる。八本の手が胸を、太腿を、お尻を撫でるように摩ったり肉の感触を味わうように掴んだりしている。
(いやあっ、昇が見てるのに……)
 マスクの奥で、沙希の顔が歪む。
「いっ、うんん……」
「感じてんなら声出してもいいんだよ。気持ちいいんだろ?」
 意地悪に、声を出さそうと脇腹を男が擽る。
「んっ……、うぐっ……」
(出せない、声なんて……。昇、見ないで……)
 セーラー服の裾から忍び込んだ手が腰の括れから臍に掛けてお腹を摩る。
「うっ、んんっ……、うんっ……」
 沙希は身体をクネクネと揺らし、男達の愛撫によって湧き上がる官能に耐える。

 自分と同じくらいの年齢の少女が、目の前で男達の手に嬲られ身体をくねらせている。昇はその様を緊張した面持ちで見詰めていた。
「ボウズも触ってやれよ」
 篠原は昇に声を掛け手招きした。
「ウンン、ダッ……」
(いやっ、ダメエ……、来ないで! 昇、触らないで……)
 沙希はさらに身体を捩る。
「いやっ……、ボクはまだ……」
 緊張した面持ちのまま昇は声を出した。触りたい気持ちは十分にあったが、いまだ踏ん切りがついていなかった。
「何照れてんだよ。これが目的で来てんだろ? オマ○コだけでいいてっか?」
「そうじゃないですけど……」
 昇は、心の中を見透かされたのを隠すように顔を背けた。

「ボンテマスクして、悶えてる変態少女はどんな下着を付けてるのかな?」
 男の手はセーラー服の裾を捲り上げていく。
「ううんっ……、うん……」
(だめえっ! 今日はHな下着着けてるのに……。篠原さんに言われた……)
 吊り上げられた身体では、どんなにもがこうと男達の手から逃れることは出来ない。じわじわと捲り上げられた裾から下乳が覗く。
「さあ、みんなに見てもらおうね、ほら!」
 男は一気に裾を捲り上げた。
 沙希の形のいいバストが男達に、カメラのレンズに晒された。
「ウヒョー! 思った以上に美乳じゃん」
 晒されたバストは、ツンッと上を向き、小さな三角の布地が中央部だけを隠している。
「CかDカップってとこ? でもいい形してるね。揉み心地の良さそうなオッパイだねえ」
 小さいブラは乳肉を支えることなく乳首と乳輪だけを隠しているが、目の前のバストは支えがなくても垂れることなく盛り上がり小さな三角巾を上向きに押し上げていた。
「形もいいけど、真っ赤なスケスケブラなんだ。ヒヒヒ、乳首も乳輪も透けてイヤらしいね」
「小さいブラだね。乳輪しか隠れて無いじゃん。中はどうなのかな?」
 男はヒョイッと片側のブラをずらし、ピンクの乳輪と乳頭を晒す。
「色も綺麗で、乳輪も小さくて遊んでない感じだけど、どうしてAVに出る気になったのかな?」
「ううっ、……」
 男達の投げ掛ける卑猥な言葉と、カメラの横で遠慮がちに、しかし、しっかりと投げ掛ける視線が沙希を突き刺してくる。沙希はゾクゾクと肢体を振るわせた。
「じゃあ、こっちはどうなのかな?」
 別の男がスカートを捲り上げる。
「ううん……、だっ……、うう……」
(だめっ、昇が見てる……。見ないで……)
 カメラの向こう側の観客を焦らすように、ゆっくりとスカートの裾を捲り上げていく。身体を捩りカメラから逃れようとする沙希を男達が許すわけもなく、力ずくでカメラに向けさせる。そして、ブラとお揃いの面積の少ないパンティが顔を覗かせる。
「こっちもお揃いのスケスケパンティ……。色っぽいねえ……」
「へへへっ、サイドも後も紐のTバックとはね。でも、女子高生がこのランジェリー、エロ過ぎなねえ? セクシーランジェリーで俺たちを誘ってる?」
 昇の視線が気になる沙希は、否定しようと思っても声にも出せず恥ずかしそうに顔を横に振る。
(ち、違う! 篠原さんが着て来いって言ったから……)
 しかしその篠原は、ニコニコ笑いながら太腿に手を這わせている。
 恥丘を全て隠すには足りない小さな生地のパンティ、そして薄い生地は隠された茂みはおろか縦筋までも晒している。
「マン毛、透けてるじゃん。あまり濃くないんだね。変態少女だから、お手入れ無しのボウボウかと思ったら意外と慎ましいオマ○コなんだね。」
 男がパンティの上から恥丘を撫でる。沙希は、ヒィッと腰を引くが、別の男が引き締まった尻肉を撫でてきて沙希の逃げ場をなくしていく。その光景をハンディカメラが収めていった。

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