新・電車での淫夢
林檎飴:作

■ 4

あのときの感触、自分の荒い息づかいを思い出した。
「やっやだ……!」
美奈は真っ赤になる。
「あたし、何考えてっ……」
しかし、頭の中から電車の出来事が離れない。
(あの感触……もう一度味わいたい……)
美奈はウットリとそう思った。
頭のどこかで、いけないことだと分かっていた。
しかし、止められない。
美奈の手は、スカートの中に忍ばされていった。

美奈がオナニーを覚えたのは、半年ほど前。
インターネットで、謝ってクリックしていまいHなサイトに飛んでしまった。
(やばっ……)
美奈はすぐ消そうとしたが、ある文字が目に映った。
『みんな、どんなオナニーしてる?』
オナニーという言葉だけなら知っていたが、実際にやってみたことはなかった。
(ちょっとだけ……だから……)
好奇心が勝った。
そのページをクリックした。
ある、女の子のブログのようだった。
今日はどんなオナニーをした……。ということが書かれていた。
美奈はそれを食い入るように見つめた。
そしてその夜……。
美奈は生まれて初めて、『オナニー』をやってみた。
絶頂こそ達しなかったが、かなりの快感が美奈を襲った。
そして、それからオナニーは美奈の日課になっていた。


「ぁっ……」
パンツの裾から手を忍ばせて、まさぐる。
パンツを切り取ってしまった建は慌てて、姉が忘れていったという下着を借りた。
選択はしてるらしいが、他人の下着は気持ち悪い。
美奈はパンツを膝までおろした。
すでに、オ○ンコは愛液で溢れている。
クリトニスをピンッと弾く。
「はぁぁっ……ん……!」
快感に身を捩らせる。
美奈は我慢できず、Tシャツを脱ぎ捨てた。
建の姉のブラは、Dカップの美奈には少々小さかった。
カチッ
ホックを外す。
Dカップの、形の良い胸がこぼれ出た。
美奈は優しく、胸を揉み始めた。
「んっぁ……!」
声が、漏れる。
M字に開いた足の下には、水たまりが出来ていた。
乳首をピンッと弾く。
「あぁぁっ!」
ビクッと身体が揺れる。
美奈は荒い息づかいの中で思った。
(今日こそ……今日こそ一番気持ちよくなれるかも……)

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