人妻と少女の淫獄
木暮香瑠:作

■ 沙希、集団調教5

 沙希は目を覚ますと、吊り上げられる為の革手錠は外され、エアマットの上に寝かされていた。ブラもパンティも外され、裸体を力なく横たえている。そして篠原も他の男たちも全裸になり、股間の肉根を晒している。男達の影で、恥ずかしそうに股間を手で隠してる昇まで全裸になっていた。

 昇は視線を少女から離せないでいた。ローションに塗れた身体が照明に照らされ、バストの隆起を、引き締まった贅肉にない腹部を、身体の曲線をより一層艶かしく見せている。また、マスクに半分以上隠れた顔も、しゅっと引き締まった顎、すっきりと通った鼻筋、大きな瞳は見て取れ、相当の美人だと察しが着く。妄想もあいまって、昇は股間で大きくした肉棒を天井を向けていた。

「起きた? すごい逝き様だったね。初めてだったのかな? ローションプレイ……」
 声を掛けられても沙希は、疲れ切った様子で口は物憂げに少し開き目を泳がせている。
「もっともっと気持ちよくさせてあげるからね」
 再び男の手が伸びてくる。太腿を割って秘孔に指を差し込む。
「あうっ!」
 沙希はビクンッと背中を仰け反らした。
「すごいね。中はトロトロだ……」
 クチュクチュと指で中をかき混ぜ指を抜く。
「これ判る? ローションじゃないよ。君の愛液……」
 一旦引き抜いた指を沙希の目の前に翳し、指の間で糸を引くのを見せ付ける。その指の模様と沙希の様子をハンディカメラが捕らえていく。

「そろそろ本番いこうか?」
 その言葉に、沙希はビクッと頭を揺らし視線を昇に向けた。カメラマンの横にいる昇は、そそり立った股間を隠すのも忘れ、少女の裸体に見入っている。
「ううん……。ううっ、ううん……」
 沙希は残っている力を振り絞って、顔を横に振る。
「まだ早い? もっとローションプレイを楽しみたいって?」
「ううっ、うううっ……」
(ち、違う、昇の前でセックスしたくない……、昇とセックス……みんなの見てる前でするなんて……)
 沙希の目に映る昇の股間では、肉棒がピクピクと痙攣しながら天井を向いている。その先端には透明の液が今にも零れ落ちそうに玉になって証明に輝いている。
「じゃあ、お望みどおり、ふふふっ……」
 再び男達の八本の手が沙希の身体に伸びていく。

 一度燃え上がった官能は、すぐに再び燃え上がった。
(いやっ、そ、そこ……。そっちもダメえ……)
 わき腹を這う指にも感じてしまう。乳首を摘まれ、媚肉を揉まれ、沙希は思わず声を上げてしまう。
「あうっ、あううう……」
(入れないで、指……。熱い、熱いの体中が……)
 膣の中を指で弄られ、沙希は腰を浮かし身体を捩る。自ら指を求めているかのように腰を振っている。
「はうっ、はっ、ううっ……、はっ、うぐっ、はうっ……」
(も、もう、だめえっ……、おかしくなっちゃう、わ、た、し……」
 再開されて数分にも満たないのに、男達四人分の手、四十本の指に弄られてる身体は、何時間も嬲られているように感じてしまう。
(だめっ、もう……。そんなにされたら……、壊れちゃう……)
「あうっ、はあ、はあっ、んんん……、ひっ、うううっ、ううっ……、あんっ……」
 部屋の中に沙希の喘ぎ声が響き渡る。しかし沙希は、自分が声を漏らしてることさえ気付かないでいた。

 男達との愛撫で喘ぎ声を上げる少女を見詰め、昇は自分に言い聞かせる。興奮している昇は、目の前で喘ぎ声を上げている少女が沙希だとは気付かない。それほとの興奮と、少女の喘ぎ声は、いつもの沙希とは思えないほど淫猥な響きを醸していた。
(していいんだ、この女……。セックス好きの変態女なんだもんナ……)
 今でも手を出せない昇は、心の中で呟き自分に言い聞かせていた。

 昇の見ている前で、沙希は相変わらず男達の手による愛撫を受け続けている。
「はう、はあっ、んんん……、あん、うううっ、ううっ……、ああんっ……」
 快楽に酔った沙希の唇が、何か言いたげに動く。篠原は耳を沙希の口元に寄せた。
「はうっ、も、もう、我慢できない……の。……し、して……欲しい」
 他の人に、昇に聞こえないように篠原の耳元で呟いた。しかし篠原はその言葉を無視するように何も言わず表情も変えない。沙希は、さらにイヤらしい言葉で篠原にお願いした。
「もう、我慢できないの。うっ、はうっ……。い、入れて……、オチン○ン……。オチ○ポが欲しいの……」
「じゃあ、本番……いくよ」
 沙希は篠原の問いかけに、頭をゆっくりと縦に振った。

 トロンと蕩けた目とだらしなく開かれた口の少女を昇は見詰めていた。マスクの奥でふやけた表情をしてることは、紅く染まった肢体、荒い息からも明らかだ。
「おい、ボウズ。一番最初に行け」
「ボ、ボクからですか?」
 篠原は、カメラマンの横で立っていた昇の方に振り向き声を掛けた。
「!?」
(えっ!? の、昇から……?)
 篠原が昇に掛けた声は、官能に酔い忘れかけていた存在を思い起こさせた。
(だ、だめ、だめえ……)
 沙希は弱々しく顔を横に振る。
「嫌がってるようですけど……、ボクじゃあ……」
 少女が顔を横に振るのを見て昇は篠原に訊ねる。しかし篠原は、沙希の仕草など関係ないとばかりに昇を促す。
「ザーメンだらけのマ○コに突っ込むのは躊躇があるだろ。俺等は慣れてるからいいけど……。嫌がってるのなんて演技さ、男の被虐心を煽る……」
「はっ、はい……」
 昇は納得し、妙に元気のいい返事をし少女の足元に跪いた。

 昇は、はあ、はあ、はあ……、と荒く息を上げ力なく横たわっている少女の膝に手を掛ける。そして開いていく。男達の愛撫に疲れ切っていた少女の脚は、容易く開ききった。

 マスクの奥から開かれた股間に視線を向ける沙希。その視線の先にはギラギラとした目で沙希の股間を見詰める昇がいる。
(の、昇とセックス……、昇に犯されるのね……)
 いつかは昇と結ばれたい……。そういう気持ちもあった沙希だが、思いも寄らない状況でのセックスに気持ちが重くなる。
(美香さんと昇のセックスを見る前に……。篠原さんと会う前に……したかった……)
 沙希の気持ちなど知る由もない昇は、目の前で開かれた少女の股間に視線を這わせている。
「すげえ、オま○こヌレヌレだ」
 昇は、手を添えたチ○ポを亀裂に宛がう。
(入って……、入ってくる、昇のが……)
 ググッと腰を押し進める昇。腰の肉棒がグググッと沙希の中に入っていく。
(く、くる……。私の中に昇が入って……)
 沙希は自分の中を突き進む怒張に、ピクッと頭を仰け反らした。
(あっ、そこ!! えっ!? もう奥に……?)
 Gスポットを擦った昇のカリは、沙希の期待とは裏腹にあっさりと通り過ぎ、さらに奥へと進んでいく。
(うわっ、キツキツッ! すごい締め付け! うっ……)
 義姉の優しく包み込むような締め付けとは違い、若く張りのある締め付けに昇は驚いた。ねっとり包み込まれる義姉の感触にも感動したが、ギュッ、ギュッと握られるような締め付けは新たな感激を昇にもたらした。

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