僕の彼女
kyousuke:作

■ 第11話 失踪した母子 2

 普通失踪事件の扱いは失踪届けをだしてある程度聞き込みすればほっておく。そして身元不明な死体なんか出てくると照合する訳だが、今回の場合は何が何でも探し出す必要がある。謎の男性の死体、失踪した母子、荒らされた室内……謎が多すぎる。
「西崎 雄太に西崎 悦子……所轄署は直に立ち回りそうな場所を探してください。我々は男の身元を洗います」
 警視庁捜査一課の課長が言うと捜査員は動き出した。
「情報の出し惜しみとかするなよ! ショカツとの連携なくして検挙できると思うな!」
 初老の男性がキッとした声で怒鳴る。

 雄太が気が付いた時、彼はタンクトップに似た上着と下着を履かされたいた。頭がぼんやりしていて暫らくはベットから起き上がれなかった。そしてベットの中で寝返りしていくうちに彼は下半身の異常に気が付いた。手で股の下を触ると玉の感触がなかった、慌てて下着を脱ぐとそこには睾丸がないペ○スがいきり立っていた。
「あら、気が付いたのね」
 部屋のドアが開きチャイナドレスを着た女性が声を掛けた。
「ちと麻酔強すぎたけど睾丸を内部に入れ込んだけだから」
「いやぁ! 元に戻して!」
「ご主人様の要望なのよ、新しい子がヤンチャだから調教中なのよ……それで暫らくは私が可愛がってあげようとネ……それにしても元ホストがあの写真を取っていたから面倒になったけどね」
 彼女は写真の束をベットの上に投げる、写真は梅雨の時の露出SMプレイの写真だった。
「でも、安心しなさい。彼は貴方のマンションで殺してあるから」
 女性は静かな笑みを浮かべた。

 所轄の調べによって悦子の交際が明らかになった。その男こそ雄太のマンションで死体で発見された人物だった。会議室では捜査会議が実施された。
「西崎 悦子はホスト遊びが激しかったですが、行き付けの店には最近は見えてません。しかし彼女に熱を上げていたホストがいました。田崎 信也 源氏名 シンヤ、25歳です」
 刑事らは資料を見る。
「ただし客を喰い物にしてますが、狡猾なやり口で被害届けとか出てません。いずれも弱みに付け込んだ犯行です」
「失踪者との接点は客と従業員か……息子との接点は?」
「不明です。ただし彼はよく隣の家で泊まっている事が多かったそうです」
「なるほど、ヤッていたのか?」
「そうです。夫の方も分かっていましたが彼の事件当夜のアリバイは確認されています。娘の初美が緊急入院してほぼ一晩中いたそうです」
「抜け出すとか出来ないのかね?」
 本庁の刑事が質問した。
「はい、緊急外来は守衛室があるので出入りする際はそこを通らないといけません。更に他の外部出入り口は施錠されています」
「西崎 巡査のアリバイは?」
「当夜は夜勤です。しかも酔っ払いの大立ち回りでガイシャの死亡推定時刻は捕り物の最中です、同僚や機動捜査隊員も確認してます。それに不倫していた事実は知らなかったそうです」
「柊 又三郎がマークしていた少女だが、どうやら別のヤマ(事件)と絡んでいる。本庁の生活安全課が眼の色変えてきた」
 本庁の課長が口を開いた。その瞬間ざわめきが起きる。
「人身売買にそれに猥褻行為の被害者と言うよりも加害者かもしれない」
「じゃあその子も? でも男ですよ」
「最近じゃあ女性じゃあありきたりになっているから、独自色を出したのでは?」
 女性捜査員が発言した。
「その通りだ、この事件は根が深いな」
 会議は暫らく続いた。

 将一と歩は体を重ねていた。自宅の将一の部屋のベット2人の愛の営みによる衝撃を受けていた。
「お兄ちゃんのオチ○チ○、気持ち良いぃいい! 子宮の底がぁぁぁっぁ! イイ! もっと衝いて!」
 座位で下から突き上げる将一、歩のペ○スはバンドで精液が出せないようにしていた。その傍らには一人の少女が見ていた。
「篝ちゃんだったよね、いいのかい?」
「はい、ずっとあのオチ○チ○を見ていて……でも、もうバージンじゃないですから」
 将一は二コリして歩の秘所からペ○スを抜いた。
「篝ちゃんは濡れているけど舐めてあげようね、歩」
「は〜〜い」
 自然と69になって舐めあう2人。そして篝が寝転がり、股を開いて歩のペ○スが侵入する。乳首が突くと甘美な感触が2人を襲い、声が妖艶な物になる。
「ハゥ! ああっ! 気持ちいいよっぉおお! オ○ンポが締め付けられる!」
 歩が叫ぶ。
「気持ち良いぃいいいい! チ○ポが熱いよぉおおおお!」
 篝が叫んでいた。将一はその光景を見ていた。

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