青春の陽炎
横尾茂明:作

■ 恥辱責め1

 由紀はマサルのペニスを指で遊びながら敏夫との地獄の日々を語り始めたが、少し話し始めてすぐに沈黙してしまった。

「マサル君……、先生……、今日話すのは辛いから……また今度にする……」

 由紀はいま敏夫の事を思い出すだけで震えてしまう。敏夫が由紀にした行為はどの部分を取っても破廉恥過ぎて……敏夫の、時には優しく…また時には鬼畜のように…二重人格者と思える行動は、由紀に希望を抱かせたと思うと…、数分後には苦痛にのたうち回るような拷問を加える……。
由紀はいつしか敏夫に恐怖という足かせをはめられ、肉体を支配され、性の処理奴隷そのものに堕とされていた。

 最近、由紀は鬱状態が続いていた。このまま敏夫との関係が続いたなら…、程なく精神異常を来すことは目に見えていた……。昼は生徒の前で快活に振る舞う教育者…、夜は年下の少年に叩かれ嬲られ、泣きながら尻を痙攣させて許しを請う牝奴隷…、この異常な二重生活に精神が耐えられなくなって来ていた…。

 今日、マサル君が来た…。敏夫が、
「お前の知ってる奴がもうすぐ来るから可愛がってもらえ!」
とニヤついた。

 恐怖で腹が脈打った。…こんな無惨な姿を、知ってる人に見られたら生きて行けないと由紀は思った。

 敏夫に懇願した…。
「あなた、それだけは堪忍して」
と泣きながら土下座姿で許しを請うた。

「奴隷の分際がうるせーんだよ!」
「最近はテメーとのオマ○コはつまんねーんだよ!」


 敏夫は由紀との3ケ月に渡るSEXに、正直飽きがきていた…。初めは由紀の神々しいほどの体に平伏したいほど焦がれ、毎日やりたい放題に出来るSEXに夢中になった。

 しかし1ヶ月も過ぎる頃になると普通のSEXでは物足りなく、郊外に連れ出し、眩しい陽の中で由紀を全裸に剥き、考えつく限りの痴態を演じさせ、強姦のように犯したりした。

 ある時は、昼休みに学校の屋上で痴情に耽り、全裸のまま由紀を屋上に放置したことがあった。
夕方屋上に上がってみると、クーリングタワーの後ろに隠れ…泣きながら震えている由紀を見たとき…敏夫の心に黒い炎が揺らぎ、求めていたものはこれだ! と感じた。

 その日を境に敏夫の由紀への行為が変わっていった。それは美しい由紀の心をどう傷つけ…どうやって辱めるかで、その後に得る快感が新鮮なものになることを知ったからだ。

 敏夫の行為は異常と言えた。性に固執する貪欲さから…、痴辱、拷問、何でも有りで、次から次ぎへと涸れることのない凄まじいプレーを生み出した。

 由紀は恥ずかしさの余り気は狂いそうだった…。
ある暑い盛りの昼下がり…、由紀は全裸に剥かれレインコートだけ着せられ、JRに乗り郊外に出た。

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