青春の陽炎
横尾茂明:作
■ 恐喝5
「先生! 本当にいい体をしてるねー」
「さー、オッパイを見せてもらおうか」
由紀はブラジャーを取り、手を首の後ろで組み敏夫に裸のすみずみまで見れるよう直立した。
「んーーー」
敏夫は感に堪えないという声を発した。
ツンと上を向いた乳房…乳房の大きさにアクセントを添える膨らんだピンクの乳輪、そして少女のように色むらの無い小さな乳首。
引き締まりながらも艶めかしく艶の有る腹部。
鼠頚部から内モモに至るミルクを溶かし込んだ様な性器周辺。
薄い陰毛から透け出る魅惑の陰裂。
たとえようのない白く輝く素晴らしい脚線!。
もう…どれをとっても感嘆の言葉しか湧いてこない素晴らしい由紀の裸であった。
「そのまま後ろを向いてもらおうか」
由紀は手を首の後ろに組んだまま、後ろ向きになった。
「………」
あらためて今日、由紀の裸を見た敏夫は…、すごい宝を手に入れたと実感した。
これほどの女をいとも簡単に手に入いるとは、……まぐれとは言え出来過ぎの感が有った。
この女いったい何……、写真を撮られたくらいでこの観念のしよう……。
今までつきあってきたアバズレ女など写真で脅かしても何処吹く風…。さんざん警察に絞られ…親にも愛想をつかされ、捨てられた俺。
学校で初めて由紀を見たとき…、目の眩む想いがした。こんな女が自由に出来たら警察に捕まって鑑別所に送られても後悔はしないと感じた。汚れに汚れた俺の履歴、……親にも見捨てられ、将来なんぞどうせ何処かの刑務所でのたれ死ぬ俺……。
敏夫は計画した、どうやって罠に陥れるかを。計画日は夏休みとした。休みの45日間でこの獲物を徹底的に貪る事が出来たら、後は警察のご厄介になっても諦めはつくと考えた。
先生を家に閉じこめ、永久にSEXが出来なくても我慢出来るくらい、毎日精液が涸れはてるまでやり尽くそうと考えた。
協力者はいくらでもいた、しかし先生を独り占めするには覚悟の無い奴を選択しなければならない。
そこでヒロシにした。奴はヤクザに憧れ秋田から上京したが……度胸が無く、今は敏夫の子分に甘んじ、場末のインチキなアクセサリーショップでバイトをしている。
計画は見事に成功した。失敗して元々と思っていたから喜びはひとしおで有った。
初日のいたぶりで先生の精神を覗いた。……弱い、余りにも弱い……。敏夫の初めての経験である。
これなら帰しても逃げない! 却って帰す事で覚悟を助長出来るとも考えた。……わざと1日空け電話を入れた……。見事に敏夫が描いたシナリオ通りに運んだ。
このぶんだと警察にも厄介にならず、いいとこ取りで行けるかも…と敏夫はほくそ笑んだ。
今、目の前に全裸の美しい教師が、尻を向けて俺に犯されるのを待っている……。この女バカじゃないか、今日俺んちに来ず…とっとと警察にでも逃げ込めばいいものを……。真面目というか馬鹿正直と言うか…。すれっからしの人間しか知らない敏夫には、由紀の心は理解の限度を超えていた。
敏夫は、穴のあくほど由紀の美尻を見つめ、これからの調教の方法をあれこれ考えた。
それからおもむろに服を脱ぎ始めベッドの上で全裸になった。
「由紀、こっちへ来て座れ」
敏夫はベットの横をを空けた。
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