人妻と少女の淫獄
木暮香瑠:作

■ 沙希、集団調教4

「服、邪魔だね。そろそろ脱ごうね」
「ううん、だっ……」
(昇が見てるのに……、昇に裸を見られるなんて……)
 服を脱がそうとして、吊り上げられた腕が邪魔なことに気付く。
「面倒だ。破いちゃえ!」
 そう言って服を引っ張り出した。

 ビリッ、ビリビリビリ……。

 両側から引っ張られると、安物のセーラー服は軽い音を立て引き裂かれていく。スカートのホックも外される。
「あっ……」
 沙希は短く声を上げるが、その思いは届かず、引っ掛かりを失ったスカートは太腿を滑って床に落ちて行った。
「あれえ? もう感じちゃってる? 乳首が勃ってるんじゃない?」
「見られて感じちゃったんだ。やっぱり淫乱女子高生だったんだね。へへへ……」
 ブラをずらされ晒された乳頭はツンッと上を向き、もう片方のブラに包まれた乳頭も窮屈そうに薄い生地を持ち上げていた。
「こっちも染みが広がってるね。感じやすいんだね」
 胸に股間に視線を浴びせられ、沙希はマスクの中の顔を紅潮させた。

「それにしても綺麗な肌だね」
 そういった男は、両手を吊られ露になっている脇をペロリと舐めた。
「ひいっ!!」
 沙希の悲鳴を合図に、男達の手が舌が襲い掛かってくる。
 沙希の肌を男達の指が、舌が這いまわる。四十本の指先と四本の舌、それらが這ったところが熱を帯び、身体全体が薄紅色に染まっていく。
「あううっ、んんん……、んううっ……」
(熱い……、ハア……、ああん……)
 胸を揉む者、太腿に舌を這わせる者、わき腹を、お腹をお尻を……、四人の男達の愛撫が沙希を官能の渦に巻き込んでいく。
「ローションも用意されてるじゃん。これ、使おうぜ」
「おっ、いいじゃん。ローションは初めてかな?」
 顔を覗き込み、からかうような口調で言い、二人がかりでボトルからローションを垂らしていく。そして、残りの二人が肌の上に掌で広げていく。
「ひっ! ……、あうっ……」
(何? この感覚!?)
 沙希は初めてのローションで得るゾワゾワと肌に走る感覚に驚愕し、頭を仰け反らした。
(いやあっ、うっ、どうなってるの? 私の身体、ひっ! 変っ、おかしくなっちゃう……)
 男の指先がなぞる感触までが、まるで舌で舐められてるような、ナメクジが這ってるような得体の知れない刺激を与えてくる。
「うんっ、んん……、はっ、んんうっ……、ううっ……」
 太腿を這う指でさえ、刺激が身体の奥深くに浸透し弾けていく。沙希は、仰け反らした頭をビクビクと振る。声に出来ない刺激が溜まってくばかりに、身を悶えさせる。

 肌の上を滑る指先が、全て舌での愛撫のような感覚を与える。四十本の愛撫は、沙希を狂わさんばかりの刺激を与えていった。
「あんっ、んっ、あうっ……、うううっ、あうっ……」
 声を押さえようとしても、ローションで肌の上を滑る指から与えられる刺激に唇から呻き声が漏れてしまう。
「気持ちいいだろ? こんなのはどうかな?」
 ギュッと胸の膨らみを掴まれる。
「はうっ! うぐぐうう……」
 柔肉は、ローションの滑りで指の腹からムニュッと逃げる。柔肉が快感を求めて自分から掌の中を蠢いているように滑り動く。
「あううう……、うっ、あうっ!!」
 押さえようとしても口から喘ぎ声が漏れてしまう。
(声が出ちゃう。昇! 聞かないで……。ばれちゃう……)
 しかし、官能的な刺激は、いつもの沙希の声とは違う音色を奏でさせていた。

 肌の上を滑る四人分の指は、そこに熱く痺れるような余韻を残し、次の場所をジリジリと焦がしていく。今どこを触られているのか判らないほど、身体中がジンジンと痺れている。まるで何十本の指が、何十本の舌が肢体を這っているような錯覚さえ覚えさせ、沙希を責め喘ぎ声を上げさせていた。

「あんっ、んっ、はうっ! うぐぐうう……、あうっ……、うううっ、あうっ……」
(だめえ、昇……、聞かないで、私のいやらしい声……)
 いるもの軽やかな声とは違う、湿り気のあるその淫猥な声が沙希だとは、昇は気付くことはなかった。
(あの娘、感じてんだ……。あんなにエロい喘ぎ声出してる)
 昇は、目の前で悶える少女に舐めるような視線を這わせた。
(イヤらしく腰を揺らして……、姉さんよりエロい? 沙希もあんなに感じるのかな?)
 自分と同じくらいの少女の痴態に、沙希のセックスシーンを妄想してしまう。ローションに濡れライトの光を怪しく反射する肢体が、とても卑猥に思えた。

(見られてる、私のイヤらしいとこ……、昇に……)
 昇の視線がスパイスになって、刺激がさらに沙希を焦がす。
(いやっ! そんなに虐めないで……。だめえっ、そこ……、弄らないで……)
 男の手がパンティの中に忍び込んでくる。そして、すでに尖り出たクリ○リスに到達する。後から尻肉を割り差し込まれた手の指がお尻の穴に忍び込んでくる。
「ひぃっ!!」
 前からも秘孔に指を入れられ、折り曲げられた指がGスポットを責めた。
「あうっ! うぐぐっ!! うううあうううっ……」
 胸を乳首を……、わき腹をお尻を……、クリ○リスを膣を、お尻の穴までを同時に責められ、沙希は肢体を痙攣させ身体を吊り下げている鎖をガチャガチャと鳴らした。
「あっ! あっ! あうっ! うううっ!! うあっ、うううああああああっ…………」
 そして、ひときわ長い喘ぎ声を響かせそのまま気を失った。

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