僕の彼女
kyousuke:作

■ 第7話 真美の変化

 橘家はここの所にぎやかだった。お昼頃に正弘と真美が来るからだ。父も母も気に入って、まるで実の子供様に接する。その日も2人が来たが真美が青ざめた顔をしていた。
「熱射病? 大変!」
 歩がアイスノンを出しタオルに巻いて彼女を寝かせる。よく見ると真美の股から多少色が黒い鮮血が流れていた。
「真美ちゃん! しっかりして!」
 歩が声をかけるがまったく反応がない。帽子を被って来ているから日射病ではないはずだ。将一が帰ってきて彼は直ぐに近くの医院に連絡を取って女医さんに来てもらった。
「まさか……直ぐに救急車呼んで! あと真美ちゃんの両親に連絡とって!」
 工藤 朱美は将一にそう伝えると彼女の秘所を見ていた。程なくして救急車が来て住んでいる街の大学病院に搬送した。

 診察室では真美の両親と工藤医師が担当者から病状を聞いていた。
「『後天性陰核肥大型両性具有症候群』ですか…でも遺伝子診断では可能性はないといわれてましたが」
 母親の言葉に担当医が説明した。
「この真美さんが受診した時期は遺伝子診断といっても誤差や精度でばらつきがあったんです。恐らく診断を下したのが一番精度が低い方式だったんでしょう」
「そんな、あの子はもう結婚できないんですか?」
「いえ理解あるパートナーさえいれば可能です、もちろん赤ちゃんも生めますがかなりのリクスを覚悟してください」
 医師はそう言うしかなかった。工藤医師が発言する。
「真美ちゃんは数日間入院する必要がある訳?」
「彼女、生理が重たいとか言ってなかったか?」
「相談受けていて一度精密検査したほうがいいかなと言う時に発症したって言う事」
「ああ、両親も普段どおり接してください」
 両親は突如の事で呆然とするしかなかった。

「後天性型? 真美ちゃんが?」
「そうよ、歩ちゃん彼女のケアお願いできるかな?」
 歩は頷くと朱美はほっとした。
「それにしても最近の子は早いわね、あの子が相手の子?」
「そうです」
 朱美と歩の付き合いは歩が赤ん坊の時からだ。彼女はまだ医学生の頃から歩を診て来た。祖父が三沢家のお抱え医師だったが、地域の為に貢献したいと言う事で工藤医院が三沢家の援助で設立された。彼女は普段から医院の診察室で働く祖父と父親の姿を見て医師になる事を決めた。医大を出ると近くの市立病院で5年間常勤医師を勤めた後は実家の医院に職場を移した。個人医院と市立病院との連携する事で個人医院レベルで対応出来る処置なら近所の医院に行って貰う事にしている。それ以上処置が必要となると患者は市立病院に行って貰う。これは待ち時間の短縮や効率化に都合がよかった。
「真美ちゃん………」
「向こうに行って!!」
 病室から真美の金きり声がして正弘が慌ていた。
「まあ事実を受け止めるまで暫らくかかるからな………一番いいのが抱いちゃうのが一番いいんだけど、ここでやらないでね」
 朱美はそう言うと真美の両親の元に向かった。

 歩は将一の両親に連絡し朱美と共に家に戻った。
「工藤先生、どうでしたか?」
「両親は一応納得したけど、ボーイフレンドの子との肉体関係だけは伏せておいた」
 将一の母親言う朱美。
「真美ちゃんなら意外と早く立ち直れるかも知れないわね」
「正弘の勇気次第だけど」
 将一はそう言った。
 数日後真美は退院出来たが何故か裾が長いスカートを着ていた。そして正弘は真美との肉体関係を彼女の両親に話した。母親は何と無く分かっていたらしく、怒らなかったが父親からは軽い拳骨が飛んだ。退院後、彼女は家に引きこもりがちになっていたが正弘が連れ出して橘家に連れて来ていた。そしてオーディオルームに連れ込むと真美を後ろから抱擁した。
「真美、俺はフタナリになっても君の事好きなんだ」
「でも……」
「俺が守る、だから離れないでくれ」
 そう言うと彼女の唇を奪う。そして彼の手は真美の秘所を弄り始めた。
「まって…」
 ワンピースの肩に掛かっていた紐の部分をずらし自ら脱ぎ始めると正弘はチャックを下げた。
「うぁ……」
歩ので見慣れた物とは言え真美にもそうなるとは思わなかった。
「変だよね」
「可愛いよ、ローションは塗らなくても大丈夫だね」
 秘所から滴り落ちる愛液をまんべんなくク○ペ○スにまぶし始めた。将一が歩に使うテクの1つだ。
「ハァアウン!」
 真美の体が震え出す。歩ちゃんはいつもこんな快楽を味わっていたなんて真美はそのまま腰がふらつき出した。用意されていた折り畳みベットに正弘に支えられて座り込むとそのまま寝てしまった。
「まずは女の子を満足させるよ」
 正弘は彼女の肉壷へペ○スを挿入する。
「キ、キツイ!! でも気持ちが……良いよ……」
 正弘がそう言うと真美は涙目になった。彼は暫らく動かなかった。
「正弘、もっと動いていいよ。もう離れたくない!」
 彼は激しく腰を動かして手は彼女のク○ペ○スを扱いた。なんとも言えない快楽の海に引きずりこまれる真美は嬌声を上げて白い液を噴出し、肉壷には白い液を注ぎ込まれた。

「気持ちよかった……」
 真美はうっとりした気分で疲れが心地よかった。シャワーして庭に出てみると真美の両親と正弘の両親に将一の両親らが酒盛りしていた。テーブル、椅子の袂には空になった瓶が数本………。どうやら今後の事で相談していて沈んでいたので酒と肴で盛り上げよう歩が用意したらこうなっていたのである。いつの間にか柊さんまで参加していた。
「とりあえず、浮気したら駄目だぞ」
 将一はハァした声で2人に言った。

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