青春の陽炎
横尾茂明:作

■ 恥辱責め9

 由紀はマサルの泣き声で…腰をえぐる1回目の軽いオルガスムスに震えた…。

「由紀…、由紀…、もう来ちゃいそう…。もう来ちゃいそうなの…エーン」

由紀は必死に快感を押さえようよして肛門を締めた。

「由紀マサル君とイキたいの。…いっしょでなきゃイヤ…。由紀イヤだよー…エーン」

「先生…、先生…、僕も…、僕も…もう我慢出来ないよー」
マサルは由紀の背中で涙を流して悶えた。


「…………………………………」

「ひーーーーーーーっ」
ドックンドックンとほとばしる気の狂いそうな射精の快感にマサルの背は大きく波を打った。

 由紀は子宮奥に叩くような強烈な射精感を感じたとき…今まで味わったことのない恐ろしいまでの快感の衝撃が腰を一気に貫いた…。
「きーーーーー」
音にならない悲鳴を喉から発した。

 一回…、二回…、三回……。いつ止むか分からないほどのオルガスムスの波が由紀の子宮に打ち付けた
「くーーーー」

 二人は折り重なるようにソファーに突っ伏しケイレンした。

(私の体はマサル君のもの…。もうマサル君だけのものなの)
由紀は心の中でそう叫んだ。

 めくるめく夜は静かに過ぎて行った



「マサル君…、起きなさい」

 マサルは由紀に優しく肩を揺すられ目が覚めた……。

 あれからマサルと由紀は正常位で繋がり更なる深い快感を得…、二人潰れるように眠りについた。

「あっ! 先生おはよう」
……マサルは照れたように笑った。

 由紀もマサルを、恥じらいの目で眩しそうに見た。…お互い自然に近づき…甘く長い口づけをした……。

「マサル君、……きょう学校休んじゃおうか」
由紀は可愛く舌を出し赤くなった。

「先生…、試験するって昨日言ってたのに」
「あっ、…そうか…。すっかり忘れてた…、エヘ」

「だってー、由紀…、マサル君とズーと一緒にいたいんだもん…」

 由紀は頬を朱にに染め…うつむいて甘えるように拗ねた。

 マサルは由紀の髪に口づけしながら…、
「きょうの夜も来ていい…」
と聞いた。

「やだやだ……。学校なんて行きたくないよ…。マサル君とお家で遊んでいたい」

「由紀、由紀もうマサル君のものなの…。ぜーぶアナタのものなの。……いい」

「由紀のこと可愛がって。…いっぱい…、いっぱい可愛がって」

「今日から私のこと…、由紀と呼んで!」
「それからマサル君のをアナタと呼ばせてね」
由紀は敏夫に抱かれ胸に頬を押し付け甘えるように泣いた。

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