僕の彼女
kyousuke:作

■ 第6話 変わり行く関係1

 雄太が明らかに2人を巻き込まないようにする為に正弘や真美と距離を置くようになった。
「やっぱりよくないかしらね…」
 真美は呟いた…。3人とも物心ついた頃には遊んでいたし、そもそも3人が肉体関係になったのも正弘と真美がお互いの性器を見せあいっこに始まって、その内に互いの性器を舐めあって、そして春休みに二人は初体験して、その後も学校でしていた所で雄太が見つけて。真美は彼の筆卸もする羽目になった。無論そんな事はいけないことは薄々感じていた2人だったが、ずるずるとなっていた。ところがここに来て雄太が避けるようになった。
「ねえ、将一兄さんに相談しよう」
「そうね」
 二人はそう言うと将一が通う高校へと向かった。歩が行くので着いてゆく事にした。
「なるほどね、雄太がね…」
「雄太の所って複雑なんです、数年前に別居したんです。怜ちゃんが入院する事になって…父親と兄さんが実家に住んでいるんです」
「ふうん、でも返って寂しがっているんじゃあ」
 歩は雄太の事が他人事ではなかった。
「小母さんがパチンコにはまって育児放棄寸前だったんですよ」
「穏やかじゃないな」
「雅司さんが何とかしてくれたんですけど、借金が相当あったらしいです」
 真美が曇った表情が深刻さを見て、将一は柊さんの所に相談する事にした。

「雄太って…あ〜〜隣町の交番の警官の弟か」
 柊は直ぐにわかった。
「で、様子がおかしいのか?」
 二人はこれまでの事を話した。柊は唖然としていたが、自然の摂理には勝てないと思った。
「時代は変わったもんだな。よしこの翁でよければこの件は任しておけ!」
 柊はドンと胸を叩いた。しかし柊は彼の心の扉を開けなかった、そして刑事の勘で彼を尾行してみる事にした。熟練した技は怪しまれる事もなく雄太を付けることが出来た。
 雄太は週末の放課後になるとあの男から渡された携帯を見て、ランドセルを置いて、あのバックから指定された服を持って出かけるようになった。無論出るときは男の子の格好で、あの双子の少女が出迎えて待ち合わせ場所で着替えるのだ。よく公園や施設のトイレで着替える事が多かった。柊も見失う事も多かったが、雄太が逢う双子の少女に目に付けた。
「双子は養子縁組で根岸 譲二が養父か……」
 警察時代に培ったコネ(無論非合法の物があるが)で判った。
「柊の旦那……山下の辺りで金の周りが激しくなってますぜ」
 情報屋の若い男が、柊から差し出されたタバコ吸っていた。
「確か以前、青少年育成条例に違反した疑いがあったよな」
「山下って男の子も女の子もヤッちゃうやつでね、政財界との独自のルートも持ってる噂ですし」
「危険か…よし甥っ子に任すか」
「でも民事不介入ですよ」
「多少おせっかいでないとね」
 柊はそう言うと男から離れた。

 将一は歩のフェ○を光悦した感じで受けていた。
「将兄〜〜どう〜〜?」
 彼女はスクール水着を着ていた。彼女のク○ペ○スの膨張率は平均よりも多少多かったが、テープで固定すれば普通の女の子に見えた。しかし今は女の子には無いふくらみは将一の性欲を倍増させる。
「夏になったら小父さんと小母さんと一緒に海に行けるよね」
「う〜〜んイギリスで修羅場っているからね」
 すると歩は甘く歯を当てる。将一は歩のテクには舌を巻いていた。

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