僕の彼女
kyousuke:作

■ 第16話 屈辱な診察 1

 ある日、瑞樹は兄夫婦と話していた。調度ランチタイムであり瑞樹はオフィス街にある定食屋にて話していたのだ。

「清二が………」

「うん……まさか、私の所に相談に来て私が見たんだけど……間違いなく完全に真性なの……私の知り合いに泌尿器科のお医者さんしている人がいるから、一度診て貰わないと」

瑞樹の職業は小説家だがよくネタ探しと兼ねて出版社を通じてルポライターまがいの事もしているがこれが意外と好評でよく風俗街に顔を出している。そして医者が登場したり医療描写が必用な作品ではよく田口 博美と言う女医さんに監修してもらっているのだ。瑞樹が彼女に体験談を聞きに言ってその課程で性病の話になり、色々と聞いていたのだ。

「清二は意外とデリケートな所もあるからな」

「瑞樹ちゃん、ごめんなさいね………迷惑かけて」

「二人ともいいのよ、私なんか嫁に貰ってくれる人いないし」

瑞樹はあっけらかんと言う……雅美もその夫の慎二も分っていた……彼女にも婚約者がいたが他に付き合っていた女に略奪されてしまったのだ。そのうえに身篭っていた子供を堕胎させられた事も……それが原因で子供が出来難い体になった。両親はシングルマザーなんて世間体に悪いと言う事で無理矢理させてしまい、慎二と雅美は育てるべきと言う言葉も聞かなかった。そのせいなのか瑞樹は両親とはまともに口も聞かなくなり自分勝手に生きていた……。

「じゃあ、保険証を持たせるからよろしくね」

「OK〜〜」

瑞樹は言うと二人は顔を会わせた。



 数日後、清二は瑞樹が運転する自動車の助手席に座っていた。気を利かせて隣の市にある田口医院に向かっている。

「本当に信頼できるかよ?」

「うん、彼女の実家だし……よくしているからさ」

瑞樹はウキウキしていた。調度新作が逆レイプ物にしてみましょうと言う事で構想を練っていた所に清二の皮被りが発覚したからだ………使えるものは親でも使え……彼女はそんな性格なのだ。自動車は医院の駐車場に滑り込み二人は医院の中に入る。

「館さん! まさか、何か貰って来ました?」

「違うわよ、兄貴の子の清二……ほら、挨拶して!」

瑞樹は清二の頭を抑える。

「田口 博美です………とりあえず診察室に…」

博美はロングヘヤを束ねたバレッタを弄りながら言う。診察室では椅子の様な診察ベットに載せられ清二は下半身裸体にされてしまいあの時の体験を思い出したのかムクっと大きくなる。

「あら、聞き訳がいいわね」

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