可憐な蕾
横尾茂明:作

■ 捨てられた少女6

そして…暫くセーラー服を見ていたが、決心がついたのか可憐な唇を噛んで背中に手をまわしチャックを摘んで下に降ろしはじめた。

肘が羞恥で震えているのが分かる…しかし少女は抗議の表情は毛ほどにも見せなかった。

チャックを腰まで降ろし右肩の袖を摘んで肩から抜き…続いて左肩からも脱いで下に落とした…。

その肌は透き通るほどのなめらかさ…ゆで卵のむき身という表現が合っているだろうか…正直剛史には震えが来た。

その真っ白なウブ肌に白のスポーツブラとパンティー…。
少女はすぐに横を向いて震えるようにうなだれた。

胸の大きさ…腹部のへこみ…尻の形…腿のバランス。
どこをとっても素晴らしく剛史はただ呆然と見とれていた。

「…おじさま…服…」

「あぁ…そうだったな…」

剛史はセーラー服を取り少女にかざす。

少女は横歩きに近寄りセーラー服のスカートを受け取る。
パンティーが剛史の目の前にある…少女の恥丘のふくらみは柔らかそうに盛り上がり、それに続く内股の光り輝く肌の白さに目が奪われた…。

(クーッなんて躯をしてやがるんだ…)

少女はすぐにスカートに脚を通し、腰に引き上げた。
一瞬の出来事とは言え…剛史の股間は痛いくらいに膨張していた。

少女の乳房は上半身の華奢さに対比して以外に大きかった…その形はブラジャーで判別は出来ないが、乳房から鎖骨に続く剥き出しのまろみから想像すると…上向きの素晴らしい乳房が想像出来た。

少女は服を剛史の手から受け取るとリボンを通して頭から着始めた。

刹那、少女の腋をかいま見る…白く無毛のへこみはとろけるように滑らかだった。

(このガキ…毛は薄いと見た…)

剛史は少女の恥丘を想像した。
(無毛というよりは…ほんのわずか…まばらに柔らかな巻き毛が生えてたら…最高なんだが…)

少女は着おわって…もじもじとした仕草で剛史に正面を見せた。

(クーッ…いいねー)
(これほどの美少女…あの禿のエロクライアントに見せたら一千万は軽く出すよな…)

(今田のヤロー…なんでそうしなかったのかなー)
(誰に預けようがこれほどの美少女…性の餌食にされることは分かっていたはず)
(だったら逃亡資金にと換金すればいいものを)
(あいつも人の子ってことか…)
(どうせ食われるなら俺ならば…そんなところか)

「ホーッ、よく似合ってるぜ」
「これを着て明日から学校に行くんだな」

「ありがとうございます…こんなにまでしていただいて…」

「体操着も買おうと思ったが…サイズが難しかったから買ってはこなかったが…」
「明日、自分でサイズ選んで買ってくるんだな」

(クーッ、ブルマ…ね…それもいい)
剛史は少女のブルマ姿を想像し股間をさらに堅くした。


早い夕食を終えキッチンでくつろぐ。
少女は赤いワンピの裾を泳がせて食器を洗っている。
腿から続く膝裏の艶めかしさに剛史はみとれていた。

そしておもむろに切り出す。

「沙也加…それが終わったら…」
「一緒に風呂に入ろう」

「…………」

少女は食器を洗う手を止めた…そして振り返らずに肩を微かにふるわせた。

真空の時間が流れる…。
少女は顔を上げ、思い切るようにお湯の栓の締めた。
そして小さく「ハイ」とつぶやき、エプロンで手を拭いた。

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