青春の陽炎
横尾茂明:作

■ 奸計2

 敏夫はかまわず先生の髪を掴み、左手でペニスを掴むと強引に先生の唇に押し付けた。
「くわえんかー」
の怒声に、イヤイヤしながら涙目でマサルを見、泣きながら仕方なく敏夫のペニスを口にする由紀。

 マサルは痺れる思いで、先生と生徒のこの異常な関係を思いやった。
白石由紀先生はマサルの憧れの人であり、先生が居なければ、夜も日も明けないくらいの想いである。

 その憧れの美しい先生が、奴隷のように敏夫に跪き、敏夫のペニスに絡みついた愛液を啜り泣きながら口で懸命にぬぐい、チュウチュウと尿道の精液まで吸い取っている。

 由紀はマサルを見ながら、そして涙を拭いながら精液を燕下した。
由紀の口元に垂れた白い液を手で拭い取るさまは、妖艶な由紀の肢体に溶け込み、あの少女とは比べ物にならないほどの、妖しげな色気をマサルに感じさせた。

「マサル、俺はこれから族の集会に呼ばれてるから留守にする、その間、先生と適当に遊んでてくれ!」
と言いながら、いつまでも泣いている先生を、足でベットの下に乱暴に蹴落とした。

「マサル!この女の穴ちゅう穴、お前のチ○ポ、好きなように突っ込んで遊んどれ」
と言い、ニタニタしながら服を着替え始めた。

「由紀!マサルのやりたいようにさせるんだぞ!下手に逆らってみろ、後で容赦しねーからな」
と言いながら出ていってしまった。

 ベットの下でうつぶせに泣きじゃくる由紀の尻と、それに連なる美しい太股を見ながらマサルは心の渇望を感じながらも、どうしたものやらと途方にくれた。

 このまま帰ってもいいのだが…憧れの人の…初めて見る成熟した双尻は、マサルの心を躊躇させるに充分に足る白い淫乱な光を放っていた。

 マサルの目の前の尻は余りにも美し過ぎた。
どうしてこんなに美しいんだろう、双尻の中央に穿たれた深い陰裂は、どうしてこんなにも男の心を狂わすんだろう…。
この亀裂に、顔を思い切り埋めてみたい、心行くまで舐め、そして甘噛みしてみたい。

 どれ程の時間、美しい尻に見とれていただろう、ふと我に返ると先生は泣きやんでいた。
先生はゆっくりとマサルに振り返り、
「マサル君、先生を軽蔑しているでしょう」
と自嘲を含んだ眼差しでマサルの心を探るように凝視した。

 マサルは辛うじて声が絞り出せた…。
「そんな事…」
「先生はもうだめなの」
「マサル君に見られた今…もう先生は死ぬしかないの」
と言い、またもやどっと泣き崩れた。
 マサルは為すすべもなく、その場に凍り付いたように佇んでいた。
それからどれ程の時間が経っただろう、マサルは沈黙に耐え切れず意を決するように先生の肩に触れ、
「先生」
と呼んでみた。

 マサルの声に応えるように、少し時間をおき…先生はうつぶせたまま、独り言のように、泣き声が混じり聞き取れないような小声で、忌まわしい物語りを始めた…。

「敏夫君に犯されたの…私の不注意だった…3ヶ月前、街の不良に絡まれているところを敏夫君に助けられたの」

「それが始まりだった……」

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