青春の陽炎
横尾茂明:作

■ 恥辱責め3

 四つに這わされ女として羞恥の頂点と言うべき排泄後の肛門の汚れを見られ、鼻をつまみながらティッシュを取り出した敏夫に、由紀は消え入りたい程の羞恥で肛門を差し出した。

 敏夫は由紀の髪を掴んで立たせ、自分も裸になり林に放し飼いにした小動物を追うように全裸の由紀を走らせ…それを追いかけて虐めた。

 追い回され疲れ果てた由紀を四つに這わせ、敏夫は後ろから獣の様に屹立したペニスを由紀の性器に差し込んだ…。由紀は先程来からの異常な羞恥が性の炎となり、自然の中の開放感から強烈なオーガズムに打ち震え、敏夫と共に獣の咆哮を野に放った。

 その後、敏夫は1度の射精ではとても収まらず…由紀へ官能の限りの陵辱を加え、心の渇きを収束させた…。
由紀の涙が涸れ果てるころ…西の空は真っ赤に燃えコウモリが飛び交い始めていた。


 JRの帰りの電車は、夕方なのか人が多く、由紀は密着する客から離れるべく体を移動させたが…、後ろの男が離れない…。そのうち手が由紀の尻に添えられているのが感じられた。

由紀はもじもじと尻を引いたが男の手は付いてくる……。痴漢であることは間違いはないが…。

 そのうち男の手は大胆になり由紀の尻全体をなで回し始めた。……裸で有ることが知られてしまう……。
由紀は羞恥で首までが真っ赤に染まっていくのが分かった。

 男性は由紀がショーツを履いていないことを知ったのか…ハッと手を離したが…しばらくしてその手は大胆にも由紀のコートの前釦の隙間から差し込まれた…。由紀は「ヒッ」と小さく漏らし隣の敏夫の手を握った。

 敏夫は最前から由紀の動きで、痴漢されているのは知っていた。
しかしわざと知らん顔を決め込み、わくわくする思いで由紀の羞恥の変化を楽しんだ。

 由紀は懸命に敏夫の手を握り続け助けを求めたが、敏夫は軽く手を叩き無視した。

 男の手は由紀の恥丘に触れ……無毛の恥丘に気づき、男は上気した溜息をもらし恥丘を軽く抓り、由紀のなめらかな恥丘の感触を時間をかけて楽しみだした。

 由紀は立っておれないほどの羞恥の息苦しさに身悶えた。顔は湯気が出そうに上気し…、口をパクパクさせ目の前は真っ白になった。吊革を強く握りしめ肩で大きく息をした。

 男の指は大陰唇の狭間に指を浅く入れ、狭間に沿って上下に動かし、狭間から洩れる由紀の愛液のヌルヌル感を楽しみ…ついに4本の指の1本が膣に挿入された…。
それは深い抉りだった。由紀は「んん」と小さく呻き…もう敏夫が隣にいることを完全に忘れた…。

 男の指は膣・クリトリス・肛門と同時に3カ所を責め、更なる愛液を引き出した。

 敏夫は小刻みに震える由紀を観察し…アクメの訪れが近いのを感じ、由紀の足下を見た…。
そこには太モモを伝い落ちる愛液がくるぶしに光るのを認めた。

 由紀は男の巧みな操作に翻弄され、意識が飛びそうな絶頂の予感に怯えた。

 男のテクニックは素晴らしかった、女の快楽のツボと快感のタイミングの引出し方を憎いほど心得ていた。その技は敏夫など足下にも及ばないであろう。

 由紀は躯が弓なりに反るのを必死に堪え、口元にしっかり拳を当てた。…そして今から来るであろう大きな波に浚われないよう脚を踏ん張り準備を整えた。

「★★★★……………………………ググ……」
その波は大きすぎた…。経験の浅い由紀には耐えようもなく、敏夫は崩れ落ちる由紀を横から慌てて支え、丁度停まった駅のホームに由紀を引きずりだした。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊