僕の彼女
kyousuke:作

■ 第9話 プールサイドの死角1

 真美の病状は直ぐに学校に報告されたがこの手の病気は感染しないので水泳の授業には差し支えない。
「歩ちゃん、やっぱあ気になる〜〜〜」
「じゃあ抜いちゃおう!」
 歩は真美のク○ペ○スをしゃぶリ始め、指はヴ○ギナを弄くった。流石に将一に仕込まれた事もあって真美は精液を放った。そしてタオルとウエットテッシュで拭くと彼女のク○ぺ○スをテープで体に押さえつけた。
「こうしないと立っちゃうの、これって医療用布ガムテープだから被れないし、しかもこれ防水なの」
 トイレにて真美のク○ペ○スをテープで封じる歩。あらかじめ膨張率を見て彼女は手際よく自分のク○ペ○スにテープを貼っている。その上からサポーターを履いておくのだ。
「なんか胸が張った感じがする」
「急激にバランスが崩れたからよ、後で先生の所に相談に行こうよ」
 歩は真美を励まして更衣室に向かった。まだ未熟な裸体が並ぶ何と無く甘酸っぱい空間にはある意味フタナリにとってあんまり長居したくない空間だった。二人は競泳用水着に着替えるとプールサイドに出ていた。
「なんかさ、男の子の苦労分かった気がする」
「そうね特にこの時期なんて両方に火が付くから大変だしね」
 二人は喋っていると、人影が出来ていた。
「千重院さん、何か?」
「そろそろ貴方の彼氏を譲っていただけないかしら、人間ではない化け物なんて不釣合いですから」
 真美がキッとした眼で見る。
「金で解決しないんですね、でも正弘さんはあなたの事嫌ってますから」
 歩はそう言うと彼女は言葉がいえなくなった。やがて授業が始まるが真美と千重院 麗菜のにらみ合いは納まることはなかった。

 麗菜と真美の因縁は歩もよく知っている。正弘の取り合いだ、麗菜はともかく手に入れたいものは他人の迷惑も顧みずに手に入れるので程ほど困っている。数年前には歩もまた彼女に虐められた経験がありこの時伯父は彼女の実家に怒鳴り込んで来て大事となった。たかが使用人の小娘ごときで来るとは何事かと麗菜の両親が反論した。結局双方の祖父の手打ちで麗菜が謝って解決した。彼女の家もまた三沢家に匹敵するほどの歴史と格式を持つ家柄だが彼女の評判はあんまりよくない、特にフタナリに対する虐めは酷く、これが原因で真美が彼女の頬にビンタをした事もあれば麗菜が真美にケリを入れた事もある。
「あと半年程度の付き合いだしどっかのお嬢さん学校でせいぜい見栄貼ってきなさい!」
 しかし最近は千重院家は没落傾向が強くなっていた。一族経営の璧害は遂に商法違反に発展した。
「悔しい!!」
 彼女はある策を考えていた。

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