獣欲の生贄
フェラ男優:作

■ 復讐3

「じっと咥えていても、気持ちよくならないぞ……」
坂井は男根の先っぽだけを咥えて戸惑っている菜実に、フェラチオを始めるように要求した。
ただ本当は、菜実が自分のモノを口に咥えている、その現実だけで坂井は十分に興奮していた。 十六歳の美しい処女が、生まれて初めて自分のペニスを口淫奉仕しているのだ。 坂井の身体は正直に、菜実にただ咥えられているだけで肉棒をどんどん充血させ、少女の口の中で太く硬くしていった。

ゆっくりと菜実の唇が、陰茎の先端から雁首あたりまでを滑る……。
肉茎の半分も口に収めると、菜実は苦しげに先端へと引き返す、その過程で坂井の肉棒はますます大きくなり、さらに菜実を苦しめていく。
ちらりと横目で坂井の顔を見る菜実。
坂井は小さく頷く。
そのまましばらく、咥えたまま、唇で雁首を中心にしごき続ける菜実……。
そのうちに坂井の肉棒は完全に勃起したようだった。
「菜実、こんどは口から離して、舌で舐めるんだ」
チュポッ……ン
菜実は唾液で濡れた亀頭の先端から唇を離した。
ふと、菜実の目に床下の人々が見える。
「ああっ、いやぁ……」
菜実は坂井の腿に顔を突っ伏して、恥じらいながら、再び下の様子を見た。
このシアターは下の階の通路の真上にあった。 両脇にブティックや飲食店などが混在する、人は夕方も近づきラッシュの様相を呈してきてた。
誰も、こっちを見ていない……。
菜実は人々の視線をチェックしたが、忙しく通り過ぎるサラリーマンや談笑している女学生達も、まったくこちらの様子には気づいていないようだった。
「下の様子が気になるかい?」
菜実は顔をいくぶん紅潮させて、坂井を見つめる。
「大丈夫、さっきも言っただろ。 下からは天井に真っ黒な壁紙が貼ってあるくらいにしか見えないさ」
菜実はもう一度、下の様子を伺う。
「今はまだシアターも完成していないからね、実際にその液晶スクリーンを使うかどうかも未定なんだ、結構迷惑かもしれないのでね、天井に広告流すと……」
坂井の話を聞いて、菜実もコクリと可愛く首をかしげた。
こんな忙しく通り過ぎる人の流れのなかで、天井を見て立ち止まってるのは、菜実が考えても迷惑だろうと思う。
「はは、菜実ちゃんにも不評のようだね。 画期的だと思ったんだが、まあ、ちょっと後でテストだけでもしてみようかな……」
今度は坂井が恥ずかしそうに笑うのだった。

「さあ、菜実の仕事はこいつを気持ちよくさせることだったな……」
菜実の目の前には最初に見たときとは比較にならないほど、大きくそそり勃つペニスがあった。
(すごい……、男のひとのモノって……、こんなに、なるんだぁ)
菜実はしげしげと坂井の剛直した肉柱を眺める。
(こんなの、大きすぎて……、絶対、入らない……よね)
実際、処女の菜実でなくとも、坂井の勃起した一物は、結構他の女性も困らせているようだった。
「こんどは、舌を伸ばして、そうだな、ソフトクリームを舐めるみたいに、全部を舐めるんだ」
「全部って……」
「そうだな、チ○ポを握って優しく擦りながら、最初は内股にキスして袋の裏側から根元、そしてチ○ポ全体を舐めて、また先っぽを咥えて、今度は舌を動かす……」
「……」
「それともう一つ、菜実の愛情を込めて、おしゃぶりするんだ」
坂井の目を見て、それが命令だということが、菜実を悲しませた。 
(愛情なんて……、そんな……)

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