青春の陽炎
横尾茂明:作

■ 恥辱責め4

 由紀をベンチに座らせ夜風にあてた。由紀は敏夫の顔をトロンとした目で見つめ、「…凄かった」
と、小さく言葉を漏らした。…敏夫は呆れた…。あれほどの陵辱を俺から受け何度となくアクメに泣いたくせに全く飽くことを知らぬ女の性に舌を巻く想いだった。


 敏夫は一時期は由紀を辱めることで強烈な快感を得たが…それも長くは続かなかった。
次に敏夫が行ったことは拷問である。敏夫が父親の本棚に有ったフランクル著の「夜と霧」を何気なしに捲った時、目に飛び込んだ写真が敏夫の心を打った! …それはアウシュビッツの捕虜収容所で若いユダヤ女が裸にされドイツ兵の前を走らされている写真だった…。これを期に敏夫はゲシュタポが行った数々の女性への拷問…またポルポトが行った陰惨な拷問を調べ上げるほどに、拷問そのものの行為が、狂おしいほど敏夫の心を痺れさせたのである。

 敏夫がまず由紀に試したことはピアスだった。町のアクセサリーショップで働くテヒロシに道具とリングを持ってこさせ、由紀を縛り上げテツオに由紀の耳に穴を開けろ! と命じた。

 由紀はドタバタ身悶え抵抗した、テツオは少しビビッたが、由紀を抱かせてやると言った瞬間、ヒロシは臆面も無く由紀に馬乗りになり、泣き喚く由紀を無視し強引に耳に穴を開けた。

 敏夫はピアスのやり方さえ分かればもうヒロシに用は無かった。
「そのうちやらせてやるから帰れ」
ヒロシは美しい女を目の前にして…、
「敏夫さん…帰れ!は無いでしょう」
と渋ったが、敏夫の目を見てその迫力に怖じ気付き…スゴスゴと帰って行った。

 敏夫は由紀の縄を解き、全裸に剥き上げ次に開脚縛りを行った。由紀の膝に竹刀を通し閉脚出来ないようにしてからピアスの道具を手に由紀の開脚前に興奮した面持ちで胡座をかいた。

 由紀は今から敏夫に何をされるか悟り、ギャーギャーわめいた。敏夫は由紀の頬に往復ビンタをくれ、口に由紀のショーツを押し込んだ。
 
 敏夫は指で由紀の性器を開き小陰唇を無造作につまみ…道具を当てた。由紀の肛門が激しく収縮しその恐怖の深さを表していた。

 「パチン」
と音がして血が飛び散った。敏夫は小さな銀のリングを取り出しペンチで由紀の小陰唇に
カシメた。

 由紀の目から涙が溢れた。相当の激痛だったのか由紀の腹は大きく波を打ち、口からはくぐもったむせび泣き嗚咽が流れ始めた。

 敏夫は苦痛に身悶えする由紀の姿と、ポルポトの逃れの無い女性への淫惨な拷問が重なり、ズボンの中ではペニスがはち切れんばかりに怒張し、敏夫の脳に黒い業炎が噴き上がった。
 敏夫はたまらず、痛みに打ち震える由紀の性器に滲む血を啜り、一気にパンツごとズボンを脱ぎ捨て、唾液にまみれた由紀の膣にペニスを突っ込んだ…。
「グェー」
口に押し込まれたショーツの隙間からくぐもった由紀の悶絶の叫びが洩れた。

 三日と置かず由紀は両の小陰唇にピアスを施され、またクリトリスに針を刺されて泣き狂った。

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