青春の陽炎
横尾茂明:作

■ 片思いの少女6

 初めての強烈な快感に、何度となく我を失い、
「気持ちいいー……、気持ちいいー」
と叫んだ。
この少女を二度と手放したくない、何度でも痴呆になるまでこの快感に酔いしれたいとマサルは願った。
快感は少しずつ……、少しずつ消えていった……。


「まさる……。何だ……、もう終わりか?」
「俺はこれからコンビニでビールでも買って来るから、この娘、見張っとけヨ」
そう言い放って敏夫はさっさと服をきて出て行ってしまった。

 部屋に残されたマサルと少女。
少女の膣には萎えたマサルのペニスが刺さったままである。

 シンと静まり返った部屋の中、
二人は顔を見合わせ…、少女はくしゃくしゃに泣きはらした顔で、マサルを蔑んだ顔で睨みつけ、ゆっくりと立ち上がった。
少女の股間の赤さが目に入り、ついで膣口からマサルの精液が垂れ出て、マサルの腹に零れた。
 快感の去った後の空しさ、悔恨の想いで立ち上がることも出来ないマサル。
少女はトイレにたち、戻って来ない。
さめざめとした少女啜り泣きがトイレから聞こえ、その存在感を表している。

 沈黙のまま10分が過ぎようとしている、敏夫は出ていったまま……まだ帰らない。
マサルは物憂げに起きあがり、ペニスを丹念にTシャツで拭き始めた。

 マサルはこの沈黙に何故か次第に怒りがこみ上げてきた、それは敏夫に向けたものか、自分に向けたものか分からぬまま、拳を握りしめると床を思い切り叩いた……。己の心の奥に潜む凶暴という名の別のマサルを呼び出す呪文のように、拳の痛みは脳天に突き刺さった。

 マサルはつかつかとトイレに歩き、戸を乱暴に開いた、そして便座に座って泣いている少女の頬を思い切り叩いた。

 少女の髪を掴んでトイレから引きずり出し、
「コラー、女! 俺のチ○ボを舐めんかー」
と怒鳴った。
マサルは己が秘めたる凶暴さに急き立てられるが如く、倒れた少女の顔にペニスを押し付けた。

 少女は先ほどのマサルを馬鹿にしたような蔑みの顔はすでに無かった。マサルの豹変に恐怖で顔を強張らせ、支配者に媚びるが如く懸命に口で奉仕をし始めたのである。

 マサルは征服者の奢りが、快感をさらに助長させることをこの時初めて知ったのである。
快美感に腰をわななかせ、迸る想いを必死にこらえて少女を突き転がし少女の尻から、赤く腫らした膣口に再度ペニスを刺し込んだ。
「気持エエーッ」
シミ一つない、白くひかる尻たぶを掴み、つねり、叩き、マサルは欲情の限りを少女の尻にぶつけた。

 さらにペニスを子宮を貫くほど深く差し込み、ヒーヒー痛がる肛門に、指を強引に突き刺し、指先で己が怒張の動きが感じられるほどの少女の粘膜の薄さに痺れた、

 マサルは考えうる欲情の全てをこの機会に経験しようとした。
その顔は少年の顔ではなかった、狡猾な大人の顔に変貌していった。

 ペニスが突き刺さっている膣を髪を掴んで見させたり、少女を土下座させその前に君臨しペニスを握らせて擦らせ頬ずりさせた。睾丸を口に含ませ、また肛門を舐めさせた。
何度も唾液をのませ…、またほとばしる精液を飲ませ、もがき吐き出そうとする頬を殴った。

 何度マサルは少女の穴という穴に射精しただろうか、それでもまだ心の火照りは静まらない……。
マサルは心を開放させる思いで、少女を明るい真夏の庭に引きずり出した。そして萎えたペニスをいきり立たせる為、恥ずかしげも無く四つん這いになり、少女に己が尻に指を差し込む事を強要した。以前敏夫がマサルに強要したことを踏襲したのである、

 前立腺を刺激されたマサルのペニスは数度の射精にもかかわらず再び天をついた。
少女の眩しい裸を庭に追い、捕まえては投げ飛ばし、許しを請う少女を濡れ縁に上半身を預け、泣きじゃくる尻から犯した。

 濡れ縁に半身を預け、ひざまづいた少女の膣から太モモを伝う精液は夏草に吸い込まれて行った。
八月の焼けるような陽光の中で、つま先から足・尻・背・と流れるような美しく真っ白に光り輝く少女のフォルムは、マサルの脳裏に鋭い記憶として残されていった。

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