従兄妹の夏
はるき:作

■ 1

大学生の僕と、高校生の立石聖美は、従兄妹にあたります。
彼女の父親は数年前に亡くなっていて、母親の絵理とふたり暮らしです。
聖美の家は隣の町にありますが、自転車でわずか20分ほどの距離で、兄弟のいない僕は、夏休みなどによく聖美の家に行っていました。
僕が大学に合格したとき、聖美は高校2年になっていました。

「修司くん、夏休みはバイトするの?」

叔母の絵理に聞かれた僕が、

「いえ・・・特にありませんけど・・・」

そう答えると、

「じゃあ、娘の勉強見てくれない?」
「いいですよ」

ということで、その夏休み、僕は聖美の家庭教師をすることになりました。

「おにいちゃんが、私の勉強見てくれるの?」

聖美は、私のことをおにいちゃんと呼んでいましたが、僕も聖美を妹のように思っていました。いや、それ以上だったかもしれません。
聖美が机に向かっている横で、私も左側で椅子に座って教えていました。
暑いので、当然ふたりとも薄着をしています。彼女も僕も肌の露出が多く、ノースリーブの彼女の腕がまぶしく、とくに胸のふくらみが気になります。
ふとした拍子に、彼女の大きな胸の谷間が見えることもありました。
ホットパンツから覗く白くむっちりした太ももも、僕の目を刺激しました。

「ここはね・・・」

僕がノートに腕を伸ばしたとき、右ひじが彼女の胸に当たることもあり、僕はハッとしますが、彼女は平気な顔をしているように見えました。
ある日、彼女が、

「ねぇ、おにいちゃん。終わったらプールに行ってみようよ」

と言うので、午後からプールに行ったこともありましたが、そのときの、ビキニ姿の彼女のスタイルのよさに圧倒されたこともありました。

「聖美・・・」

全体にきゃしゃな身体つきで、ウエストも細く、キュッとくびれていますが、胸は大きく、お尻や脚には、ほどよく肉がつき女らしさを感じさせます。
その柔らかそうな身体を、他人に見られるのが惜しい気もありました。
僕がプールから上がってくると、向こう側にいる彼女に、高校生らしい男がふたり、一言二言話しかけていましたが、私が近づくと、彼らは去っていってしまいました。

「知り合い?」

私が聞くと、

「ううん・・・ナンパされちゃった」

彼女は、あっけらかんと答えました。

「聖美はかわいいし、スタイルもいいからなぁ・・・」

私が言うと、

「そんなことないよぉ」

彼女は、僕をたたくようなそぶりをしながら、ニコニコと笑っていました。
それまでも、ときどき彼女のことを考えてオナニーすることはありましたが、それ以来、いつも彼女のことを考えて、オナニーするようになりました。

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